Adobe Flash Player Pluginは各ブラウザ毎にインストールする必要があります | Tascal PCサポート情報

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お客様から、

Flashが先日アップデートして、アップデート作業したのにこんな画面が出ます。
アップデートうまくいってないの?


 


・・・と問い合わせがありました。

Adobe Flash Player とは、インターネット上で動画を表示させたり、ネット経由でコンピューターを操作させる技術の一つです。
Youtubeやニコニコ動画をはじめとする動画サイトや、ゲームやアンケート等にも使われています。

そのため、ウイルスからも格好のターゲットとなり、Flashに脆弱性が見つかるとそこをついたウイルスがすぐ作られ、
情報漏洩や乗っ取りの対象になったりする危険もあります。

なのでFlashは脆弱性が見つかるとすぐアップデートを行います。
その際はコンピューターの電源を入れたときに下記のようなメッセージが出てアップデートを促してくれます。

  
 


 このお客様もこのメッセージでFlashのアップデートを行ったとのことでした。

お伺いしてみると確かにエラーが出ています。
よくよく調べてみると・・・・

このお客様はブラウザにFirefoxをお使いでいらっしゃいました。
ですが、規定のブラウザはInternet Explorerになっていました。

 


Flash Playerは各ブラウザ毎にインストールする必要があるのですが、
パソコン起動時に出てくるFlash Player アップデーターは「規定のブラウザ」のみにアップデーターをインストールするだけだからと言う事がわかりました。

 ということで、そういうときはそれぞれお使いのブラウザすべてで、Adobe のFlashページからインストールを行ってください。

Adobe flash Player インストールページのURLは、 https://get.adobe.com/jp/flashplayer/ です。

 


アップデートの際、古いFlash Player Plugin はアンインストールする必要はございません。
自動で新しいバージョンにアップデートしてくれます。

ただこのFlash Player、最近はウイルスやランサムウェアによる偽画面の対象にされていますので、
検索やEメール等で届いたリンクには偽物があるのを注意してください。

日本語で上陸してきた“ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)”に注意

できれば間違えないFlash Playerインストールページをお気に入りに登録しておいて、そこから定期的にアップデートした方が良いと思います。

 それにしても、規定ブラウザしかpluginをアップデートしないってのは何でなのでしょうかね・・・
いまの技術ならそのパソコンにどのブラウザがインストールされているのかなんてわかるでしょうに。


 最後に・・・・
 今回のFlashPlayerアップデートはかなり深刻な脆弱性に対応したものなので、
おそらくアップデートしないと、今回のようなエラーが出ていろいろなFlashページが見られなくなると思います。

是非ともFlashPlayerアップデートを行いましょう。
(Windows8はFlashPlayerアップデートは無いのでWindowsUpdateでアップデートしましょう)

※IPA情報処理推進機構より
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSA15-04)(CVE-2015-5122等)(APSB15-18)

概要
アドビシステムズ社の Adobe Flash Player に、ウェブを閲覧することで DoS 攻撃や任意のコード(命令)を実行される可能性がある脆弱性(APSA15-04)が存在します。
これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンが制御されたりして、様々な被害が発生する可能性があります。