自律進化組織研究所 (改 : 患者サービス研究所) -24ページ目

自律進化組織研究所 (改 : 患者サービス研究所)

結果にコミット! みずから活性化し進化する組織を実現します。

■職員のコミュニケーション能力を上げるために

よくコーチング、

アサーション、

アンガーマネジメント、

ファシリテーション、

交流分析、

レジリエンス、

などなど…を研修に組み込むことがあります。

 

ところが、

コミュニケーション・テクニックの代表格であるコーチングでさえ、

「学んでも、うまく活用できない」

という声もまたよく聞きます。

 

「コミュニケーションといえばコーチング」

というイメージを持つ人も少なくなく、

多くの組織が、せっかく費用をかけて職員に学ばせても、

結局、現場がそれほど変わっていない…。

 

なぜか?

 

それは、そもそもコーチングはじめコミュニケーション・テクニックとは、

相手が対面してくれることが前提で成り立つものだからです。

 

コーチングのスクールでも、

当然、対話の演習をたくさんしますが、

スクールでの演習では、

クライアント役の受講者がお行儀よく

「相談に乗ってください」

というので、

コーチ役の受講者は、

それを丁寧に傾聴したり、問いかけをして導いてあげれば良い、

という経験をすることになります。

 

しかし、実生活や職場ではそうはいきません。

 

コーチングに限らず、

あらゆるコミュニケーション・テクニックについても

同じことが言えます。

 

最も導いてやりたい職員ほど、

自分との間に気軽に話せる関係性がないので、

そもそも対話することがありません。

 

まして、スクールで教わった通りに、

二人だけの部屋で、ゆっくりと1時間もセッションをすること

など、相手が望むことがありません。

 

もし、そんな環境にみなさんが

「ちょっと来てくれ、話そう」

といって、相手が応じてくれるくらいなら、

すでに一定の信頼関係ができているでしょうから、

結局、コーチングもさほど必要ではないことになります。

 

つまり、コミュニケーション・テクニックは、

対話するつもりが1ある人には、

さらに3、5へと、深い対話をして導いてやることができる

可能性がありますが、

 

最も肝心の、対話をするつもりが0の人には、

その技能を活かすことができないということです。

 

このように考えてみれば、

実は、最も重要なのは、

対話をするつもりが0の人を、

対話に応じようという気持ちをまず1だけ、

持ってもらうための方法だということです。

 

このように、

関心0の人に、まず1の関心を持ってもらうための

0→1モチベーションが最も重要となるのです。

 

■実は、

これは組織や仕事に対するモチベーションについても

同じことが言えます。

 

かつての日本では、従業員は定年まで働くのが当り前でした。

 

なので、

「厳しく鍛えれば、伸びる」

というのが大前提だったのです。

 

つまり、

1もやる気を、3や5へと導けばよかった時代なのです。

 

しかし、いまの従業員は、

必ずしも働き続けることが前提ではありません。

 

つまり、いつでも辞める選択肢があり、

ここでもっと頑張ってゆく気持ちは0、

ということも珍しくないのです。

 

そのため、

ちょっと指摘しただけで、

病んだり辞めたりしてしまうこともあるのです

 

「なんとしても頑張り続ける」

というコミットメントがないからです。

 

なので、

コミットが0の人を、

「大変でもここで頑張ってみよう」と

コミットを1にすることができなければ、

組織が、生産性を上げることができない時代だと言えるでしょう。

 

こんにちの若い社会人は、

学校でも、

教師の注意を聞かずに帰ることが許される文化の中で

育って来ました。

 

嫌がる学生を引き止めて、教師が長々と説教すれば、

体罰だのパワハラだのと言われてしまいます。

 

そんな自由な

「いつでもその場を放棄できるのが当り前」

の生活を経てきた人たちですから、

社会に出ても、

辞めたければ辞めることに違和感はありません。

 

親の脛をかじって、50歳まで引きこもれる…、

それが今の日本なのです。

 

このように、

「逃げる自由」

が保証されている時代です。

 

ということは、

それでも職員をうまく巻き込んで、

全体の生産性を上げようとするならば、

組織は、職員に

「逃げないで向き合ってみよう」

と思わせることができなければならない時代だということを

意味します。

 

したがって、

コミュニケーションに応じてもらえる関係性を

まず創ること、

つまり、関係性を設計する

「関係性エンジニアリング」

が、

コーチングなどのコミュニケーション・テクニックよりも、

重要となるのです。

 

■本来、こんにちの日本では、

このように、

向き合うつもりが0の人を、

向き合ってみようかなという1の人にする

「0→1モチベーション」

が研究されなければならない事態になっています。

 

しかし、これまで、

どんなに叩いてもいじめても

従業員はいずれも

少なくとも1のやる気を持っている者ばかりだったので、

それを3や5にするために、

単純に厳しくすれば良かった時代が何十年も続いて来たので、

 

組織にも、社会にも、

「0→1モチベーション」

を研究する視点も基礎もありません。

 

■では、どうすれば職員が

「対話に応じてみよう」

「向き合ってみよう」

と思ってくれるようにできるでしょうか?

 

実は、考え方はシンプルです。

 

たとえば、親しくない相手から、

「後でおごりますから、いまおごってください」

と言われておごる人はいないでしょう。

 

同様に、

「後で力になりますから、まず力を貸してください」

と言われて、力を貸す人はなかなかいないでしょう。

 

つまり、

「Give&Take」

という言葉の通り、

おごって欲しければ、まず自分がおごること、です。

 

力になって欲しければ、まず自分が相手の力になることです。

 

ということからすれば、みなさんが

「組織の言い分を聞いてほしい」

とTakeから話しても伝わらないことは明らかです。

 

組織の望んでいることを聞いて欲しければ、

まずその前に、

組織側が、職員の望んでいることに耳を傾け理解する

Giveから始めなければなりません。

 

ということは、ズバリ、

「組織づくりは『聴く』ことから始まる」

ということです。

 

職員全員がお互いに、この

「聴く」

ということができるチームは、

結束が強くなることは言うまでもないでしょう。

 

というのも、

職員全員が、お互いにGiveし合うということであり、

お互いに理解し応援し合うチームだということだからです。

 

そして、この

「聴く」

職員全員がお互いに、自然に、継続してできるための方法、

それが

「HIT-Bit」

です。

 

そのため、HIT-Bitを行うと、

これまであまり向き合っていなかった職員同士が

対話をするようになり、

協力関係が生まれます。

 

お互いがつねに

「聴くからね。応援するからね」

とGiveし合うようになるチームの変貌ぶりは、

目を見張るものがあります。

 

そんなチームには、

もはや、

「どうすれば、コミュニケーション・テクニックを

身につけさせることができるか?」

と悩まされることはありません。

 

この「HIT-Bit」が、

まさに、意図的・作為的に行なう

「関係性エンジニアリング」

です。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2019年12月23日(月)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

A5判、76ページ

1部800円となります。

お求めはこちらから

 

■プロフェッショナル仕事の流儀をご覧になりましたか?

 

16日深夜、再放送があります。

 

職員全員の底力を引き出して、

生産性を最大化する

「全員参加の総力経営」

を実現したいならば、参考になります。

 

■さて、多くの現場では、

採用時には、

「これが組織の命運を決める」

と言わんばかりに志願者を吟味して、

合否を決めていることでしょう。

 

「組織は人で決まる」

とも言われますから、そうなるのは当然でしょう。

 

その割には、

退職に対しては、有効な対策を講じていない傾向があります。

 

その人材を活かすために、

あらゆる手を尽くして、

どうしてもうまく活かせなかった、という場合には、

不満を抱えて辞めるということも起こりません。

 

まして、退職代行会社を使うなど

ありえないはずです。

 

また、組織が職員を活かすことができるよう

手を尽くしていれば、

メンタル疾患に見舞われる職員も出ないはずです。

ところが、メンタル疾患が原因となっている

休職や退職が後を絶たないのが現実です。

 

良い人材を採用しようと必死になったはずが、

入った職員に現場では、

業務を教えることには余念がないものの、

「やりがいなんて、自分で見つけるものだ」

と、心を満たすようなことができていない

というケースが少なくありません。

 

■要するに、

我が国の組織においては、

採用には力を入れ、

入職後には

職員には技能教育を施すものの、

 

職員を最大限に活かすため、

やりがいや誇りを感じられるような環境づくりを

ほとんどしてこなかった、

というのが実情ではないでしょうか?

 

職員一人ひとりの思いを大切にするためには、

承認する人的環境(人間関係)が必要です。

 

また、

職員がやりがいと誇りを感じることができるためには、

「意味づけ」してくれる環境が不可欠です。

 

そして、それができていれば、必ず、職員から

「この仕事には理屈じゃない魅力がある」

「この職場にはお金では買えない体験がある」

「この人たちと一緒だから頑張れる」

といった声が聞かれているはずです。

 

「へー、そうなのかー」

と思った方もあったかもしれません。

 

というよりも、

「職員が活性化する」

というイメージがわかない人が多いのではないでしょうか。

 

その証拠に、最近はやりの

「エンゲージメントって何ですか?」

と聞かれて、明確に答えられる人は少ないことでしょう。

 

昭和前半の軍人精神や

昭和後半の根性論のおかげで、

「仕事は大変なもの」

「冗談など不謹慎」

「職場で笑顔の必要なし」

「自分の希望より会社の使命」

といった精神論がいかに染み付いているか、お分かりでしょう。

 

そのため、多くの組織が、

「職員を活性化して、生産性を上げたい」

という願いを持つ一方で、

「職員が必死になることで、生産性を上げるべき」

という正反対の思考をしているのです。

 

こんにち、多くの組織が

職員の活性化を実現できていないのは、

そうした自己不一致を抱えているからに他なりません。

 

この発想を切り替えて、

職員が心から

「もっと頑張りたい」

と思える組織体質を創らなければなりません。

 

そして、

組織が職員の力を最大限に引き出すならば、

どうすれば、

「理屈じゃない」

「お金じゃない」

「この人たちだから」

といった声が上がってくるようになるのか、

 

そのような組織になるための

過程を、設計していなければなりません。

 

たまたまそうした組織になったとしても、

それは、いつかなくなってしまいます。

 

なぜなら、そうした現場づくりを

組織がコントロールしているわけではないので、

自然発生したものは自然消滅するからです。

 

つまり、

「こうしてこうすれば、こうなる」

という設計が必要なのです。

 

■ところが、

そうした組織体質づくりの設計術について、

日本ではほとんど研究されていないでしょう。

 

永年続いた「指示命令体質」の名残で、

「組織づくり=教育研修」

としか考えられない人が多いのではないでしょうか?

 

それとも、

「組織づくりをするなら、

できるだけ教育・研修をしない方法を探すべきだ」

というのが組織活性化の基礎だということを

知っている人が、いるでしょうか?

 

それほど、

我が国の組織においては、

採用には力を入れ、

入職後には

職員には技能教育を施すものの、

 

職員を最大限に活かすため、

やりがいや誇りを感じられるような環境づくりを

ほとんどしてこなかった、

ということが、明らかでしょう。

 

そもそも、教育研修を施すことは、

職員の価値観を抑圧するものであり、

現場を疲弊させる作用が大きいものです。

 

反対に、

職員の価値観を解放して、

現場を活性化するためには、

教育研修をなるべくしないことです。

 

では、どうすればよいのか?

 

■職員の価値観を解放するためには、

職員が発言することが当り前の環境を作らなければなりません。

 

それが、患者サービス研究所の提唱する

1日5分のコミュニケーション・モデル

「HIT-Bit」

です。

 

なので、HIT-Bitを開始すると、

間も無く、

「職員の表情が明るくなった」

「会話が増えた」

「お互いに協力し合うようになった」

など、風通しが良くなる効果が現れます。

 

さらには、

職員全員の底力を引き出すので、

管理職が予期しなかった問題提起や改善提案が、

部下職員から、日々上がるようになります。

 

もし、

全員参加の総力経営を

本気で実現したいと思うのであれば、

まず、教育研修をやめることです。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2019年12月23日(月)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

A5判、76ページ

1部800円となります。

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■医療現場に、無駄にして良い経営資源はありません。

 

経営資源とは、

ヒト・モノ・カネ・情報のほか、

知識・技術・能力などの知見・技能、

さらには、連携先との良い関係性といった

無形の資源も含まれます。

 

そして、

医療機関が、

知見、技能、施設設備、取引関係その他、

すべての経営資源を最大活用することを、

いまほど必要としている時代はないでしょう。

 

とりわけ、

活用次第で最も効果が大きく変わり、

今よりはるかに生産性を高くしてくれる経営資源が

「ヒト」

であることはみなさんもご存知の通りです。

 

■たとえば、モノやカネや情報が、

自分からみなさんのデスクに来て、

「あの問題、気になりますよね。

自分で調査しておきました。

もしよかったら、

人数を確保して、部署を作り、

みんなで改革してゆきたいと思います。

よろしいでしょうか?」

などと、言い出すでしょうか?

 

あるいは、

モノやカネや情報が、

みなさんが朝、出勤したところをつかまえて、

「ちょっといいですか?

うちの病院なら、業界の中で、

こんなことが可能ではないですか?

こうしたことをしてこそ、

うちらしい病院じゃないですか?」

と、思いがけない提案をしてくれることがあるでしょうか?

 

または、

「ちょっといいですか?

最近、現場のムードが良くないと聞いたので、

軸となる職員たちと食事会をしたり、

個別面談をしてヒアリングしました。

そこで、

次回のあの施策、

もっとみんなで取り組めるように

公募制で進めさせていただけませんでしょうか?」

と、職員の気持ちを聞き出したり、

アイディアを出してくれることがあるでしょうか?

 

改めて言うまでもなく、

そういうことができるのは、モノやカネや情報ではなく、

「ヒト」

すなわち職員だけです。

 

■とは言うものの、

「うちの職員なら、そんなふうに、

みずから気づき考え話し合い行動するようになるだろう!」

という、イメージがわかないでしょうか?

 

イメージがわかないのは、

無理もありません。

 

ほとんどの組織が、

そんな組織づくりや職員づくりをしてきていないのですから。

 

しかし、「ヒト」を活かさない手はないでしょう。

 

なぜなら、そうした職員づくりにコストはかからないからです。

 

もし、モノ・カネ・情報を使って

生産性を2倍にしようとすれば、

2倍の費用がかかりますが、

「ヒト」

は、いくらでも可能性を広げてくれます。

 

上述したように、

今の現場の職員を活かすことができれば

みなさんが予期しない問題提起や改善提案を

挙げて来てくれ、

許可すれば、喜んで取り組んでくれます。

 

「ヒト」

を活かさないのは、

いまの多様化・複雑化した社会環境の中で

最も高度で専門的な業務を展開している医療現場では

とても考えられません。

 

また、そうでなければ、

経営陣が見えないところで、

ロスが生まれ続けたり、

リスクが解消されず、

経営の根幹を揺るがしかねません。

 

また、

「もっとヒトを活かしましょうよ!」

とみなさんに提言してくれるのもまた、

「ヒト」

だけです。

 

なぜ、こんなに

みなさんに見えないところを見て、

みなさんに思いつかないことを考え、

みなさんの手足となり、

みずから動いてくれるはずの職員の方々を、

最大限に活用しない組織が多いのでしょうか?

 

■では、どうすれば良いか?

 

「ヒト」

を活かすとは、まさに活性化です。

 

人を活性化するには、

その人の価値観を解放することに尽きることは、

いつもお伝えしている通りです。

 

ではどうすれば、職員の価値観を解放することができるか?

 

どうすれば、

職員が

「患者さんやご家族、地域、病院が

より良くなるために」

と、活き活きと話し、考え、行動することが当り前の組織を作ることができるでしょうか?

 

その第一歩、

「価値観を解放する」

ことを習慣化するためのコミュニケーション・モデル、

それが

「HIT-Bit」

です。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2019年12月23日(月)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

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◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

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1部800円となります。

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■人が、みずから気づき考え、

新しい行動をし、自律的になるには、

「承認される」

環境が必要不可欠です。

 

「承認」

とは、ジャッジせずに相手を認めることです。

 

ジャッジされてしまう環境の中では、

失敗することが恐くなってしまい。

新しい行動をできず、萎縮してしまうからです。

 

自律的にするためには「承認」が必要不可欠ということです。

 

■なお、有名なアドラー心理学では、

「承認欲求はダメ」

と説明されていますので、

混乱している方もあるでしょう。

 

この点も明確にしておきます。

 

■ただし、その最も重要な「承認」について、

改めて明確に説明されていないので、

ここで明らかにしておきます。

 

まず、

「相手を認める」

には2つあるということです。

 

1つは医療現場には馴染みのある

「評価」

です。

 

「評価」

とは

「組織や上司のものさしに照らして、良い・悪いを判断すること」

です。

 

「良いか、悪いかをジャッジされる」

ということです。

 

したがって、言動が組織や上司にとって良くないと判断された場合には、

「マイナス評価」

もあるのです。

 

他人に迷惑をかけることや、他人から悪く思われることに

大きな抵抗を感じる日本人は、

とかくマイナス評価を恐れるあまり、

「良い結果が出る保証のないこと」

にはチャレンジしたがりません。

 

つねに評価される我が国の多くの職場においては、

結果だけを見られてしまうために

職員が萎縮し、

新しい進化が生まれにくいのは、そのためです。

 

また、

「評価」

とは組織や上司の価値観を基準に見られているので、

職員にとっては、自分の

「価値観の抑圧」

が強いられているため、

精神衛生的にも、不健全な状態であり、

心が疲弊することにつながります。

 

ただし、誰でも、結果を出した時には、

結果を出したことを認められたい感情がありますから、

「評価」

は重要です。

 

したがって、

「評価をしてはならない」

ということではありません。

 

「評価」

だけの職場では進化が生まれない、ということです。

 

ただし、評価されたいという

「評価欲求」

に振り回されていると、

それは他者の価値観についていこうとし続けることであり、

当然つねに他者から満点をもらえるわけではないので、

疲弊するばかりとなります。

 

どこまでも自分が満たされないので

精神的には危険ですから、

「評価欲求」

は持たない方が良いでしょう。

 

では、「評価」以外に何が必要か?

 

■それが

「承認」

です。

 

「承認」

とは、

「無条件に、理解し応援すること」

と言ってよいでしょう。

 

母親が、生まれたばかりの赤ちゃんに

愛情を注ぐのは最も大きな

「承認」

だと言えるでしょう。

 

人は、

「承認」

されると、大きな勇気と元気を得られるものです。

 

基本的に認められているという前提があれば、

人は思い切ったチャレンジができます。

 

承認される組織においては、

成功する保証のない新しいことにも

職員がチャレンジしようと思えるので、

進化がどんどん生まれます。

 

また、

「承認」

とは職員本人の存在が基準なので、

職員にとっては、自分の

「価値観の解放」

が容認されているため、

精神衛生的にも、健全であり、

心が明るく活性化します。

 

なお、承認されたいという

「承認欲求」

は生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで持ち続けているものなので、

捨てることができる人はいません。

 

それほど、根源的な欲求だからこそ、

承認された時には、心から活き活きとするのでしょう。

 

■さて、アドラーはそれらを異なる言葉で説明しています。

 

相手を「評価する」ことを、アドラーは

「褒める」

と呼んでおり、

価値観の押し付けで相手を疲弊させることになるので、

「褒めてはならない」

と言っています。

 

また、相手を「承認する」ことを、アドラーは

「勇気づけ」

と呼んでおり、勧奨しています。

 

さらに、

「相手の価値観に答えて認められたい」

という欲求は、本来

「評価されたい」

という欲求ですが、アドラーは、これを

「承認欲求」

と呼んで、否定しています。

 

そして、

「周囲の人と、お互いの価値観を応援し合う」

関係性、つまり

「承認し、承認される関係」

をアドラーは勧奨していますが、

そのことを、

「共同体感覚」

と呼んでいます。

 

このように、

アドラーはアドラー特有の用語を使っているので、

注意が必要でしょう。

 

というわけで、冒頭に挙げた、アドラーの

「承認欲求の否定」

は、

「他者の基準に合わせて生きようとするのは止めましょう」

という意味だということが伝わったでしょうか。

 

■さて、

自律進化組織を創ろうと思うならば、

チャレンジングな組織風土を創ることが必要となりますので、

最も重要なのは

「職員同士が、つねに承認しあう習慣」

ということになるでしょう。

 

そのためには、

「承認しあいなさい」

と教育や研修を施しても意味がありません。

 

関係性を変えるのは、

「実際に承認し合うコミュニケーションの機会があること」

そのものだからです。

 

そこで、患者サービス研究所では、

1日5分のコミュニケーション・モデル

「HIT-Bit」

をお勧めしています。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2019年12月23日(月)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

A5判、76ページ

1部800円となります。

お求めはこちらから

 

■昨日、テレビで、

家庭に呼べる新しい出張サービスが

紹介されていました。

 

具体的には、3つほど。

 

・おせち料理を作ってくれるサービス

材料を購入しておけば、料理人が来て、おせち料理を作ってくれるというサービスです。

 

・回転すしを楽しめるサービス

リビング・ルームに、持ち込んだ回転レーンを組み立て、すし職人が、握ってくれるというサービスです。

 

・バルーンサービス

たくさんのかわいい風船で部屋中を満たしてくれて、飾り付けでパーティを盛り上げてくれるサービスです。

 

いずれも、

「子どもが喜ぶから」

と、親が利用しているケースが多い模様です。

 

しかし、

「昔は、親が作ったり、子供と一緒に作ったものだ」

「お金で済ませるなど、味気ない」

「過保護だ」

「甘やかし過ぎだ」

と思った方も多いのではないでしょうか?

 

わたしもそう思います。

 

ただし、百歩譲って、

「共働きが普通の現代においては、お金で済まさざるを得ない」

ということにしたとしても、

こうしたサービスで子どもを楽しませるのは、

悲しい時代です。

 

ただし、悲しいだけで済まされない、

もう一つの副作用があります。

 

それは何か?

 

「感謝できない人に育つ恐れがある」

ということです。

 

本来ならば、

いろいろなことを話しながら、

一緒におせち料理を作り、

料理や文化を教えてもらったり、

時には料理を失敗して火や味の加減を知ったり、

 

レーンが回転しなくても、

手巻き寿司をすれば、

遠くの皿をとってあげたりとってもらったり、

作ってあげたり作ってもらったり、

 

派手で高いバルーンはなくても、

折り紙や紙風船や、

自分が描いた絵や花で、

一緒に部屋中を飾ることを楽しむことができるはずです。

 

一緒に時間を過ごし、

一緒に何かを作り、

さまざまにおしゃべりをする中で、

親にたくさん話を聞いてもらうことで、

子どもは、親の愛情を肌で感じることができるものです。

 

それが、いまや、

食事も、

コンビニのおかずシリーズを皿に乗せて出すだけの時代ですから、

パーティのサービスにまでは、

とても時間や手間を割くことはできないのかも知れません。

 

そうした横着できるサービスを利用することを

一切否定するつもりはありません。

 

ただし、それだけでは、

「感謝できない人に育つ恐れがある」

ことを理解した上で、そうした方が良いでしょう。

 

「時間や手間はかけられない。

でも、感謝できる人に育てたい」

と思うならば、どうすれば良いでしょうか?

 

それは、今回の末尾に記載しておきます。

 

■ところで、ここからが本題です。

 

忘年会、新年会の季節なので、

「職員のモチベーションを高めるには、なにをすれば良いか?」

「職員のエンゲージメントを高めるには、どうすれば良いか?」

と考えている経営陣・管理職の方も少なくないでしょう。

 

そもそも、

「せっかく企画しても、職員が参加しない」

と悩んでいるクリニックの院長先生もいました。

 

ビンゴゲームの景品については、

職員が俄然関心を示すが、

「経営陣が、わたしたちをもてなしたりねぎらってくれる時間」

だと履き違えている、ということもあります。

 

もちろん、

パーティを楽しんでもらうことは良いことですが、

招待された業者の方々がいても、

職員が、

お酒を注ぎに行くこともなければ、

「今年もお世話になりました」

とご挨拶にも行かず、

同僚とのおしゃべりに夢中で、

席を離れようともしない、

という例もよく聞きます。

 

お客様であっても最低限の気遣いは

してもらいたいもの、ではないでしょうか。

 

とはいうものの、

経営陣は、

職員にも楽しんでもらいたい、という気持ちもあるでしょう。

 

このように、断片的に見ると、

「あれはああしよう、でもこれはまず、しかし、こうしたい、となると、あれもどうにかできないか、それで、ほんとうにいいのか?・・・」

と継ぎ接ぎのだらけの思考で

霧が晴れないことになるでしょう。

 

■いつもお伝えしていることですが、

なにごとも、最も重要なのは、

「揺るがない目的」

です。

 

「なんのためにやるのか?」

です。

 

忘年会であれ、新年会であれ、慰労会であれ、歓送迎会であれ、

目的は、職員の方々が

「頑張ってきてよかった!

明日からももっと頑張ろう!」

と感じるよう、

「モチベーションを上げること」

ただ一つではないでしょうか。

 

「では、何がもっともモチベーションを上げるのか?」

を考えれば良い、ということになります。

 

そこで陥りがちなのが、

「美味しい料理」

「美味しいお酒」

さらに、ビンゴゲームなどを行なって、

「近郊にあるスパ・リゾートのチケット」

「ディズニー・ランドやUSJの招待券」

など、お得な景品をプレゼントする、という発想です。

 

しかし、費用をかけたプレゼントは、

費用を支出する側ほど、

もらった方は喜んでいないものです。

 

なぜなら、

その費用を捻出するのに、

病院や会社組織が、どれだけ苦労したかが、

伝わらないので、

ありがたみが感じられないからです。

 

「理事長先生がポケットマネーを出してくれた景品」

と言われても、

理事長先生が、普段どんな暮らしをしているか、知らなければ、

職員は、

「去年と同じ額は、今年も出してくれるでしょうねー」

と勝手に想像しています。

 

まして、

病院の予算から出たと思えば、

その額が多いか少ないかなど、想像もつかないでしょう。

 

しかも、お金やモノは、

もらった時は嬉しいですが、

「明日からまた1年間、力を尽くして頑張ろう!」

というモチベーションにはなり難いことを、

みなさんもご存知でしょう。

 

では、どうすれば職員のモチベーションを上げることができるのか?

 

それは、

「意味づけ」

です。

 

言い換えれば、上司や同僚からの

「感謝」

「敬意」

「驚き」

「喜び」

「賞賛」

「あなたの仕事ぶり、しびれます!」

「きみの真面目さには、頭がさがるよ」

「いつも先輩の言葉に救われています」

「あなたの笑顔に癒されてます」

「お前と一緒に働けていることを誇りに思うよ」

……などの意味づけ、つまり

「承認」

です。

 

もちろん、表面的な言葉だけでは、

伝わりませんが、

「心から周囲がそう思っている」

と伝わった時、

わたしたちは、お金では買えない勇気と元気をもらえるのではないでしょうか?

 

そして、そんな風に思ってもらえていることを

「当り前だ」

と思う人はないでしょう。

 

むしろ、

「せっかく、そう思われているならば、

この人たちのために、これからも頑張ろう!」

というモチベーションを得ることができるのではないでしょうか?

 

このモチベーションは、

ビンゴゲームの景品よりも、はるか何十倍・何百倍の

とてつもなく大きいものであるはずです。

 

もし、忘年会、新年会などの場を控えて、

「職員のモチベーションを高めるには、なにをすれば良いか?」

「職員のエンゲージメントを高めるには、どうすれば良いか?」

とお考えならば、

料理やモノやカネでもてなすのではなく、

お金では買えない

「承認」

を伝えることに注力されることをお勧めします。

 

マイクを握って話すだけの横着な方法では、

あまり伝わらないでしょう。

 

では、どうするか?

 

承認する気持ちを伝えるには、伝わる方法があります。

 

承認されて、心に響いた時、

本人は、たいてい涙を流すことになります。

 

ぜひ、

「この仕事、理屈じゃない魅力がある」

「この職場、お金じゃ買えない体験がある」

と感じさせてあげてください。

 

そうした場にすれば、

職員が参加しない、ということはなくなります。

 

ビンゴゲームなど無くても、みんなが集まり、

みんなが、

「明日からもみんなで頑張ろう!」

と感じて帰ることができます。

 

お金じゃないと感じられれば、

「料理や景品でもてなしてもらって当り前」

などという履き違えたことを考えることはありません。

 

「自分が、頑張って来て良かったと思えるのも、

上司や同僚、患者さん、ご家族、連携先、業者があってこそ」

と思えることで、

もし、業者の方々が近くのテーブルにいれば、

挨拶してお酒を注ごうという気持ちにもなるでしょう。

 

ところで、

「承認が伝わり、職員のモチベーションが上がる方法」

を聞いてみたい方は、ご連絡ください。

 

■さて、前半の、

「家庭に呼べる出張サービスを利用しながらも、

感謝できる人に育てるためには、どうすれば良いか?」

について。

 

その答えは、

「できるだけ、親の仕事ぶりを見せる」

ということです。

 

出張サービスを利用するために支払うお金が、

親のどんな大変な仕事によって得られているのか、を

見ることで、

子どもは、おのずと親に感謝することでしょう。

 

■みなさんの病院では、

職員の方々が

みずから気づき考え話し合い行動する

「自律進化体質」

でしょうか?

 

もし自律進化組織であれば、

つねに改善が生まれていることになります。

 

職員一人あたり、

毎月、大小さまざまな気づきや提案、行動など、

改善につながる言動がいくつあるか?が

そのバロメーターです。

 

■なお、

そうした自律進化組織をつくるなど、

組織をよりよくしようとする取組は、

つねに現場に変化を求めることになるので、

変化を嫌う一部の保守的な職員からは、

歓迎されません。

 

反発の声が上がることもあります。

 

特に、現場がみずから進化する

「自律進化組織」づくりは、

現場職員の方々の言動を促進することになるので、

とりわけさまざまな反応があります。

 

そこで、

よく上がるのが、

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

という意見です。

 

もしみなさんが、

「進化する組織」

を創りたいと考えるならば、

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

の内容が

「是正なのか、進化なのか」
を見極めなければなりません。
 
■「進化」
とは、
・患者さんやご家族にとってより良くすること
・病院にとってより良くすること
・職員自身にとってより良くすること
といった、
「これまで以上により良くなること」
を生み出すことに他なりません。
 
得てして、
いま、クレームや問題が生じていないとか、
機能評価などによって立て込んではいないなど、
「何もない時」
にこそ、
進化は
生み出しやすい傾向があります。
 
このように新しい変化によって、
患者さんや地域の満足度が向上したり、
生産性が向上したり、
病院が活性化したりと、
建設的・生産的になるのが、
「進化」
です。
 
100点のすでに合格点であるところを、
120点、150点へとさらに高得点へと
より良くしてゆくことが
「進化」
だと考えて良いでしょう。
 
一方、
「是正」
とは、
「このままではミスを繰り返してしまう」
「このままではクレームがまた起きてしまう」
「自分たちが負担が多い」
といった、
「不都合を回避すること」
を講じることを指します。
 
まさに、
「何かあれば変えています」
「何かがあった時」
にこそ、
生まれるのが
「是正」
という動きです。
 
このように現状維持をすることが
「是正」
です。
 
それは、
60点や70点といった不合格点を、
90点にして及第点に戻してゆくことが
「是正」
だと考えて良いでしょう。

 

■ここまででお分かりの通り、

もし現場の職員が

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

と言っていても、

それが、

「改善」なのか「是正」なのかを、

見極めてなければなりません。

 

もし、

不合格点を及第点へと戻す

「是正」

であれば、

それは、

「業務」

に過ぎません。

 

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

と胸を張るようなことではありません。

 

むしろ、

「業務として、それはきちんとやってほしい」

ことです。

 

一方、

合格点をさらに高得点にする

「改善」

であれば、

それは

「業務以上のこと」

であり、

「業務そのものの在り方を変えること」

さえも含まれる

「進化」

です。

 

こうした進化が生まれているのであれば

まさに

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

と言えるでしょう。

 

このように

「業務を超えて進化すること」

ができているかどうかが、

組織の柔軟性、向上心、問題発見能力、問題解決能力があることのバロメーターです。

 

■しばしば現場から上がる

「うちの部署は、すでに意見を出し合って、変えている」

という声は、みなさんの現場の場合には、

「是正」

でしょうか?

それとも

「改善」

でしょうか?

 

「是正」

に終わらず、

「改善」

が、日々生まれるのが当り前の

「自律進化組織」

を創るための方法が、

「HIT-Bit」

です。

 

「HIT-Bit」

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本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

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◆参加費:1人当り4,000円

 

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ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

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1部800円となります。

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■以前、勤務していた職場では、

年一回の健康診断が近づくと、

先輩社員たちが、

1ヶ月ほど前から、

昼食でごはんを少しだけ残したり、

食後のタバコを控えたりしては、

 

健康診断が終わると

「やっと済んだー!」

と、また気兼ねなく不摂生な生活に戻る、

ということがありました。

 

「それじゃ、意味がないでしょう!」

と言うと、

先輩社員たちは、

「1年のうち、1ヶ月でも節制した生活をするだけでも、

意味があるのだ」

と胸を張っていました。

 

大人の社会においても、

本人の意思を尊重することが、

良くないことも、たくさんあるのです。

 

人は、自覚症状がなければ、

わざわざ健康診断を受けたり、

まして治療を受けることはないのかもしれません。

 

しかし、

自覚症状がないからと言って、

これまでと同じ生活をし続けて入れば、

生活習慣病は足音も立てずに忍び寄り、

気が付いた時には、

もう元に戻らない事態になっていた、ということになることは、

みなさんには、まさに釈迦に説法でしょう。

 

会社勤めの人でなければ、

健康診断すら受けずに、

だましだましの生活を続けてしまい、

永年の不摂生の結果、

取り返しのつかない事態に至っていた、ということがあります。

 

医療・福祉従事者のみなさんであれば、

このような人に、

「いったい、

どうすれば手遅れにならないうちに、

治療を受けてもらえるのだろうか?」

と、気を揉んだご経験がきっとあるのではないでしょうか?

 

■こうした体質の問題は、

生活習慣病のように、

徐々に身体の奥で静かに悪化して、

手遅れになってしまう傾向があります。

 

もちろん、

「どうも疲れがとれない」

「どうも眠りが浅い」

といった鈍い症状はあるのですが、

打撲や切創のような、

「痛い!」

と感じる鋭い痛みではないために、

体質改善をせずに、

放置しがちになってしまうのでしょう。

 

そして、ここからが本題です。

 

同じことが、組織においても起きています。

 

「どうも新しいことへの現場の腰が重い」

「どうも職員の離職が目立つ気がする」

「現場で防げるはずのミスが減らない」

といった鈍い症状はあるのですが、

訴訟や大量退職のような

「これは大事故だ!」

と感じる鋭い痛みではないために、

体質改善をせずに、

放置しがちになってしまっている傾向を、しばしば見かけます。

 

むしろ、

緊急の課題がなくても

「体質改善に取り組んでいる」

という賢明な組織は、実に稀です。

 

その結果、

医師・看護師の紹介会社や派遣会社に、

毎年、何千万円も支払っている、ということはないでしょうか?

 

毎年、二百万円弱の奨学金を出して

看護師を養成しているのに、

みな、きっちり3年で辞めていってしまう、ということはないでしょうか?

 

ベテラン職員だけがのびのびとやっていて、

その下に入ってくる若手職員が、

入っては辞め、入っては辞めてゆく、ということはないでしょうか?

 

そして、そんなベテラン職員ほど、

自分にしか判らない業務をつくり、

自分の立ち位置を確保しているので、

辞められては困るために、

院長も事務長も、注意もできない、ということはないでしょうか?

 

その管理職しかできない領域があるために、

その部署そのものが聖域となってしまい、

部下職員の人事評価は、

その管理職の好き嫌い次第になっていて、

その上の二次評価者が口出しできない、という事態になっているということはないでしょうか?

 

良いことは良い、悪いことは悪い、と

言える人がなく、

頑張っている人が頑張っているなりの評価をされず、

真面目で有能な職員ほど、

報われないために辞めてゆく、という傾向はないでしょうか?

 

■すでに、症状が現れているにも関わらず、

直視したくないために、

放置している患者さんと、

病院組織が、同じことになっている、

ということはないでしょうか?

 

11月4日に公表された424の自治体病院・公的病院だけが

再編の検討を促されているのではありません。

 

一日も早く、組織の体質改善を始めることが望ましいでしょう。

 

どんな体質を目指すべきか?

 

それは、組織としての全力を出し切ることができる組織、

つまり、

「職員が全員参加する総力経営」

ができる組織体質ではないでしょうか?

 

それは、

「経営者・管理職が指示・命令をしなくても、

部下職員がみずから気づき、考え、話し合い、

行動し続ける

『自律進化組織』体質」

と言えるでしょう。

 

患者サービス研究所は、

最短最速で、自律進化組織を創る方法

「HIT-Bit」

をお勧めしています。

 

HIT-Bitは、

知識も技術も資格も経験も施設設備もシステムも

要りません。

 

明日から始められるシンプルな方法です。

 

自律進化組織づくりの方法なので、

HIT-Bitを進めると、

現場から思いがけない問題提起や改善提案がどんどんあがってきます。

 

まさに全員参加の総力経営です。

 

「HIT-Bit」

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■「職員がみずから目標を立てて挑戦する。

 素晴らしい組織じゃないか!」

と、多くの経営者は、大いに期待して

目標管理制度を導入されたことでしょう。

 

しかし、その結果、

人事評価の手続きのひとつではあるものの、

現場が活性化したとはとても言いがたく、

「みずから目を輝かせて目標にチャレンジする」

といった活性化した組織にはほど遠く、

「形骸化している」

という現場がほとんどではないでしょうか?

 

なぜ、そうなったのか?

 

シンプルに言えば、

「氷の上でフライパンを握って待っている状態」

になっていると言ってよいでしょう。

 

■昭和の時代に始まった上意下達の文化が、

平成の時代にも変わることができず、

世の中の経営者の多くは、

どうしても、

「経営陣の価値観を現場に浸透させたい」

という視点から脱却できずにいるのが実情です。

 

そこに登場したのが目標管理制度です。

 

経営陣は、

「職員が自分たちで目標を立て、みずから挑戦するとは、

素晴らしい組織だ!」

と感じたことでしょう。

 

ただし、それは正確に言えば、

「経営陣の価値観の範囲において、

職員が自分たちで目標を立て、みずから挑戦するとは、

素晴らしい組織だ!」

という期待だったと言えます。

 

経営陣の期待に沿って目標が立てられ、

逐次、その進捗が管理できる、

まさに現場を微に入り細に入り

「管理する制度」

に映ったのです。

 

これでは、現場が閉塞してしまうのは無理ありません。

 

■ここで生じている大きな過ちは、

「人は、価値観を解放されて活性化する」

という原理を見失っていることです。

 

経営陣・管理職が、

部下の価値観に全く関心を持たなければ、

部下職員は、少しも楽しくないので、

何をやっても活性化しないのは当り前です。

 

これは、たとえて言えば……、

いくら熱伝導の良いフライパンを使おうと、

どんなに良い素材を用意しようと、

炎の上ではなく、

氷の上で握っていても、

何も変わらない。

……という状態です。

 

どんなに待っても、

いい香りが立ち上ることは一向にありません。

 

シーンとしているだけではなく、

せっかくの良い素材が

コチコチに凍っていくだけです。

 

この例えで言う

「素材」とは「職員の技能」、

「熱伝導の優れたフライパン」とは「目標管理制度」、

「炎」は「職員のモチベーション(価値観の解放)」です。

 

良い素材を用意し、

熱伝導の優れたフライパンを使うならば、

炎の上で、フライパンを握らなければ、

調理はできません。

 

氷の上では何も変わらないのです。

 

にもかかわらず、

フライパンで料理をするのに、

肝心の「火」を

どうして忘れてしまうのでしょうか?

 

なぜ、

氷の上でフライパンを構えていることに

なぜ気づかないのでしょうか?

 

いま、日本中の

多くの組織で、

「一向に美味しくならない。なぜだろう。おかしいなぁ」

と、みんなで氷の上のフライパンを握り続けている、という構図なのです。

 

素材もフライパンも良いに越したことはありませんが、

それ以前に、

炎か氷かで、

素材が活きるか、死ぬか、が決まるのです。

 

職員の技能と目標管理制度が優れていても、

それ以前に、

職員のモチベーションが高いか低いかで、

職員の力が発揮されるか、活かされないかが、決まるのです。

 

そして何より、

職員のモチベーションが高くなるか低くなるかは、

「職員の価値観を解放できるか、抑圧してしまうか、で決まる」

ことを、忘れてはいないでしょうか?

 

■つまり、

職員にも潜在能力があり、

目標管理制度も悪くない制度かもしれませんが、

 

それ以前に、職員のモチベーションを上げなければ、

何一つ、活きてこないということです。

 

言い換えれば、

職員の価値観を解放しなければ、

組織が活きないということです。

 

経営陣の価値観を押し付け、

職員の価値観を抑圧していては、

目標管理制度は、当然、

「目を輝かせる仕組み」

ではなく、

「微に入り細に入り管理される管理の方法」

となるからです。

 

なので、まず、

これからの、令和の時代、

経営陣はなによりも、

職員の価値観を解放することに

注力してゆくことです。

 

最初は、

経営者・管理職は、

誰よりも自分の価値観を優先してきたので、

それをやめて、

部下職員の価値観を解放することには、

慣れが必要でしょう。

 

しかし、

部下職員が価値観を解放し、

活き活きとしてくると、

思いがけない問題提起や改善提案が、

どんどん上がってくるので、

管理職は、それを捌けば良いだけになり、

驚くほど楽になります。

 

管理職があれこれ管理せず、

現場職員が活き活きと問題提起や改善提案を上げ、

新たな取組がどんどん始まる、

こんなに生産性の高い組織はないでしょう。

 

そして、

もともと目指していた

「職員がみずから目標を立てて挑戦する素晴らしい組織」

とは、まさに、

このような組織体質だったのではないでしょうか?

 

■では、日頃から、

職員の価値観を解放するには、

どうすれば良いでしょうか?

 

このような組織体質を創るための方程式、

それが

「HIT-Bit」

です。

 

■人を動かしたり、組織を変えるためには、

「自分バイアスを消した方が良い」

ことは、以前にもお伝えした通りです。

 

なぜなら、

人は、自分の価値観でしか動かないからです。

 

わたしたちの価値観を説明しても、

それが相手の価値観にならなければ、相手は動きません。

 

動いてくれたとしても、

私たちが期待したほどのクオリティではなかったり、

それが継続しない、

という顛末になりがちです。

 

もともと、

人は他人の価値観を押し付けられるのは大嫌いなのですから。

 

そこで、

相手には、自分ごとにしてもらうことが必要となります。

 

つまり、

わたしたちが

「このままでは大変なことになるぞ!」

と訴えた時に、

相手が、

「このままでは大変なことになる!と言われた!

だから動かなければならない」

と認識したのでは意味がありません。

 

相手が、わたしたちと同じように

「このままでは大変なことになる!」

と認識することが重要なのです。

 

そうなったとき、

「動かなければならない」

は相手自身の価値観になっているからです。

 

「どうやら具合が悪いらしいので薬を飲んだ方が良い」

という患者さんは、

薬を飲み忘れることでしょう。

 

「痛い!」

と自覚症状がある患者さんは、

薬を飲み忘れることは決してありません。

 

これが「自分ごと」ということです。

 

■したがって、私たちは、できるだけ

「自分バイアスを消した方が良い」

ということになるのです。

 

言い換えれば、

「あの人が言っている」

と認識されないようにする、ということです。

 

誰かが言おうと言うまいと、

「このままでは大変なことになる!」

と感じてもらうことです。

 

その時、その人たちにとって、

わたしたちが眼中になくても良いのです。

 

いや、むしろ眼中にないほど、

問題で頭がいっぱいになってくれる方が、望ましいのです。

 

■そのためには、

「あの人が言い出した」

と取られないことです。

 

「改革が必要だ、と言い出した」

と取られてはなりません。

 

「改革が必要だ、と自分で気づいた」

となることが重要です。

 

そのためには、

その話題を出すための

「口実を探す」

または

「口実を作る」

ことです。

 

訴えたい課題につながる事象を捉えては、

クローズ・アップして、

問題を自覚してもらうことです。

 

「今回のミスは、チェック表を見やすくすれば直るという問題じゃないね」

 

「また退職か。飲み会やレクリエーションのやり方を変えれば良いということじゃないな」

 

「賞与の時期だけれど、評価制度が整備されてからも、不満は上がっている。問題の原因は他にあるね」

 

などと、日頃から、ことあるごとに、

「組織づくりを見直さなければならない」

ということにつながるメッセージを出しておけば、

やがて、

「組織づくりを見直そう」

と提案した時に、

相手も

「そうそう、それはかねがね必要だと思っていた」

という認識となるからです。

 

■HIT-Bitセミナーでも、

「自律進化組織を創る必要性を感じさせるには、

どうしたら良いか?」

とよく聞かれます。

 

確かに、職員の方々は、

「自律進化しなければ、大変なことになる!」

とは、なかなか感じることはありません。

 

なので、

できる限り口実を見つけることが必要です。

 

しかし都合良い口実が

タイミングよく起きるとは限りません。

 

ではどうするか?

 

「そんなに都合よく口実は見つからないよ」

と思うでしょうか?

 

そんな時は、ぜひ、

「日本全国酒飲み音頭」を聞きましょう。

 

https://www.youtube.com/watch?v=SKNVLkru4AQ

執念を感じますね。

 

そして、

執念があれば必ず開けます。

 

なんとかして組織を変えようとするのであれば、

ぜひ執念を持ってください。

 

できれば明るい執念が望ましいでしょう。

 

「具体的に、どうすれば口実を作り出せるか?」

については、いつもお伝えしているので、

1Dayセミナーに参加してくださった方々はご存知ですが…、

それは、またの機会に、ここでご紹介しましょう。

 

何の建前もないのに、理由をつける

「日本全国酒飲み音頭」

の執念を見習いましょう。

 

■そして、

「わたしが主張しているのではない。

このままでは大変なことになる現実があるのだ」

と、認識してもらえるよう、

できる限り

「自分バイアスを消す」

ことです。

 

■突然ですが、

みなさんは、日々、泣いていますか?

 

もちろん、

「部下が言うことを聞いてくれない」

という「泣く」ではありません。

 

給湯室でシクシク「泣く」でもありません。

 

患者サービス研究所の研修では、

よく受講者のみなさんに、

「日々、泣いていますか?」

とお訊きしています。

 

それは、

「この仕事、理屈じゃない」

「この職場、お金じゃない」

と、日々の中に、やりがいや誇りを感じて、泣ける瞬間があるか?という意味です。

 

■もし、

「この仕事には理屈ではない魅力がある」

「この職場にはお金じゃ買えない瞬間がある」

と思えないとすれば、

その職員は、

人生を切り売りしているだけではないでしょうか?

 

二度と帰ってこない時間を、

お金に変えている人生です。

 

時間はお金では買えないことは言うまでもありませんが、

その帰らざる人生の一部を

1時間数千円で売り渡している、ということです。

 

そう思ったら、

いくら労働契約をしたからと言っても

「安すぎる!!」

のではないでしょうか?

 

こうした心理のもとでは、

人は、

「契約したことは果たす義務はあっても、

それ以上のことをする義理はない」

「必要最低限の業務だけをすればよい」

という前提になってしまうでしょう。

 

それが、医療福祉の現場においては、

患者さん利用者様に対して、

ドライで事務的で機械的な対応となってしまうのですから、

罪は深いと言わざるを得ません。

 

「この仕事、理屈じゃない」

「この職場、お金じゃ買えない」

職員がそう感じられない職場で、

いくら接遇研修を行なっても、

「そこまでやる必要あるんですか?」

と、冷ややかな目で拒絶されてしまうのは、

必然でしょう。

 

そうならないためには、

職員が

「お金じゃない!」

と思えるよう、

やりがいを感じてもらえる職場にしなければなりません。

 

■では、職員が

「お金じゃない!」

と思えるようになるために提供するべきなのは、何でしょうか?

 

それは、

労力や時間や報酬などの損得から離れることに他なりませんから、

 

論理必然的に、

残業削減でもなければ、

有給休暇取得促進でもなく、

ラダー制度の充実でも、

評価報酬制度の整備でもないことは明らかです。

 

■それがつまり、

「泣ける瞬間があるか?」

ということです。

 

改めて、お尋ねします。

 

みなさんの現場は、職員の方々が泣ける職場でしょうか?

 

職員の方々は、泣いていますか?

 

■では、泣ける瞬間とは、どのように設計すれば良いか?

 

まず、そもそも

「お金じゃない!」

と泣ける瞬間とは、

やはり必ずそこに人がいる場面でしょう。

 

というのも、

「おれ、すごいシフトを作ったぜ!」

と独り泣く人はいないはずです。

 

「ダブルチェックしたら、間違いが無かった!」

といって拳を握りしめて泣くこともないでしょう。

 

「難解な医学書を調べて、ついに理解できた!」

と泣く人もいないでしょう。

 

人が感動して泣くのは、何らかの

「人との関係性の中でだけ」

であることはお判りではないでしょうか。

 

いずれにしろ、

ぜひ、医療従事者の方々に、

「この仕事をしていて本当に良かった!」

と泣ける場面が、日々あることを願っています。

 

患者サービス研究所では、

病院・施設から依頼された研修の際に、

(時間と手間をかけることができる場合には)

その病院・施設の動画を作成して、上映しています。

 

何気ない、ちょっと嬉しかったことから、

いまでも忘れられない患者さんの言葉などを綴り、

病院からも患者サービス研究所からも、

いっさい主張を差し挟まず、

 

職員の方々からのレポートの言葉だけを編集するので

日常を切り取っただけの動画ですが、

 

むしろ、だからこそなのか、

受講される職員の方々は、

よく涙を流しながら観ています。

 

そんな、

実は感動の瞬間にあふれた医療現場なのですから、

医療従事者の方々には、いつも、

「この仕事をしていて本当に良かった!」

と感じて、

元気と勇気を新たにしていただきたいと、

勝手ながら、願っています。

 

■では、

誰とのどんな関係性を築けば泣ける職場になるのでしょうか?

 

実は、

「心に染み入るメカニズム」

が、あります。

 

「泣ける場面が生まれる、感動の方程式」

があります。

 

実は、TVドラマでも小説でも映画でも、

泣ける場面には、

その方程式が見てとれてしまうのですが、

その話は、またいずれしましょう。

 

今日は、ともあれ、

医療従事者の方々が、いつも、

「この仕事をしていて本当に良かった!」

と感じて、

元気と勇気を新たにしていただけたら嬉しいです。

 

「感動の方程式」

は、

HIT-Bit 1Dayセミナーでは、

時々、時間のある限りご紹介していますので、

機会がありましたら、情報共有しましょう。

 

ちなみに、

「笑いの公式」

もありますが、

これも、

もしみなさんが聞いておきたいと思ってくださるなら、

いつか共有しましょう。

 

■なお、本当に泣くかどうかは別として、

職員の方々が、

「この仕事には理屈じゃない魅力がある」

「この職場にはお金では買えない瞬間がある」

「この仕事をしていて本当に良かった!」

と感じ、

やりがいと誇りに満ちた職場を創るには、

 

「誰とのどんな関係性を築けば泣ける職場になるのか?」

が明らかになることが必要です。

 

患者サービス研究所の提唱する

「HIT-Bit」

は、まさにそれを実現するためのコミュニケーション・モデルです。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2019年12月23日(月)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

A5判、76ページ

1部800円となります。

お求めはこちらから