－「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ－
こんにちは！
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
－日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家－
教職歴２５年、教師の転職コンサルタント／教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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昭和の時代には考えられなかったこと・・・
授業崩壊、モンスターペアレント、パワハラなどの問題が多発しています。
私学では少子化による経営破綻やリストラ、給与削減がずいぶん増えました。
「学校がつぶれるはずはない」 という神話は、すでに歴史上の伝説です。
私学の倒産・買収や公立学校の統廃合は、その数を増しています。
運良く定年退職できたとしても、決して 「老後は安泰」 とは言えなくなりました。
退職金と共済年金だけで老後の約 40 年間を健康に過ごせるのか、疑問が残ります。
定年退職した後の人生プラン、きちんと形作られていますか？
今の生活レベルを確保していく方法をご存じでしょうか。
私自身、経営破綻が見え始め、買収されそうになった学校に勤めていました。
経営の立て直しのために、11 年もかけて学校の改革を推進したのです。
バブル経済の崩壊、少子化、先鋭化した消費者社会など、最悪の環境でした。
長く続いた日本の経済政策の迷走も、学校の経営に影響を与えていました。
経営だけではありません。
昔と違い、人々の心のあり方までとげとげしく冷たいものに変わってきました。
「カネさえ払えばどんな要求をしてもいいんだ」 という保護者も増えました。
生徒が 「授業料で給料もらってるんでしょ？」 と発言する場面もありました。
自分の利益を優先し、学校全体のあり方を考えない人々が増えたように思います。
平成時代は消費者意識の高まりとともに、誤った個人主義の先鋭化も特徴的でした。
集団規範を無視したわがままな要求が、一部の保護者・生徒の間で広がりました。
授業妨害する生徒の保護者を召喚すれば逆ギレされる。
上司に意見すれば年功序列や派閥の力を背景にパワハラを受ける。
部活動や補講の時間になっても、意味不明なクレームに何時間も付き合わされる。
さらに、業務は物理的限界を超えて忙しくなったのに、給料は下がり続けるばかり。
少子化のみならずバブル経済崩壊の影響が、日本全体に暗い影を落としていました。
学校への過剰な要求も強まるばかりで、誰もが精神疾患の危機の中で働いています。
同僚が一人二人と辞めていき、その業務は残った教員にまた分散される。
「このまま教師を続けて行けるのだろうか？」 との不安も日ごとに強くなりますよね。
中には勤務校が突然買収され、教職員全員が離職を余儀なくされた私学も・・・
教師のキャリアは決して安泰とは言えない時代となってしまいました。
また、精神衛生面への悪影響も、10 年以上にわたり決定的な改善が見られません。
定年できてもできなくても、さまざまな不安が脳裏をよぎるばかりです。
順調に定年退職できたとしても、「第２の人生」 はどうすればよいのか・・・？
定年後の約 40 年間をどのように生活すればよいのでしょうか。
私も四半世紀の教職経験を持っていますので、環境の悪化は強く実感しています。
教員研修ではそうした時代背景を踏まえた講義とするよう心掛けています。
資本主義経済の限界が露呈している今、あらゆる防衛策が必要です。
もはや組織に頼って人生の命運を預ける時代ではなくなりました。
2 1世紀は自分に内在するパワーの活用を最優先にしなければ生きていけません。
自分自身のキャリアプランについて、今のうちから対策を講じておきたいものです。
もし人生の意義に悩むことがあれば、個別面談をご活用ください。
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藤井 秀一（ふじいひでかず）
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