ペースメーカーを入れるまでの話13[MRI①] | キャシーのヒマな人のための痛いブログ

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身の回りのお気に入りのものとか勝手に紹介して自画自賛とかします

今まで

大きな病気をしたことのないわたしが

 

30代で

完全房室ブロックと言われて

 

ペースメーカーを入れるまでの話

 

 

 

※MRI恐怖体験について

書いてます※

 

※苦手な人、閉所恐怖症な人は

この先は読まない方が良いかもしれません※

 

 

 

不整脈の先生に

 

画像専門のクリニックに行って

MRIを撮ってくるように

言われたわたし。

 

 

2週間後くらいに

 

仕事を午後休んで

MRIを撮りに行った。

 

 

閉所恐怖症がないか

聞かれて

 

ない

 

と答えたけど

 

実はあんまり自信がなかった

 

 

なんか年々

変なことに

不安が強くなってる気がしてた

 

 

遊園地の乗り物で

だんだん気持ちが悪くなってくると

 

急に

 

このまま機械が故障して

この乗り物が止まらなくなって

降りれなくなったらどうしよう

 

とか考えて

こわくなることがあった。。

 

 

なんとなく不安だったから

職場の放射線技師さんに

 

「今度心臓のMRI撮りに行くんですけど

どのくらい時間かかると思います〜?」

 

なんてなんとなく聞いてみたら

 

 

「じゃあ今、機械見せてあげようか!」

 

MRI室に連れて行ってくれた。

 

 

こんな感じでどうたらこうたら

 

と説明を受けて

 

 

「どうイメージ湧いた?」

 

 

と言われ

 

 

がんばる!

 

 

とその時は思ったのだが

 

 

実際行ってみたら

 

それはそれはもう大変だった

 

 

あんな怖い思いをしたのは

人生で初めてだった。。

 

 

わたしは

 

 

ただ

狭いところに入って

心を無にして

1時間耐えれば良いと

思ってたんだ…

 

 

 

ちがうやん。。

 

めっちゃこわいやん。。

 

 

 

まず優しい看護師さんが

 

造影剤を入れる用の針を

わたしに留置しながら

 

説明してくれたんだけど…

 

 

「全部で1時間くらいかかるんですけど

最後の15分くらいで

ストレスと言って

お薬で疲れた状態を作って

撮影するんです

 

ただでさえ狭いところに

動けずにずっと居て

 

もう疲れてるところに最後にそれをやるんで

余計疲れちゃう人がいるんですよ〜^_^」

 

 

 

なんと!

 

 

1時間も閉じ込められて

さらに薬で疲れさせられる???

 

 

え、わたし耐えられる???

 

 

針を入れっぱなしにされるのも

初めてだったので

それも怖かったし

 

 

もっと怖いことが起こる宣告??

 

 

そして看護師さんは

MRI室に案内してくれたけど

 

 

「ちょっと見た目が

こわいかもしれませんが

わたしが看護学校出た頃は

もっと機械も大きくて

もっと怖い感じだったんですよ^_^

今はだいぶ機械も小さくなってねえ〜」

 

 

やさしいけど

やさしさで説明してくれてるけど

 

 

恐怖煽られてる感…

 

 

 

そのまま台に寝かされて

心電図の電極を付けられ

腕の針は造影剤を流す機械に繋がれ

 

 

クリニックに着いてから

 

この後はもう水は飲まないで

 

と言われてから

1時間以上経過していて

 

 

すっかり

カラッカラになった口の中に

ニトロ的な苦いスプレー

シュッてされた…

 

 

それから

 

膝を曲げた状態で

膝下に謎の枕を入れられた。。

 

 

これで1時間??

 

腰痛くなりそう…

 

 

さらに

息を全部吐いた時の

お腹が引っ込んでる状態で

そのままキツくベルトを締められて…

 

 

え、苦しいんですけど??

 

 

技師さんは

こうしないと見やすい画像が

撮れないと言う。。

 

 

これで1時間??

 

 

さらにここで終わらず

 

巨大な板をわたしの上に乗せて

わたしを押しつぶした状態で

固定。。

 

 

まったく身動きできず

ギブアップボタン

(もうギブの時の非常用ボタン)

を握らされた。。

 

更にギブする時は

そのギブアップボタンを

1回押しただけじゃわからない?

 

から

 

何度も押すように

 

と言われた

 

 

これもすでに怖い

 

ちょっと押しただけじゃ

伝わらないなんて…

 

 

恐怖ゲージが

どんどん上がっていたわたしは

 

途中でギブしてしまったら

どうなるのか質問した。

 

 

ギブしちゃったら

とりあえず医者に相談する

 

 

そんなこと言われた

 

 

まだ狭いとこに入ってもいないのに

がんじがらめにされたせいで

高まる恐怖!!!

 

 

ええええ

 

このまま1時間耐えるの?

 

 

え?手も動かないし

もし最強に顔面痒くなったら

どうするの?

 

ていうかいろんな線繋がれて

体の自由奪われて

何?

わたし改造されんの??

 

 

なんか喉もカラッカラで

痰がからんで

息が出来ない気がする

 

 

どどどどうしよう!!!

 

 

 

となったところで

 

 

心を無にしないと!

 

固く目をつむり

 

とうとう狭い筒の中にぶち込まれたが

 

 

うっかり目を開けてしまい

 

目の前に迫る

筒の天井を見た瞬間

 

 

ギャー!!!

やっぱ無理です!

ごめんなさいいいいいいいい!!

 

 

ギブボタンを押しまくりながら

取り乱してしまった。。

 

 

たぶん

筒の中で数秒持たなかった。。

 

 

技師さんはすぐに筒から出してくれて

パイセン技師を呼びに行って

 

わたしの固定を

いろいろ外してくれた

 

 

そして

 

「隣のお部屋の機械の方が

筒の径が少し広いから

そっちで試してみますか?

 

でも無理しなくていいから!

トラウマになっちゃうし!

 

脳梗塞とかで本当に必要な時

撮れなくなっちゃうから!」

 

 

とかなんとか

 

(まあ

今となっては

もうペースメーカー入れちまったから

緊急で必要になっても

MRIは撮れないんだけど…)

 

 

技師さんが言うには

 

不安の強さは

 

その日の体調とか

対応する技師とか

部屋の照明とか

そういうものに影響されたりする

 

とな。

 

 

わたしは

 

 

うううう

せっかく来たのに。。

ここで撮れなかったら

どうしよおおお

 

 

MRI撮るまでに

ここでも心電図取ったり

造影剤使うための簡易の採血もしたり

なんやかんややってもらったのに

 

これで撮れなかったら…

 

 

となりながら

トボトボ…

 

 

技師さんに

 

「あ、あのう

ダメなのはわかっているんですが

お水を少しだけ

飲むことは出来ますか…?」

 

ボロボロの

パニック女となっていた。。

 

 

はずい

 

こんなハズでは…

 

 

 

お水をいただいで

 

もう一つの機械のお部屋に行き

また一つ一つ固定された

 

 

まだ微妙にパニック状態のわたくしは

 

「え!え!え!

例えば頭のMRI撮るときって!」

 

と訳の分からない

今全く関係ないことを

質問し始めたりしていた。。

 

 

MRIって

音がうるさい

音がこわい

 

ってよく言うけど

 

わたしは音どころではなかった

音は一番気にならなかった

 

 

結局

ちょっと筒の広いMRIでは

 

なんとか我慢出来て

 

1時間もある検査時間中

 

息を吸え だの

吐け だの

止めろ だの

 

忙しく指示があるので

なんとか持ち堪えた。。