－「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ－
こんにちは！
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
－日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家－
教職歴２５年、教師の転職コンサルタント／教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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お客様との対話の中で、自分の 「使命」 を振り返る貴重な機会を何度も得ています。
「使命」 とは自分が生きて働く動力源のようなもの、存在理由のようなものですね。
若い頃の私は、学校改革に明け暮れ、周囲からの圧力に耐え続けていました。
それができたのは、この 「使命」 への自意識のおかげだったと思います。
なにしろ強烈な抵抗勢力の猛反発に遭いましたからね・・・
国民のための国民を育てるのは為政者の使命。
市民のための市民を育てるのが教育者の使命。
私はそう信じて教職時代を過ごし、11 年間にわたる学校改革に取り組みました。
家庭を犠牲にしつつ休日返上で行動していたのは、まさにこの信念のためです。
今思えば、息子や亡き妻にはずいぶんつらい思いをさせてしまいました。
それでも我慢し続けてくれたのは、私の使命感を知ってくれていたからだと思います。
抵抗勢力の陰湿な態度に散々悩まされた時期があります。
そんな教師生活をいま振り返ると 「うつ病の前兆では？」 と思える要素もありました。
私のような鈍感な人間だから最後まで耐えられたのかもしれません。
しかし、皆が誰でもそうだとは限りません。
正直なところ、私は自分自身の危機に対しては気付くのが人より遅いほうです。
特に理念に燃えているときは、自分や家族のことを後回しにする悪い癖がありました。
逆境を脱して長い時間が過ぎてから、知人の医師からこう言われたのです。
「うつ病を発する寸前だったはず」 と。
その当時はイメージすら湧かず、他人事のように感じていました。
ありがたいことに、私はその鈍感さゆえに、うつ病にならずに済みました。
ただ、頭痛や腹痛のほか、倦怠感や動悸など、何度か不調に見舞われました。
ストレス発散に有用な趣味が多く、ギリギリで回避できていたのかもしれません。
しかし、世の中には責任感の塊のような、熱意に燃える先生がたくさんいます。
そして今、そうした先生ばかりに業務の負担が過集中する学校の現実があります。
責任感の強さからあらゆる業務を背負ってしまい、苦しんでいる先生が多いのです。
私はいつも、そうした先生方に注意を呼びかけ続けています。
自分の心を偽ってしまうと、いずれ心を病んでしまう可能性がありますよ、と。
理由はともかく、もし体調不良や疲労が続くのなら、素直に受け止めてくださいね。
あなたの身体は、あなた一人のものではありません。
倒れてしまえば教室の子どもたちはもちろん、ご家族も不幸になってしまいます。
心や身体を壊してまで働き続けるのはまちがっています。
私はこれまで、無理をしすぎてうつ病に罹患した多くの先生方と出会ってきました。
次のステージを模索したくても、病気が邪魔をして行動することが困難となります。
その泥沼にはまらないよう、ふだんから用心と回避の行動をお願いしたいと思います。
「今のまま働き続けても自分は大丈夫なのだろうか？」
時々はこの自問自答を実践していただきたいと思います。
私は教職歴 25 年の国家資格キャリアコンサルタント。
先生方の悩み解決のため、さまざまなサポートを展開しています。
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藤井 秀一（ふじいひでかず）
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