転職希望先をよく知るために(5完) | 教師の転職相談室

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-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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シリーズで『転職先をよく知るために』の連続記事をお届けしてきました。
 

このシリーズはこの記事で最終回です。
 

転職先に関する考察を深めるきっかけ作りとしていただけましたら幸いです。

 

組織活動には 「5つの経営資源」 が存在します。
 

すなわち 『ヒト・モノ・カネ・トキ・情報』 の5つです。

 

「情報」 は企業にとって生命線ともいえるものです。
 

人体にたとえれば血液やリンパ液にも匹敵するほどの重要性を持ちます。
 

ましてやこの情報化の時代、わずかな見逃しが企業の運命を左右します。



 

 

ところで、「情報」 は大きく分けて3つのグループに分類できます。

 

一つは広範囲に 「集める情報」 で、企画開発や顧客分析の原資となるものです。
 

もう一つは 「共有する情報」 で、組織活動の原動力あるいは団結力となるものです。
 

最後は 「発信する情報」 で、これは主に集客の手段や協業者の探索を促進します。

 

あなたが転職先として考える業界・企業について、少し確認してみましょう。

 

どんな情報を収集し、どんな情報を社内で共有しているのでしょうか。
 

その対象、整理加工の仕方、内外への伝達はどうなっているのでしょうか。
 

社外にどのような形で、またどのようなタイミングで発信されているかも大切ですね。


【確認事項】経営資源から組織を理解する(5)

転職希望先の企業がどんな情報の扱い方をしているか考えましょう。

1.その会社はどんな情報を好んで求め、どこからそれを収集していますか。

2.収集した情報をどのように加工し、何を、なぜ社員で共有するのでしょうか。

3.社会に向けて、何を目的として、どのような情報を発信していますか。




 

 

こうした情報の流れや内容を精査していくと、『企業の本心』 が見えてきます。
 

それらの情報を取り扱うことは、あなたにとって楽しみなのか、苦痛なのか・・・
 

この点をよくとらえておきたいものですね。

 

発信していく対象者はあなたの求めている職務とマッチする方々でしょうか。
 

(↑ あなたがお助けしたいと思える相手でしょうか?)
 

また、今後あなたが発信していきたい情報との適合性はいかがでしょうか。

 

お客様はどんな悩みを持つ人々なのか。
 

その人たちは本当にその企業が発信しているような情報を求めているでしょうか。
 

もしかしたら、あなたが発信したい情報の方が適切ということはないでしょうか?

 

時間をかけて確認・考察を深めておきたいテーマですね。

 

私は教職歴 25 年の国家資格キャリアコンサルタント。
 

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