No.061 属性ごとの特徴って、なに?(回復事情編) | ポコダン モンスター採点図鑑

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ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 属性ごとの特徴をまとめ直してみる企画、第一弾。特定のテーマについて、火、水、雷、森と全属性をカバーしていく予定です。公式が覚えていないものを覚えておく必要はないので、光と闇については触れません。


 今回のテーマは“属性ごとの回復事情”。

 なんとなく水は多そうですし火は少なそうなイメージですが…。さて、実態はどうなんでしょうね。また、当図鑑らしく基本的には星7キャラを軸にお話ししています。


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 まずはLS。フロア移動時回復や、毎ターン回復。あとは毒ややけどのダメージ吸収もありますね。


 毒やけどの吸収では意外なことに火属性が最高。火では毒吸収が6体、水ではやけど吸収が5体存在。逆に雷は1体、森は2体と少な目でした。

 ただ、毒やけど両方の吸収に成長するキャラは火も水もあれだけいてフラム、アリババ、シヴァのみ。逆に森は2体とも両面吸収になります。

 他にも雷属性はコラボ以外にライデンしかおらず、全体的にLS回復が苦手、森のフロア移動時回復は回復量が全体的に高め、など思ったより属性ごとの差異がある感じでした。


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 続いて、HP回復AS部門。まずは固定値や割合などシンプルに回復する方々は星7だと4属性に計23体。うち半数近い10体が水属性でした。他は火が4、雷が5、森が4と似たり寄ったり。

 うち常設キャラは火1(プラネット)、水3(水ガブ、森ガブ、オシリス)、雷2(カタストロフィ、極絶ティアマット)、森3(森ヴェルダンディ、雷ヴェルダンディ、スノーホワイト)。

 火はガチャ産0、雷はドロップのみとだいぶ厳しそうです。

 星7以外では火にフェアリーサンタ(50%回復)、雷に上杉謙信(50%回復)がいるということを一応覚えておいて良いのかも。大航海あたりなら一応いけるかと。


 続いてASからは、いわゆるドレイン回復。与えたダメージの○%回復ってやつですね。

 こちらは星7に63体存在。一番多いのはなんと火でした。実に18体が所属。次いで雷16、森15ときて、水がまさかの最下位14体。


 ただし、火属性は半数近くのASダメージが非倍率型の低火力。倍率型でも森バハムートのような低火力だったり、1体1マスのみ対象としていたり、全体的に吸収量という面での優位性はあまりありません。コストも重めです。

 水もその傾向にありましたが、ヴァルナ以降エレンに禰豆子と大回復が可能に。コストも軽めで一部を除きほぼ100以下。使いやすさの実益で勝るようです。

 雷は割合ダメージ+回復というパターンが苦手。星7だとにゃんこコラボのネコムートのみと実質0状態。ボレアースの印象で得意なイメージがありましたが、全体としてみればASによる吸収回復が最も苦手な属性のようでした。

 森は逆に割合+ドレインが豊富。3分の1にあたる5体がその系統。それに伴いコストも全体的に軽めで、多芸なキャラが多かった印象。


 ASでの回復にはダメージの無効吸収もあります。こちらは全9体。水と森が3で、火2雷1。雷属性はここでもライデンのみと苦手ぶりを露呈しています。


 毎ターン終了時回復、いわゆるリジェネはこれまで火と水に1体でしたが、カゲツ、エア、バースが追加。ただし7凸時のみ。とはいえ、これにより均等になってきたといえるでしょう。


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 長くなってきたので一度ASについてまとめると…


 ・火→回復機能を持つものは多めだが個々の性能に難があるものが多い。コストがやや重め。


 ・水→所持者はそれなりだが、個々の回復性能が高め。コストも軽くコスパ面でも優れる。


 ・雷→とにかくAS回復が苦手。ほぼ全面的に人手不足な状態。ボレアース、メイデンジャンヌ、ガーンディーヴァへの依存度が高い。


 ・森→所持者がやや少な目。いても割合×ドレインだったり無効吸収だったり、一癖ある回復勢が多い。その中にあると常設ヴェルダンディの存在感がひときわ大きい。


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 最後はCSでの回復比較。


 まずは割合回復や固定値回復。含まれるのは35体。水と森が10、火が9で雷が6体という分布。

 

 火は数こそいますが、常設&属性限まで範囲を広げても存在するのはフラムのみ。あとは季節、コラボ、ラッシュ限。

 水も多いようでほとんどがガブリエルかアリス系。回復割合には不安が残ることも。

 雷はもっと深刻。少ない上にベガ以外回復量もコスパも悪め。コラボドロップの九井くんでエース格になるのも納得。

 森は雷バステトやヴェルダンディのように常設でも高率の回復がしやすい傾向。ただ、ASに癖があるなどの理由でやや採用されにくいキャラも多め。しのぶさんとかケリュケイオンとか。


  続いてドレイン回復。対象は最多の179体。全672体を対象にチェックしていますから約4人に1人はドレイン回復が可能と言うことに。


 内訳は、火41水52雷42森44。水が頭一つ抜け、残りは団子状態です。常設だと火9水6雷6森8。なんと火が最多でした。比率的に見ても水属性が一番限定キャラ頼みのドレイン回復をしている、ということになるかもしれません。

 もちろん、各キャラの利用率なども踏まえれば見方はまた変わるかと思います。水桃太郎とかベリアルとかを数にカウントする是非みたいなものですね。ただまあ今回は傾向なので。


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 さて、ではCSについてもまとめてみましょう。


・火→常設キャラの割合回復が少なく、ドレイン回復中心。限定キャラはその逆傾向。つまり、吸収無効のある高難度環境ほど限定キャラの有無が回復力に影響してくる。


・水→回復力は全体的に高めながら、割合回復は多くが常設絡みで、ドレインは限定中心と火属性とは真逆の傾向。そのため、難度が上がると回復しか出来ないようなキャラを使うことになりやすく、編成のバランス取りが難しい。


・雷→割合回復系の層の薄さの質の低さが致命的。S変換使いがほとんどそうであるように、ドレイン回復使い自体は相当数存在するが、吸収無効持ちを相手にすると途端に苦しくなる。そりゃ火ダイアあたりが割合ヒーラーとして生き続けるわけだ。


・森→全体的にそつがない。吸収率が高いキャラも多く、回復が安定しやすい。常設だけでカバーしやすいのも助かる。流石はダブルゲージ戦発祥の地。


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 いかがでしたでしょうか。長かった…というのは、もうお約束。これでも巻きました。


 予想以上に健闘しているようで質の低さやバラツキに悩む火属性。

 回復手段は豊富ながら、純ヒーラーを編成する際の攻撃バランス取りなどが難しい水属性。

 回復役を特定キャラに依存しまくり、各方面で人手不足の雷属性。

 質と量のバランスがよく、回復面ではやたら安定しやすい森属性。


 ざっくりまとめると今回はこんな感じでしょうか。ポコダンは常設キャラが増えにくいアプリなので、どの属性においても限定キャラの占める割合は高くなる一方。それで自然なのです。


 肝心なのはその限定キャラが担う役割の分布。そういう意味でも最も回復性能が高い属性は森属性と言っていいのかもしれません。ワーストとなるのは雷属性でしょう。


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 ということで、属性間比較の回復性能編でした。攻撃系についてはまた後日。