ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、先週21日に放送された「そこまで言って委員会NP」(読売TV)において、興味深いやり取りがありましたので、ご紹介したいと思います。
※日曜日13:30～15:00 関東地区未放映
右に偏った番組ですが、左一辺倒ばかりでは、バランスが悪い。
※パネラーの方の個性が強い。視聴率がよいため、出過ぎた杭は打たれない？
テーマは”日韓国交正常化50周年記念 韓国はなぜ反日なのか？”と題して、8人の日本人パネラーと3人の韓国人のゲストによるいわゆるバトルが所々で繰り返されました。
その中の一コマで、ゲストの東海大学准教授の金慶珠氏が爆弾を投下しました。
それは、日本と韓国の国交が始まった1965年の日韓基本条約締結時に日本が韓国に支払った経済協力金についての話でした。日本は韓国に対して、日本政府から無償3億ドル、有償2億ドル、民間から3億ドルの計8億ドルを韓国に対して支払っております。
金氏「日本にとってみれば非常に大金だけれども、韓国にしてみればそもそも試算した額の半分以下である」と発言。
また、金氏は日韓基本条約締結の同時期に、アメリカからの莫大な援助があったことも指摘する。韓国軍が1965年にベトナム戦争に参戦しており、その見返りとしてアメリカから多額の援助金が入ったと言う。
金氏、「実は、韓国の経済発展の虎の子は、より直接的には、ベトナム戦争の際にアメリカから8年間入ったお金、その桁違いの現金なんですね」と断言してみせた。
※金慶珠氏 時々聞き捨てならないことをいう人
日本が韓国に支払ったその額8億ドルは、当時の為替360円ー日本円にして約3000億円、韓国の国家予算の2倍以上。今の日本に当てはめてみると、200兆円強の賠償金を貰ったことになる！
そんな大金をあたかも”はした金”のように発言してみせました。
それに関して、パネラーの池田信夫氏は「だからそれがどうしたんですか日本からのお金はどうでもいいといいたい訳？」
と食ってかかり、一時騒然となりました。
そもそも、当時日本側は韓国側の様々な要求に対して、戦時の賠償として、”韓国政府”、”北朝鮮政府”、”朝鮮半島民への個別保障”をすると韓国政府へ伝えました。
通常、戦争時は紛争地が一箇所にかたまらず、広範囲にわたり、悲劇的な事例は多数ついて回ります。
過去にこの個別保障をすると言った国はあったでしょうか？
通常それが出来ないから、賠償金が存在するのです。...と言っても韓国とは戦争しているどころか、一緒に戦ったんですが...にも関わらず、個別保障を了解した日本政府はどこまで、律儀と言うか人がいいんでしょう、その道理が通じる相手であればいいが、特に中韓はそれに漬け込んで来る人種であったのです。その時点で、日本政府は重大な判断ミス。
すると韓国政府は自分達が責任を持って渡すという約束で全ての金をよこせと言ってきた。
日本政府はこれに応じて、全ての賠償金を韓国政府に渡しました。
その当時の韓国の国家予算の2倍以上の8億ドルだけでも大変な額ですが、さらに日本統治時代に残した、な、何と53億ドル(当時で約2兆円、今で換算すると800兆？)もの在韓日本資産を放棄している。(そんなに貰っておいて反日とは...)
その大金を基に韓国がインフラ整備に力を注ぎました、これが世に有名な「漢江の奇跡」です。この経済発展は目覚ましく東アジア最大の発展と言われている。
※（ハンガンのきせき、かんこうのきせき） 第二次大戦後の西ドイツの復興「ライン川の奇跡」をもじった。
しかし、問題は韓国政府が、賠償金を北朝鮮はおろか、個別保障すべき韓国民に支払っていないこと!
なんと、懐に入れてしまった！(これが諸悪の根源！、中国共産党か！)
しかも、日本からの賠償ということも公式発表していないから、「漢江の奇跡」も日本の援助によるものと認識している韓国民は少ない！
だから、韓国民は未だに日本は何も賠償していない。慰安婦問題(捏造だが)の保障をしろと言って来る。
金氏は韓国の発展を”日本のおかげ”ということを認めたくないのでしょう。アメリカには恩を感じても、日本にだけは頭を下げたくない。それを認めてしまうと、現在の韓国の”反日”も、数々の賠償責任への言及も全ての辻褄がおかしくなってしまいます。
金氏の表現からすると、日本からそれだけの経済協力を受けながら、まだ足りない、アメリカからもそれ以上にもらった。遡れば、日本に併合されるまでは中国に千年以上属国のように扱われてきた。全く自立しようという気がないとしか思えない。
朝鮮半島という中国と北はロシアという大国に囲まれた地政学上の問題があるにせよ、捏造してまでの賠償請求と長い物に巻かれる”事大主義”を脱却しない限り、日本がどんな努力を施そうが救いようがありません。
これが韓国人の文化人の典型なんだろうと思います。韓国民の認識も推して知るべしと言ったところでしょう。
少し前に韓国大統領の朴槿恵が「加害者と被害者という歴史的立場は千年経っても変わりがない」と言っていたが、言い換えれば、「これからも韓国民に千年嘘を突き通し続ける、日本へ賠償を請求し続ける」と世界に向け発表したようなもの。
安倍首相が「中国は嫌な国だが外交はできる。韓国は交渉もできない愚かな国だ」と関係者に言ったとか言わなかったとかいう話があるが、全く同感でしょう。
朴槿恵の世界各国で日本の悪口を言うだけの外交は、もはや日本だけではなく米国や韓国内であっても、頭打ちどころか批判の対象になっている。
そろそろ日本政府は世界に向け、韓国政府の悪事を発表した方がいい！韓国政府は韓国民を騙し続けていると。
その上で、慰安婦問題や歴史認識問題、韓国のロビー活動を批判すれば説得力も増す。
日本からこれだけの経済協力を受けておきながらの、現在の韓国政府の姿勢。日本は投資先を間違えたとしかいいようがありません。
中国共産党といい、韓国政府といい、北朝鮮の金正恩体制といい、その国の国民は本当に幸せなのでしょうか？
それと比べると日本は随分と良い国だと思います。