－「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ－
こんにちは！
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
－日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家－
教職歴２５年、教師の転職コンサルタント／教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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転職支援をしている身で、このようなことを申し上げるのもなんですが・・・
私は転職した先生方に 「将来的にはまた教育にかかわって欲しい」 と思っています。
「教師として学校の中に戻ってください」 とまでは申しません。
さまざまなパワーを身にまとって、また教育界を助けてほしいと願うのです。
私のように側面支援の形をとることも視野に入れていただければ、と。
ごく簡単な表現で予言します。
「学校も教師も、遠からず今の知的体系のままでは立ち行かなくなります」
いや、すでに業務形態や職務連携の面においては、あなたも破綻を危惧しているはず。
もうこれ以上きれいごとで学校を美化し続けるのは不可能な時代となっています。
今から 20 年前、私はその危機感をこんな表現で上司や先輩に提言していました。
「これからの時代、教育界には 『企業力』 が必ず求められるようになります」
弱小校である無名な私立高校でしたから、危機感は加速度的に強まっていました。
しかし私の提言を聞いたベテランたちから返ってくる言葉は残念なものでした。
「お前、何言ってんの？」
私のこの提言を、もし今、全私学の理事長・校長に伝えたとしたらどうでしょうか？
誰一人として反対を唱える人などいないと私は確信しています。
この危機感は私学に限らず、今なら公立学校の校長先生とも共有できると感じています。
今の知的体系のままでは立ち行かなくなりつつある学校、そして教師の仕事。
生活やメンタルの崩壊を回避して転職する先生もずいぶん多くなりました。
そうした方々には、民間で多様な力をつけ、将来また教育界を支援してほしいのです。
おそらくまだ、私の言う 『企業力』 の意図が分かりにくいことと思います。
これは単純な 「金を稼ぐ力」 という意味ではありません。
組織の生存と目的達成のために、組織とその構成員の力を引き出す能力です。
民間企業に転職するのなら、これから述べるようなパワーを身につけられます。
すべてに精通する必要はありませんが、どれか一つ 「得意技」 を手に入れてください。
そしてその 「得意技」 を駆使して、いつかまた教育界を助けてほしいと願っています。
手に入れてほしい 「得意技」 の事例をいくつかここにお示しします。
これから先の教育界に必ず必要となる力です。
▽マーケティング（顧客創造）：保護者・生徒の真の要望を引き出し、それに応える力
▽マネジメント（業務管理）：組織の潜在能力を顕在化させ、統制する力
▽アカウンティング（財務）：マーケティングとマネジメントを確実化する力
▽イノベーション（革新）：旧態依然とした慣習やしきたりや前例依存を打ち破る力
▽リスクマネジメント（危機管理）：学校事故の未然防止、あるいは即時対応できる力
最低でもこの ５ 分野が教育界の真の再生には必要だと私は考えています。
民間企業では比較的容易に修得する機会が得られる分野です。
どれか一つでも手に入れて、将来、教育界を支援する機会を作っていただければ幸いです。
本来は勤続しながらこうした力を手に入れられることが理想です。（研修など）
しかしそれには、まず教育界そのものが生まれ変わらなければなりません。
それを待っていたのでは手遅れになってしまいます。
そのため私は、『教職救世塾』 を立ち上げました。
学校運営ができるレベルの現場教師を増やしていくことが目的です。
https://www.nfeti.com/%E6%95%99%E8%81%B7%E6%95%91%E4%B8%96%E5%A1%BE/
上記 ５ 分野を核として、「学校を任せられるヒラ教師」 のプロ集団を作りたいのです。
その手始めとして 『学校リスク管理士』 の認定講座を 2019 年に初めて開講しました。
また、志ある先生方に勉強会を提供できるよう、独自のセミナーも構築済みです。
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