私にとっては当たり前でも、お客様にとっては「ええっ?そうなの?」と言う事はパソコンの世界でもよくあります。
お客様宅でサポート中、外付けUSBハードディスクをお客様が取り付けたら画面のようなメッセージが。
!このデバイスはさらに高速で実行できます
USB大容量記憶装置は、高速 USB3.0 ポートに接続するとさらに高速で情報を転送できます。
お客様にこの件をご案内すると、
ああ、よく出ますけどわからないので無視しています。このメッセージ。
使えないわけじゃ無いので。
とお客様。
これはですね、青いUSBコネクタに挿してくださいという意味なんです。
と私。
え!?USBの青いコネクタって意味があるのですか!?
・・・まあ、そうですよね。
USBは時間の経過と共に、USB → USB2.0 → USB3.0 と進化してきました。
転送速度も 10Mbps → 480Mbps → 5GB (USB3.1は10GB) へスピードもアップしました。
ですが、標準コネクタの形状はすべて同じです。
そのため、特に高速の USB3.0 は接続時区別がつくように、「コネクタの色を青」にしました。
もう10年近くも前の話です。
今はUSB、マイクロUSBやUSB-TypeCなど、多種多様なインターフェースになってしまっています。
話を戻して、そういう意味も有り、ハードディスクやSSDなど、特に高速でデーターを転送したいUSB機器を購入した場合、
コネクタの色が青色でしたら、青いUSB差し込み口に挿しましょう。
もちろん、USB3.0対応のパソコンであることが前提ですが。
USB2.0
USB3.0
我々にとってはこういった当たり前の事が、ユーザーはわからないのです。
サポートを仕事にしていてこういう場面に遭遇した場合、
おお!一つ賢くなったよ!!
とおっしゃって喜んでくださるお客様の顔を見るのが、この仕事をさせていただいていて、とてもやりがいになるのです。