秋月電子 鉛蓄電池充電キットをCADで基板化して業者にワンコインで製造してもらう。 | ジャンカーの徒然日記

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「ジャンクの中にもお宝あり」ジャンクを探して今日も行く。

秋月電子の鉛蓄電池充電キットが意外に重宝で何度か買って組み立てたが、

基板が他電源キットからの使いまわしなのでやたらジャンパーが多く

部品実装にも難点がある上、基板が大きく取り回し悪いので、自分用に

CADで専用基板を作る事にしました。

 

いつものKiCADで設計です。

大きさは50mmx80mmにしました。

もっと小型化できたが、手持ちヒートシンクを実装したいのと

組み立てを考えてこのサイズに。

 

ちょうど今は中国のJLCPCBと言う業者が5枚2ドルで製造してくれる

サービスをやっているのでこちらを利用する。

5枚2ドルは期間限定かと思ったがしばらくやっているようだ。

安いからと欲張って複数同時注文すると2件目から4ドルになるので

あまりお得感が無い。

面倒でも複数ある場合1件づつ注文を完結する方がお得なようだ。

 

ユーザー登録や発送先住所入力などのオーダー画面はすべて英語なので

覚悟するように、なんちて英語がさっぱりな私でも翻訳ウインドを駆使

してなんとかなった。

住所の入力は日本と逆でローマ字で番地から逆に入れておく。

一度間違ったガーバーデータを納品してしまいすぐに気付いて取り消しを

しようとしたが決済後は取り消しボタンが無いため仕方なく

片言英語のチャットで問い合わせると快くカード決済を取り消してくれた。

なんとかなるもんだな。

 

それよりも驚いたのは発送方法を一番下にあるOCS NEPを選べば

日本までの送料はなんと1ドルになる。

円安が進んでいるしカードの決済レートがいくらになるか解らないが

それでも両面スルーホール基板5枚を合計3ドル

日本円で500円未満で作成出来る、しかも5枚である。

良い時代になったものだ。

 

決済はVISA MASTER AMEXの3社なので注意したい。

僕は事故や不正利用に備えていつでも停止できるように

あまり利用しない予備カードで決済した。

 

オンライン発注から8日ほどで届いた。

OCS NEPは空輸はANA 国内はヤマトで配達されるようだ、これは安心。

今は年末だが、荷物があまり混んでない場合は7日で届くようだ。

これなら送料の高価なDHLとほとんど変わらない。

 

早速組んでみた。

基板の完成度はまずまずてある。

個人の電子工作用途ならば問題ないレベルだ。

 

注意点だが、

キット付属のヒートシンクでは放熱容量が不測するので、手頃な手持ち

ヒートシンクに合わせて設計しているので似た物を探して付けてほしい。

キット付属の放熱器では取り付けできないので注意。

IC左に発信防止の0.1uFセラミックコンデンサが1個必要。

電源を入れる前にバッテリーを繋ぐと逆流でICを壊すので

逆流防止ダイオードを入れられるようにしてある。

5A-3A程度のダイオードを入れてください。

不要ならここはジャンパーでもOK。

 

他はキット付属のパーツで組む事ができる。

通電表示用のLEDと抵抗を追加してあるが不要なら付けなくても大丈夫だ。

電源入力はノートパソコン用の19VACアダプターを使えるようにしたので

秋月などで売っているDCジャックを用意してほしい。

 

また、ヒートシンクとトランジスタの関係で充電電流は最大1A程度に抑えたい。

大容量充電にも対応できるよう外部トランジスタ型も設計しているので

機会があれば掲載したいと思う。

 

興味ある方に業者発注用のガーバーデータを配布します。

配布にあたって以下の事にご注意ください。

データは基板製造業者へ納入できる形式でZip圧縮されています。

ダウンロードしたデータはご自身の責任においてお使いください。

 

秋月電子の専用基板と若干違う部分があります。

 

秋月基板では電源とセンサーラインは独立していて出力段で結合させて

いますが、基板設計を簡略するため共通GNDで作っています。

電源ラインはできるだけ広いパターンで作成しましたが

どれだけ流せるか専門知識がなく適当なのでお許しください。

トランジスターはピッチの広いフットプリントを使ったので

初心者でもなんとかなると思います。

 

ガーバーはこちらのアップローダよりダウンロードしてください。

データ又は完成基板の商業利用しないでください。

ご使用にあたり、ご意見ご希望を聞かせていただければ励みになりますです。

 

PASS akizukiche

 

また、著作上の問題が生じた場合は配布中止する場合があります。