－「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ－
こんにちは！
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
－日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家－
教職歴２５年、教師の転職コンサルタント／教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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「生徒や保護者のクレームには、全校挙げて対処する姿勢が定着している」
あなたの勤務する学校は、自信をもってそう言える職場でしょうか。
もしそうでないとしたら・・・改善策は必要ないでしょうか。
「初めからモンスターペアレントであるモンスターペアレントはいない」
そう言ったら、あなたは驚きますか？
モンスターペアレントとは、社会的常識が欠如した、悪質な過激型クレーマーのこと。
ところが、「生まれつき」 のモンスターは、実はきわめて少数派なのです。
むしろ質問や不安への対応を誤りモンスター化させるケースが圧倒的に多いのです。
歴史的な背景もありますが、これを語ると本が一冊書けてしまうので割愛しますね。
私は学年主任となった年、学年クレームを前任者比で ７ 分の １ に減少させました。
今日は一般人をモンスター化させてしまう最大の理由と対策をお話しします。
モンスター発生の背景には、「消費者社会」 の影響があります。
これを踏まえて抑止のための準備をしておくべきなのです。
はじめに、次の点をご理解ください。
「顧客の ＲＯＩ を超える価値提供を心掛ける」
「ＲＯＩ」 とは、「投資回収率」 を意味します。
（Return on Investment）
払ったお金に対して、どれだけのリターン、すなわち対価を得たかということ。
これが等価もしくはそれ以下だと、不満がクレームに変わります。
さらに、学校側の対応に納得できないと、クレームがモンスターに変わります。
特に私学では、「公立より高いお金を払ったのに」 と必ず言われるものです。
公立でも 「税金から給料もらってるんでしょ」 と失敬な発言を浴びせられます。
社会から真の 「保護者」 が減り続け、保護者という名の 『消費者』 が急増したのです。
そしてその生き方は、ある複数の法律 （商業関連） によって作り出されてきたのです。
これを理解していないと、何度もモンスターを作り出してしまうことになります。
もう一つ、モンスターを発生させてしまった場合の対応について話します。
この時に重要なのはまず、「モンスターかどうか」 の判別ですね。
これには目安を設けておかなければなりません。
感覚的にではなく、明確な基準を作っておくのです。
１．クラス・部活動などにおいては、集団の利益を無視しているかどうかを基準とする
２．他の生徒の立場を無視して、一方的な利己主義となっていないかどうかを精査する
３．金銭を要求してきたら、直ちにモンスターと定義する
４．脅迫発言や強要発言が発せられたら、直ちにモンスターと定義する
モンスターと判別できる状況なら、教員一人で対応してはいけません。
学年主任や教務主任、時には学校長に同席をしてもらう必要があります。
刑事罰に相当する言動が見えた時は、迷わず管理職が警察に相談すべきです。
あまりにも過剰と思える時は、談判の録音をしておくこともお勧めします。
（刑事告発や民事裁判の際に必ず役に立ちます）
重要なのは、教職員が一丸となって結束している姿勢を理解させることです。
日頃から上長に細かく報告を上げ、シミュレーションをもとに対応を考えておきましょう。
人格破壊型のモンスターには、真正面から向き合わずにすぐご相談ください。
モンスターペアレント発生のメカニズムや対策について、私は詳細にご指導しています。
改善につながらない時には、必ずご相談くださいね。（教員研修も可能です）
必要な方には下記読本を進呈のうえ、ご相談に応じます。
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藤井 秀一（ふじいひでかず）
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