WindowsVistaのサポート終了が近づくにつれ、私の友人でもパソコンの買い替えをなさる方が増えて来ました。
そうするとプライベートでも結構こういうメールも増えて来ます。
iPhone・iPadをiCloudで管理・バックアップされて見えない場合、パソコンのiTunesは必須のアプリです。
iCloudでバックアップをする場合、無料の5GBではほぼ不可能なため、有料契約なさりませんと全部のバックアップはまずできません。
そのため私がiPhone買い替えサポートの時を行わせていただく時は、
パソコンをお持ちかどうか、iTunesを使用できるかどうかが大きな問題になってきます。
iTunesはアップルのWEBページよりダウンロードすることができます。
・AppleのiTunesダウンロードページ
http://www.apple.com/jp/itunes/download/
さて、新しいパソコンにiTunesもセットアップしました。
ではデーターはどうやって古いパソコンから持ってくるの?
ということで、最初のメールのようなお問い合わせがやってきます。
ちゃんと設定さえ行って見えれば、実は思ったよりも簡単にiTunesの音楽データ・アプリデータ・バックアップデータなどをコピー出来ます。
ではその方法です。
今回はVistaからWindows10にインストールされているiTunesへデーターを移行しますが、他のWindowsでも内容は同じです。
まず肝心の設定を確認します。
iTunesの 編集 → 設定 の順にクリックします。
・[iTunes Media] フォルダーの場所を確認します。
※なにも設定を変えていない場合、まず間違えなく「ミュージック」フォルダー内にあります。
・□ライブラリへの追加時にファイルを[iTunes Media] フォルダーにコピーする(F)
に☑が入っているかどうか確認します。(下絵赤色の所)
※入っていない場合、データーがあちこちバラバラに点在している可能性があり、うまくコピーができない可能性が高いです。
・上記☑が入っていなかった場合、☑を入れて、すぐその上の
□[iTunes Media] フォルダーを整理(O)
にチェックを入れます。(下絵緑色の所)
OKを押すと[iTunes Media] フォルダーの整理が始まり、点在していた音楽データーを[iTunes Media] フォルダーにコピーしてくれます。
終了後、[iTunes Media] フォルダーではなく、その一個上の階層の iTunes フォルダーをまるっとUSBメモリーや外付けハードディスクなどにコピーします。
新しいパソコンのiTunesを起動し、初期設定の後先ほど同様 編集 → 設定 の順にクリック、
詳細環境設定で[iTunes Media] フォルダーの場所を確認(これもまず間違えなくミュージックフォルダーにいます)します。
・□[iTunes Media] フォルダーを整理(O)
・□ライブラリへ追加時にファイルを[iTunes Media] フォルダーにコピーする(F)
の両方に☑を入力して OK をクリック。
後は旧パソコンからコピーしたUSBメモリー・外付けハードディスク等にコピーした iTunesフォルダーを
そのまま新パソコンの iTunesフォルダーに 上書きコピー します。
以上でiTunesのデーター移行は完了です。
ちゃんと音楽データーやアプリデーターが移行しているか確認しましょう。
iTunesStoreで購入した音楽やビデオ・書籍などは一部再ダウンロードが必要な場合もあります。
ちゃんと上書きコピーしないと私の友人みたいにはまります。
最後にご使用のiPhone・iPadを接続し、制御するiTunesを新しいパソコンに親移行設定して完了です。
iPhone接続、初期設定後、概要~写真までの同期設定を旧パソコンと同じにします(もちろんこれを機に新しく設定し直してもOK)。
適用 → OK にてiPhone・iPadの親iTunesが新しいパソコンに移行します。
上書きするとまるっとデーターが移行するというのは、アップルらしくて良いですね。