OSにはセキュリティ問題の改善など、アップデートがつきものです。
WindowsではそれをWindows Updateにて行っております。
上記はWindows7のWindows Updateの画面です。
このUpdate、Windows8.1まではユーザーが制御することができました。
更新プログラムをインストールする・しないの選択が個別プログラムででき、
そのインストールするタイミングも設定できましたし、その気になればWindows Updateをオフにすることもできました。
ところがWindows10からは(特にHomeエディション)制御することができなくなりました。
無条件で再起動時Windows Updateが働きます。
できるのはせいぜい再起動時に更新プログラムが適用されるのを少し遅らせることぐらい。
Windows10 Proはこの期間を数ヶ月遅らせることができます・・・が数ヶ月後は無条件で更新プログラムが適用されます。
回避はできません。
個人の設定にて、特定のプログラムだけWindowsUpdetからのインストールを回避すると言う事ができなくなりました。
このブログでは何度も書いていますが、この「勝手にプログラムが適用される」という風潮は勘弁して欲しいものです。
ですがもう、避けようのないIT業界の風潮なのでしょうね。
しかも今回はプログラムを入れない・・・という選択さえもマイクロソフトは取り上げてしまいました。
もし、Updateプログラムに致命的な不具合が有った時、今回のWindows10はパソコンだけでなくスマートフォン・タブレットにも適用されますので、世界中は大混乱を起こすでしょうね。
これ以外でもWindows10は標準で個人情報やキー入力のプライバシーなどを吸い上げるなど、
個人的にはGoogleよりもたちの悪いメーカーに成り下がってしまいました。マイクロソフトは。
などと文句を言っていても仕方ないので、Windows10を使う以上、受け入れるしか有りませんね。
これからは大メーカーといえどもプログラムのインストールやOSのセットアップ時には「推奨設定」は行わず、
面倒でも自分でひとつひとつ確認をして選択して、可能な限り設定で自己防衛していくしか有りません。
これはパソコンだけでなく、スマートフォンでも同じことなのです。
「推奨設定」というのはユーザーのための設定ではなく、メーカーがユーザーの情報を吸い上げ、自社が儲けるために好き勝手するための設定と理解した方が良いでしょう。
これからは大メーカーといえど信用して「推奨設定」を考えずに選んではいけない時代なのです。
さて、WindowsUpdateが無条件で行われる・・・ということは、知らない間に大量の更新プログラムがダウンロードされている・・・ということでもあります。
普通に固定回線などでインターネット接続している方は問題有りませんが、LTE回線のポケットWi-Fiやスマホのテザリングにてお使いの方、
WindowsPhoneのスマホでお使いの場合、このアップデートのせいで月々のパケット料容量制限にあっという間に届いてしまうという事態が起こりえます。
Windows10 (Windows8.1もできます) の場合、お使いのWi-Fiネットワーク毎に従量課金制のWi-Fi設定をすることができます。
方法は、
設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi→従量課金制限で使っているWi-Fiを選択して→詳細オプション→「従量制課金接続として設定する」をオン
です。
これにより、
・WindowsUpdeteで緊急を要すプログラム以外
・Windowsストアからのアプリダウンロード・更新
・スタート画面のタイル更新(メールやFacebookの中が見えるやつですね)
・クラウド(Onedrive・Dropbox・GoogleDriveなど)の自動同期
が制限されます。
ポケットWi-Fiやスマホのテザリングなどでインターネットアクセスすることが多い方はあらかじめ設定しておいた方がよろしいかと思います。
このへんはスマートフォンでOSのアップデートを行って見える方にはおなじみなのかもせれませんね。