中国の抗日戦争勝利70年式典 | やっくんの事件簿ブログ

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天安門
※9月3日 中国上海にて行われた「反ファシズム 抗日戦争勝利70年記念式典」の軍事パレード

北京の上空には真っ青な空が広がっていた。

”パレードブルー”と言われる人工的に作られた青い空だ。この空を作り出す為に、北京周辺区域の工場の稼働規制や交通規制などが行われ、これにより何千、何万の労働が奪われたことでしょう。もちろん保障などあるわけがありません。


習近平
※右から、中国につくことが良策だと考えている無策な韓国朴槿恵大統領、その横、いつでも隙あれば中国の寝首をかいてやろうと考えているロシアのプーチン大統領。中央習近平氏のさえない表情が中国の現状を示している。


パンギブン

※なぜか国連の潘基文事務総長も出席 永世中立の国連の代表としてはあるまじき行為であるが、地位を金で買い、次期大統領を狙う人間であり、国連を悪用する全く持って世界の舞台に立つ資格のない人間


習近ぺい
※式典で演説する習近平氏


3日、習近平国家主席は北京の天安門広場で行われた抗日戦争勝利70年を記念する行事で演説した。


「不撓不屈の精神で血を浴びながら奮戦し、日本軍国主義の侵略者を徹底して打ち負かした」習近平氏は「日本の軍国主義」という言葉を十数回繰り返した。

支那事変は、(中国)共産党が対峙していた日本軍と、支那国民党軍を戦わせるために、双方の軍を銃撃(夜襲)し、勘違いした日本軍と国民党軍が盧溝橋事件を起こし、中国軍が停戦協定を何度も破って継続、拡大した戦争です。

盧溝橋事件の3週間後には支那保安隊
が日本人慰留民約260人を大虐殺した通州事件が発生。

更に、2週間後支那軍は数十万人という大軍で、上海の国際租界の日本人慰留区を包囲攻撃した。支那軍機は上海市街地のホテルやデパートを爆撃して民間人や外国人を大量殺害した。

その他支那軍は焦土作戦、黄河、揚子江の堤防決壊などにより、多くの民衆を殺害し、世界で初めて違法の毒ガスを使用し、細菌戦を行ったりしるなどの悪逆非道の限りを尽くした。

支那軍はある意味、意図的に人民や外国人を無差別に攻撃し(上海1937.8月)、「日本軍がやった」と虚偽宣伝し、日本を悪者にした。

その後も支那は日本が提出する和平案をことごとく蹴り、戦争を継続したのだから、日本からしてみたら、自衛戦争以外の何者でもない。


蒋介石
※蒋介石(1887~1975)国民党総統 中華民国初代総統


また、3日の演説で習近平氏は「中国脅威論」の緩和を促すため「人民解放軍を将来30万人削減する」と主張した。

現在の中国軍人は233万人と言われており、世界第2位のアメリカでさえ149万人です。余剰人員をカットしその分、兵器の近代化を計るだけのことです。

軍人削減は明らかに詭弁です。

また、この軍事パレードで、次々に登場する最新鋭の(実力のほどは定かでないが)戦車、戦闘機、ミサイルなどが中国の軍事力を誇示していた。

これらの中国の軍事力をなるべく使わせないための、昨今の日本の安保法案であると認識すべきでしょう。

アメリカが攻撃されても動かない日本を、日本が攻撃された際、アメリカは瞬時に動くでしょうか?

答えは✖️です。

アメリカも議会の採決なくは動けないのです、アメリカ議会には中国寄りの議員も勿論います。すんなり決まらなければ、その間に日本はやられてしまいます。

だから、日本の力だけでも攻撃を弾きかえす実力を持つ事と、安保法案を持って、日米安保の修正をかけて行かなげればならない。

国会前に集まった12万人と報道されていた安保法案反対のデモ行動をした群衆は、今回の中国の軍事パレードをどう見たのでしょうか?

彼らはアジア全域が中国の軍事力により蹂躙され、日本も国を奪われ、家族が殺されてもいいと言うのでしょうか?日本の政府よりも中国共産党について行きたいと思っているのでしょうか?

中国の習近平は、今回の演説で、日本を名指しで批判し、中国共産党の正当性をアピールしました。殆どが捏造の歴史認識と政治的プロパガンダですが、習近平自身、またそれを聞いた中国国民がその捏造の歴史を信じてしまっていること自体がかなり危険なことです。

ましてや、全世界の人々や指導者がこれを聞いて、日本とはなんと悪い奴らだと思い、日本製品を買わなくなったら、日本の経済は打撃を喰らう可能性があります(信じちゃう人もいるでしょう)。

せめて日本国民は正しい歴史認識を持ち、日本人の名誉の為にも間違いを指摘できるスキルを持ち合わせる必要があるでしょう。

日本の国会前に12万人集まった人々は、本当に日本のことを考えるのであれば、この中国の抗日戦争70年の式典への抗議デモであるべきだと思うのですがいかがでしょうか。

安保法案反対デモを観て一番喜んでいるのは、習近平と中国共産党です。

彼らは馬鹿な国民だと高笑いしていることでしょう。


demo
※国会前に集まった安保法案に反対する群衆


今回の中国の抗日軍事パレードは、反ファシズムと日本の軍国主義を批判している反面、今の中国自身が世界で最もファシズムと軍国主義に近い存在になっていることは、今や世界の共通認識になっている。それがわかっているから、欧米各国は中国の軍国主義に手を貸すような式典には出席していない。

第一、70年前には中華人民共和国もなければ、日本と戦ったのは国民党であり中国共産党は双方戦わせるように、和平の邪魔立てをしていただけにすぎない。

この矛盾だらけな、奇妙奇天烈な人々の集まり(式典)は今回で終わりにしていただきたいと思います。