
ではこのPhishWallプレミアムとは何をするソフトなのでしょうか。
簡単に申しますと、そのページが偽装詐欺ページではなく、正しいページかどうか判断をするソフトです。
最近オンラインバンキングでは、-オンラインバンキングだけでなく通販やアカウントなどでも-、偽装サイトと言われる、本当のログイン画面と見た目同じページを作り、
そこでだまされてユーザーIDとパスワードを入力してしまったために大切な個人情報やお金を盗られてしまった・・・という詐欺事故が相次いでいます。
なので、オンラインバンキングのログインページには必ず下記のような注意を促す警告が書かれています。

最近ではアップルでも偽装サイトでアップルIDを盗もうとする迷惑メールが横行しています。
「あなたのApple IDを一時停止しました」という迷惑メールに注意
その入力画面が果たして正しいかどうかを判断するソフトがこのPhishWallプレミアムというわけです。
PhishWallプレミアムをインストールして三井住友銀行オンラインバンキングログイン画面に行くと下のようにこれは三井住友銀行のページと表れ、●●●とグリーンでOKランプがつきます。

もし偽装サイトでしたら当然ここが赤で●●●となるわけです。

InternetExplorer以外、FirefoxやChromeではインジケーターはなく、タスクバーの右下に通知として表れます。

これで、このページが間違えなく三井住友銀行のページで、偽装ページではないと教えてくれます。
ただ、ちょっと残念なのは、(おそらく)PhishWallと契約していない銀行ではこのランプはつかず、何処のページかどうかを教えるだけとなります。
まあそれだけでも十分偽装サイトかどうかわかるのでありがたいですけどね。
・三菱東京UFJ銀行

・ジャパンネットバンク

・楽天銀行

ちなみにアップルIDのサインイン画面では下記です。
ドメインと国がわかるので、銀行以外でもこういった目安になりますので、そういう意味ではインストールしておいて損は無いかと思います。


インストールは、PhishWallプレミアムを提供しているセキュアブレインのWEBページから可能です。
PhishWallプレミアム自体は無料ですので、三井住友銀行ユーザー以外でも誰でも使うことが可能です。
・PhishWallクライアントのダウンロードページ(Windows版とMac版がございます。)
インストールは簡単ですが、自信がない場合は専門家に依頼するか、セキュアブレインが動画を公開していますので、そちらをご覧ください。
ツールバー右にある、「ウイルス対策の強化」をクリックすると、セキュアブレインが提供している無料のウイルス対策ソフト、「gredアンチウイルスアクセラレーターFree」の紹介ページに飛びます。
既にノートンやウイルスバスタークラウド・マカフィー・カスペルスキーなど、有料のウイルス対策ソフトを導入されて見える方は必要有りません。
(医者が二人で注射うつのと同じでウイルス対策ソフトは一つのパソコンに二本インストールしてはいけません)
後、三菱東京UFJ銀行では、PhishWallプレミアムではなく、IBMのRapportというセキュリティソフトを推奨しています。
こちらも内容的にはPhishWallプレミアムと同じです。
●●●のインジケーターがRapportの→アイコンになり、ここがグレーかグリーンかで判断します。

ただ、こちらは三菱東京UFJ銀行やその他Rapportを推奨している銀行の口座がないとインストール出来ませんが・・・。
ですが、Rapportを推奨している銀行でお取引があるのならRapportをインストールしたほうが良いでしょう。
(私もお客様のPCでセットアップしたことがございますが、個人的にはPhishWallプレミアムよりちょっと重いので、スペックの弱いパソコンですと動作が遅くなるかな・・・って感じがしました)

偽装サイトは今一番多い詐欺です。
大切なお金・個人情報を盗られないよう、ご注意ください。