今日は2023年5月25日です。
これからもっと良い製品が出てきて、やり方が変わるかもしれませんが「今日現在」での内容です。
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さて、温度計です。
温度と湿度を測れるものを温湿度計といいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/18/pchan-works/d6/67/j/o0800053415289343698.jpg?caw=800)
何をするものなのかと言うと
「温度(湿度)を測って表示するもの」となります。
鳥の入っている鳥かごの温度を測ったり、お部屋の温度を測ったり、そこの空気の温度を測定しますので「空中温度(湿度)計」と言います。
という事は、水槽の水の温度を測ったり、お料理や油の温度を測る物のの場合は用途が違いますので別の種類の温度計となります。
1:種類と構造
主に指針で表示するアナログタイプのものと
主にデジタル文字で表示するデジタル(電子)タイプとがあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/04/f6/j/o0640042715289348092.jpg?caw=800)
(左アナログ右デジタル)
①アナログ温度計のしくみ
中にバイメタルという温度(湿度)の変化によって伸び縮みするゼンマイ状の金属のベルトが入っていて
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/a8/20/j/o0640042715289350002.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230527/01/pchan-works/69/0a/j/o0500050015289915571.jpg?caw=800)
それの伸縮が指針の角度となり、それが温度(湿度)数値の円周の目盛り表示と合わせて
温湿度表示となります。
◎アナログ温湿度計の特徴
・軽く薄く電池不要
・比較的安価
・誤差がデジタルより大きい
・反応が遅い
・落とすと壊れる
②デジタル温湿度計のしくみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/7e/39/j/o0324034515289363153.jpg?caw=800)
電気(電池)から、内部のセンサーに電気を流してセンサーに送った電気と帰ってきた電気の量の差からセンサー部分の温度を判断しています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/52/15/j/o0800040015289363244.jpg?caw=800)
だいたいこんな感じです。
(正確かつ細かくはもっと色々あります)
◎デジタル温度計の特徴
・電池が入るので重く厚くなる
・アナログ計より高価
・誤差少なく、正確なものが多い
・反応速い
・付加機能付きも多い
②‐②デジタル温度計の性能は?
前述、「電池から電気をセンサーに送って計測」としました。
これは、常に電気を送り続けているのではなくて、数秒間または数十秒間に一回、一瞬だけ電気を流して計測を行っています。
つまり、デジタル温湿度計の場合は、ある程度の間隔を置いての瞬間の温度変化によって表示が変わる。という事になります。
こちらは、高精度高性能のTANITAさんのTT580という温度計です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/c4/8f/j/o0336036515289371933.jpg?caw=800)
(便利な付加機能については後述)
TANITAさんのTT580温度計紹介ページ
https://www.tanita.co.jp/product/hygrometer/3767/
製品の機能紹介の他に、仕様書が掲載されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/26/e6/j/o1370086415289373508.jpg?caw=800)
この表の中の[表示周期]というものが「温度計測の間隔」となります。
これは、製造メーカーさんが用途に応じて最も扱いやすい間隔を設定してくれています。
この「仕様書」を見ると、高い精度で測定できる温度の範囲や、表示誤差についても記述がありますので、購入される前に確認していただくとよいと思います。
2:温度計購入時に注意すること
デジタル温度計の場合は、気になる機種を実際にお使いの方のレビューを見た上で、メーカーの製品ページで機能性能を確認されてから購入されるとよいです。
温度計には製品に対して法律で決められた基準があり、海外資本の通販会社等では日本国内では使用できない物が販売されている場合がありますので、家電量販店やホームセンターでの実物を確認してからの購入をお勧めします。
◎アナログ温度計を購入する場合
①売り場でよさそうな温度計を決める
②数点ある品のうち、温度表示が中間のもものを選ぶ
③店内他の場所(時計売り場等)で、他の温度計の表示と選んだ温度計の表示が、
だいたい合っていれば購入。
この時、①で選ぶ段階で同じ製品数点の温度表示があまりにもバラバラな場合は、その製品は購入は避けた方がよいかと思います。
3:温度計を買ってきたらチェックをしましょう
新品温湿度計を買ってきたら必ず動作チェックをお勧めします。
現在使用中の温度計と新しく買ってきた温度計を同じ条件で置いてほっぼっとくと
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/20/pchan-works/20/08/j/o0640042715289389244.jpg?caw=800)
精度のよい製品をチョイスできるとこういう結果になります。
デジタルの高性能の機種だとほぼぴったり
デジタルの一般的なもので±1℃程度
アナログの一般的なもので±2℃程度
と、多少の誤差が出る場合もありますが
鳥さんとの暮らしで使用する温度計であれば、
①基準となる温度計を決める
②基準とした温度計の表示と鳥さんの体調を把握する
(表示温度と鳥さんの暑い寒いの意思表示)
③他のアナログ温度計は其々の誤差をある程度把握しておく
(例「この青色の温度計は少し低く表示するなー」等)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/20/pchan-works/f2/cf/j/o0494033515289392925.jpg?caw=800)
アナログ温湿度計の場合は補助的な使用となりますので、信頼のおける1機種に決め、各鳥さんごとに色違いで用意して、それぞれの表示の誤差(合っている高め低め)を把握しておくと不安なく使用できます。
うちで愛用しているエンペックスさんの温湿度計
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/20/pchan-works/36/01/j/o0949080515289396365.jpg?caw=800)
これはきなこの外出ケージ用に追加で買ったもので、他に青、白、スケルトンと3個あってそれぞれ使用環境(取り付けるケース)を決めています。
それぞれ「だいたい」合っています。
4:温度計を愛鳥さんの環境に設置してみましょう
①室温を管理する温度計を設置しましょう
これは、愛鳥さんの保温環境をセットする場合、その基準となる温度となりますのでとても重要です。
・高精度のものを使用
・直射日光、冷暖房風、窓のそばなど極端に温度変化のある場所には置かない
・床近く、天井近くに設置をしない
※製品によっては室内で置く高さを指定している製品もあります。
指定の無い場合は腰高から肩高さ(床から50~120cm位の範囲)がよいです。
②鳥かごにセットしてみましょう
保温をセットする、しないに係わらず、鳥かごには温度計の設置をおすすめします。
・温度計をセットするお勧めの位置
ケージ温度勾配の中間点がよいです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/38/c6/j/o0800053415289406229.jpg?caw=800)
温度計の大抵の製品はケースの裏側にスリットがあって、その中に空気が入って温度を測りますので
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/9a/60/j/o0420033515289407682.jpg?caw=800)
測定をしたい部位が温度計の背面になるようにすると、より確実に測定が行えます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/8b/83/j/o1280085415289407420.jpg?caw=800)
5:高性能高機能温度計がお勧め
製品によって様々な付加機能が付いているものもあります。
そして付加機能付きの製品は高精度高性能なものが多いです。
最高最低温度メモリー付
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/19/pchan-works/7e/39/j/o0324034515289363153.jpg?caw=800)
今までの最高温湿度、最低温湿度をメモリーしてくれる製品で、
ワンタッチで確認することが出来ます。
ワイヤレス温度計
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/39/69/j/o0255030715289411763.jpg?caw=800)
ケース内の子機の温湿度を無線で親機に表示できる機種です。
冬季移動時の他、就寝中、他室での隔離時でも確実に温度の把握ができます。
バーグラフメモリー付温湿度計
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/63/0f/j/o0336036515289413827.jpg?caw=800)
一週間分の温湿度の変化をメモリーで表示できるものです。
新たな保温環境のセットの必要がある場合等
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230525/21/pchan-works/87/c3/j/o1120128315289415121.jpg?caw=800)
ケース内にこの温度計を入れてセットの実温湿度の確認を行うことができます。
(TANITA TT580はお勧めです)
いい温度計を
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221013/23/pchan-works/80/08/j/o1280085415188044866.jpg?caw=800)
使って(・◇・)なんでち
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