評価 3,060円 (通常表記 7.0/10)
限界突破優先度 S(+4)
・要素別5段階評価
ここがポイント!
・キックフライトの落とし子たち
・初の兼任?
・4凸までは必須
偶然の入手が有り得ない瞳島。手に入れるということはそこに明確な動機があるはずである。強さへの評価、コラボ作品への思い入れ、手持ちの補充…いずれにせよ、使うから手に入れるのだ。ならば限凸しない理由が思い当たらない。7凸するかはともかく、4凸までは最低でも行って、回復量を増やしていきたい。
今回は運営が評価額を提示してくれているので、それに乗っ取った表記を行っている。
まずは瞳島本体について少し補足しておこう。瞳島自体の性能は実にバランスの取れたものだ。ここでいうバランスとは“リアルマネーが絡みつつ、必須ではないが、あると層は確実に厚くなる”という意味であり、その意味でいい塩梅なのだ。
今後の物語コラボを期に始める人にはいい足がかりとなり得るし、手持ちの豊富な人にとっても既存キャラと被りにくいスキルの組み合わせを持つ点でも優秀。課金する事に対して問題がないのであれば入手を促してもいいくらいだ。石だけでもそれなりにコストがするため、瞳島単品の実売価格は300円程度と言えなくもないのだし、そう思えば破格の性能である。
また、瞳島はポコダンでは初となる有償販売キャラである…と言いたいところだが実はそうではない。過去、ファミ通とまだ組んでいたリリース直後には、竜騎士ティア、フォルン、シンフォノア、竜闘士サラなどが付属コードにより手に入ったりしていたのだ。これもある意味で有償限定販売であろう。シリアルコード方式をappleが嫌ったあたりでこの文化はほぼ廃れたが、瞳島の登場はその廃路線の蘇生改造再利用、といったところだろう。
もちろん、それらが直ちに批判されるべき行為ではない。有償キャラがいること自体は許容できなくもないし、実際バランスとしてもいいものを作ってきていると思う。しかし、コラボにおける追加キャラが1体であり、それが有償販売限定だというのはどうだったのだろうか。
また、別の問題もある。これまで散々求められていたガチャの天井問題。もっともらしい理由を付けてあれこれと説明していたようだが、その舌の根も乾かぬうちに登場させた3,060円天井、確定入手となるこのコラボパックの存在はどう整合性を説明するのだろうか。結局、無償で確定入手されたくはないが金を払うなら話は別だ、ということと取られても仕方がないのではないだろうか。
過去の年末年始や周年などで販売されてきた松竹梅のチケット群。闇鍋上等で回してきた人もいるだろうが、あれも確定入手は避けるという一貫性のもとに成り立ってきた。しかし、もうその理屈は通じないだろう。仮にもポコダンで価値の高いスキルであるS変換使いを課金による確定入手にしたのだ。上記のチケット系に対しても選択可能なものになっていかないと辻褄があわなくなるのではないだろうか。
瞳島そのものにもコラボにも罪はない。しかし、その登場がポコダンに及ぼす影響は、その性能以上に大きなものになりはしないだろうか。