止まり木の出来るまで | ぴいちゃん工房

ぴいちゃん工房

止まり木作ってます。

止まり木です。

だいたいの作り方です。

これが全てではありません。

色々な作り方があると思います。

ご参考まで。

 

後ろが完成品。

手前のが、組み立てる(?)前のバラバラのです。

監督はぴいちゃんです。

これはクヌギの材料です。

 

止まり木本体と、金属の棒、円盤と蝶々型のナットが写ってますが、

蝶々のナットは「蝶ナット」、

丸い円盤は「丸ワッシャ」とか「大ワッシャ」と言います。

棒の部品はコレ↓↓

寸切(ずんぎり、とか すんぎり)、長ネジ、全ネジとか、

ホームセンターに買いに行ったときは、店員さんにそう尋ねてみてください。

だいたいわかります。

ぴいちゃん工房では、この手の金属パーツは可能な限りステンレスを使用しています。

メッキの部品との価格差もよく見ておいてください。

 

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止まり木材になる原木をもらってきました。

ベランダで一か月ほど天日干しで、とにかく乾かします。

その後室内に入れて、まずは、虫抜き↓

一晩水につけて、虫さん達にご退去いただきます。

水が緑色に見えるのは、一晩つけた後の為です。

 

ぼそぼそ感のある天然木も、この後ざっと水洗いでたわしでごしごし。

するとツヤツヤの止まり木材料となります。

水洗いして、また数日乾かして、

止まり木になる様にノコギリでカット。

 

カットしたら煮沸消毒をします。

ざっと湯通し。

 

煮沸出来ない長い止まり木は、スチームクリーナーで蒸気で洗います。

 

アイリスオーヤマさんの、ポータブルだけどボイラー式のやつです。

この後、やっぱり水洗い。

 

---消毒完了-----------------------------------------

 

ここから止まり木作りです。

使う道具はこんな。

 

最初の工程です。

※よい子のおともだちは、真似をしてはいけません。な、画像

木材のセンターを狙って、細めのドリルで穴を開けます。

目検討で行ってますが、2mmとか細めを使えば、だいたい開きます。

深さ30mm位まで開けます。

 

次の段階で、ねじ込むねじの下穴の寸法のドリルで穴を開けます。

前の工程で細く穴が開いてるので、その穴に沿うように開けます。

 

※「下穴」とはなんぞや、という場合はこちら↓↓

これは金属素材にネジ穴加工をする場合の、下穴寸法です。

簡単に言うとネジの山と谷の部分の、谷の部分の径の穴を予め開けて置き、そこに先ほどの長いねじをねじ込んでいって、止まり木の木材側にめねじを作って、長ねじを固定しようという作戦です。

 

この寸法はあくまで金属素材対象なので、相手が木材の場合は、しなりや歪みが生じます。ぴいちゃん工房では、

M5 4.0mm

M6 5.0mm の下穴を使ってます。

微妙に細めの方が、全ねじの固定が強くなります。

(木材が割れるリスク有)

 

前にM4ねじの止まり木を見たことがありますが、ピッチ0.7の1/2で0.35だと、強度的に足りない様です。

 

下穴の開け方はこんな感じ↓↓

下穴を予めの深さまで開けた後、ドリルをぐりぐりやって端部の下穴を少し広げます。

これでねじを立てやすくするのと、端部の割れも防ぎます。

 

 

下穴が開いたら、ねじを入れてみましょう。

まずこういう風にします。

先にナットを入れて、上から蝶ナット。

ナットは下から上に向かって締めて、蝶ナットは上から下に向かって締めます。

ダブルナットという締め方で、ナット×ナットでナットを固定(?????)します。

 

だいたい締めようとしてみる。

 

35gのぴいちゃんの力では締めきれないので、こういう道具を使います。下のナットを押さえて、上の蝶ナット締めて固定。

 

 

これで、蝶ナットの方から時計回しにねじ込んでいくと、ねじは入っていきます。

下穴が適切だと割れずに入っていき、ねじと木の摩擦で手で持っている辺りが、ほんのり温かくなります。

 

だいたい15mm位残して、ねじ込み完了。

 

 

出来上がったら、ぴいちゃんのケージに仮止めして、ぴいちゃんちぇっくです。

出来が悪いとか、ねじの入れ方があまい止まり木には彼は乗りません。

 

おしまい。

 

もしわからなくても、質問は無しでお願いします。

お近くの詳しい方にお問い合わせください(爆)。