久しぶりのジャンクマザーボードだ。
注意:マザーボードの改造や修理は発火発煙に繋がる場合があります。
何があっても自己責任だよ。
フリマやオークションでよく見かけるDELLのデスクトップOptiPlexに入っている
DDR3メモリー対応LGA1155の今じゃゴミみたいなマザーなのだけど、
H61チップセットを搭載していてWindowsXPを安定して動かせる貴重な品なのだ。
只同然で1枚やってきたので何とか動かしてみたい。
基板を観察すると早速ジャンクの洗礼を受けてしまう。
コンデンサーが根本から消失している。
電源ラインに入っている場所なので他のコンデンサーを見ると
多分16V 480uFが付いていたと思われる。
手持ちが1000uFしか無いが、足間が合うのを探してとりあえず取り付け。
動けばヨシ。
通電させてBIOS出るか確認するが、いきなりsystem fan errorが出る。
おそらく吸排気FANが無いための警告だろう。
DELLマザーにはこれをOFFにする項目が用意されていないので直配線で
バイパスさせる事にする。
F1を押せばOSブートするのだがいちいち面倒なのでね。
作業は簡単、CPUファン4P端子3番からケースFAN3P端子3番へパルスを送る配線をして
あたかも給排気FAN動いてますよと偽信号を送ればエラーは出なくなる。
吸気か排気ファンを付ければ配線は関係ないけど付けない予定なのでバイパスです。
system fanエラーが消えて問題なくBIOSも出るようになった。
XP Proを入れてみたがDELLサイトのドライバーは本体シリアル入れないと落とせないので
asrockやgigabyteのh61マザードライバーを入れてみたら問題なく動かせました。
1つだけhigh definition audioが入らなかったがオーディオチップを調べてcx20641で
検索するとx86ドライバーが見つかった。
最後にDELL専用のためか、フロントピンの端子が一般マザーと異なっているので注意だ。
調べた限り以下のようになっていた。
9 - RESET
11 - RESET(GND)
12 - POWER SW
11 - POWER SW(GND)
13 - HDD LED -
15 - HDD LED +
14 - POWER LED -
16 - POWER LED +
となっている。
リセットとパワーボタンが11番で共通になっているようだ。
電源ボタンの配線を11-12と縦配線で対応させた。