槍。使ってますか。
同時に登場した双銃は、アリーナをはじめ今やメインストリームの一角と言っていいくらいの存在感です。弓なんかは『連撃の出来ない双銃』くらいの立場に追いやられかけていて、これはこれで大変そう。
しかし。槍を取り巻く環境は弓よりもう少し厳しい感じがしています。特に…
・そもそも作れるものが少なく知名度が低い
・引き寄せという個性が使いにくい
・CSが弱い
という3つの特徴は大きな足枷となっているように思います。
・そもそも作れるものが少なく知名度が低い
作成可能な槍はほとんどが季節イベントかコラボ産。いつでも作れるのは極絶ティアマットの槍くらいでしょうか。手に出来るようになるまでのハードルも高めです。
・引き寄せという個性が使いにくい
ところが、製作難度が高い割に槍の個性といえる引き寄せ効果は使いにくいものになっています。
かつて、槍のような武器はアイオリアやエルザのような周囲範囲の高倍率ASを用いる手段として求められていたものです。
しかし、実装までの間に位置指定型の倍率ASが現れ、かつての周囲範囲AS以上の火力を有すことに。そうなっては細かな位置調整の必要もないのです。
また、そもそもそういう周囲範囲ASも出てこなくなりました。最後に追加された、星7の周囲範囲倍率ダメージ、いつだと思いますか。2019年4月の初回ギアスコラボにおけるカレンです。もう5年前ですね。
また、槍での引き寄せは各種ギミックとのシナジーも薄め。吹き飛ばしは吹き飛びブロックや壁のトゲなどがありますが、槍で吹き飛びブロックを利用すると自爆の危険性と隣り合わせになってしまいます。
ブレイクエリアは自分があらかじめ直線上にいる必要があり、柵塞ぎは引き寄せる都合上、位置取りがシビアになりがち。
現状でも使われていて相性がいいものとして、童虎のようなランダム攻撃ASが存在します。しかしそれも壁際にいるのを剥がせればいいだけなので、1ターンのその場タップでもなんとかなってしまったり。
・CSが弱い
現状でのASにも旨味が少ないですが、CSも大概。
まず範囲。斧を90度傾けた範囲になっていますが、よく使われるキャラに縦3列CSが多い現状ではその範囲も活かしにくく、3ヒットしかしないことも増えてしまいます。
また、追加効果に乏しいのも特徴的。基本的に追加効果なし、あっても低いプレイヤー攻撃力を用いた低倍率キラー。セツナ槍、ゲヘナ槍、ミラー槍という機会も難度も高めの槍にのみ異常付与の能力がついている状況となります。
類似範囲の斧は基本的に気絶付与がありますし、手数の双剣とも吹き飛ばしの剣とも違います。近接武器の中では、ただ追加効果が無いだけに等しいのです。
範囲、威力、追加効果。そのどこにも槍らしさや貫通感はなく、棒を振り回しているような状態といえるでしょう。
ASが使いにくいだけでなくCSまで弱く、しかも機会、難度の両面で作りにくい。これでは光闇並の無駄なリソース消費になりかねません。
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さあ、それではこれをどう救うのか。
ミラーでの報酬武器は弓&槍といわば不遇コンビ。登場させることで刺激し、さらにこれを極幻解禁することでテコ入れを試みたのかもしれません。しかし、そこにあったのはスキル1でリフレッシュする弓とスキル2で変換をする槍。
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