このパソコン、富士通のFMV LIFEBOOK S560/Bという機種です。
ご覧の通り、Windows10無料アップグレード予約アイコンが出ています(赤枠内)。
当然予約もできました。
さて、この機種、発売は2011年1月発売です。
FMV LIFEBOOK S560/Bスペック詳細
前回のブログ記事でも触れたとおり、富士通がメーカーとしてサポートするWindows10無料アップグレードは2012年10月モデル以降です。
当然この機種もWindows10無料アップグレードサポート対象機種一覧には載っていません。
富士通のWindows10無料アップグレードサポート機種一覧
・個人用パソコン
・法人用パソコン
そのページにも、
Windows 10は、すべてのWindows 8.1、Windows 7パソコンに1年間無償でダウンロードできるとマイクロソフト社よりアナウンスされておりますが、以下の対象機種にない当社製パソコンについては、動作確認情報および対応のドライバなどの提供、サポートを行いません。
・・・と、しっかりと書いてあります。
なので、このパソコンをWindows10へ無料アップグレードするのは、マイクロソフトは推奨していますが、
パソコンメーカーの富士通が保証していないので、
あくまで自己責任の下でWindows10へ無料アップグレードを行う
と言う事になります。
これ、納得できます!?
なかなか納得できませんよね。
ですが、そういう事なのです。
おそらくWindows10にはアップグレードできるでしょうが、プリインストールソフト、
画面表示や音を鳴らしたり、インターフェースやy周辺機器などを動かすドライバー等、
もしかしたらWindows10で動作しないものが出てくる可能性があります。
動作しなかった場合、すべてそれはマイクロソフトや富士通などのパソコンメーカーが責任持つのではなく、
もう一度書きますが自己責任なのです。
Windows10へのアップグレードは、ちゃんとご自分のパソコンがアップグレード対象機種なのか、ドライバーは提供されているのか、
お使いのソフトや周辺機器がWindows10に対応しているのかどうか、すべて確認してから行うようにした方が懸命です。
特にWindows7からのアップグレードの場合、ソフトが未対応というパターンが非常に多いと思います。
Windows7では動くけど、Windows8で動かなかったバージョンのソフトが、
アップデート無しでWindows10で動くとは非常に考えにくいです。
Windows10へは無料でも、ソフトは新しいバージョンを買い換えることになる可能性が大です。
※各パソコンメーカーのWindows10無料アップグレードサポート機種一覧へのリンクは、前回のブログ記事に書きましたのでご参考にしてください。
ハードメーカーはWindows10無料アップグレードを対象全部のPCにはサポートしない!!
また、万一のためにアップグレード前にはパソコンのバックアップを取っておいた方が良いでしょう。
今回のマイクロソフトが決めた、
「Windows7、Windows8ユーザーは無料でWindows10へアップグレードします」
というのは、パソコン業界にとっては
うわぁ~なんてことするんだ!!
だったのでしょうね。
ですが、決まったものは仕方がない。ちゃんとWindows10でも動かすように・・・しないのがパソコンメーカー、ソフトメーカー。
この業界の腐ったところです。Windows95以前の時代から変わっておりません。
トラブルの責任はすべてパソコンユーザーに押しつけられます。
文句を言っても、上の富士通のように、
ちゃんとWindows10無料アップグレードサポート機種はWEBページで発表しています。
当社に責任は有りません。自己責任です。
と、逃げられます。
まあ、コストかかりますからねぇ。
新しいWindows10搭載パソコン売れなくなるしメリット一つもないですからね。
ですが、ユーザー無視というデメリットは大きいと思うんですけどねぇ・・・・
Windows10アップグレードは本当に慎重に、そして、わからない場合はプロに相談した方が懸命だと思います。
7月29日以降が怖いなぁ・・・。