老兵は死なず、ただ文句を言うのみ | やっくんの事件簿ブログ

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村山、河野
※左から、河野洋平氏と村山富市氏

「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」
米議会において、ダグラス・マッカーサー氏が演説した際の有名な言葉です。

いわゆる「戦後70年」を主題に日本記者クラブで村山富市元首相と河野洋平元官房長官(談話時)の対談が行われました。

まさに、節目の年、今夏に発表されるであろう安倍首相の「戦後70年談話」がどのように語られるのかが注目されているところです。

その中にあって、”過去の談話”が継承されるか否か、ということにスポットが当てられておりますが、その”過去の談話”を発表したのが、この村山富市氏の「村山談話」であり、河野洋平氏の「河野談話」です。

「村山談話」(平成7年)は日本の「植民地支配と侵略」を謝罪したもの。「河野談話」(平成5年)は証拠資料も信頼に足る証言もないまま慰安婦強制を認めたものです。
※河野談話について詳しくは以前のエントリー記事(朝日の大罪)をご参照下さい。

http://ameblo.jp/pc-ultraman/entry-11914465550.html

話題の両友(雄)並び立つという感じです。

21年前に自民党、社会党、さきがけの3連立与党の際、社会党の村山内閣富市氏を首相に担いだのが当時の自民党総裁である河野洋平氏であることから、この二人は古馴染みということで、老犬による傷の舐め合い(⁉︎)基、お互いの業績を讃え合いました。

河野氏は村山談話に関して、「村山氏のリーダーシップで作られたバランスの取れた立派な談話だ」と称え、村山氏は「(慰安婦の)事実を明らかにし、韓国に謝罪したのは河野談話が初めて日韓和解の起点を作った歴史的な文章だ」と絶賛した。

村山氏はさらに「河野談話発表後、日韓関係は前進していたのに現政権が寝た子(韓国)を起こした」などと安倍首相を批判したとのこと。

突っ込みどころがあり過ぎて、何から突っ込んだらいいのか、とにかく話題のお二方です。

村山、河野両談話が出た後も中韓は歴史問題を提唱し続け、村山談話に関しては日本の首相が日本の植民地支配と侵略を認めて、賠償するのは当然というような発表をしたため、更に中韓はヒートアップし、賠償や政治的なカードとして利用して来ている。

村山氏は「寝た子を起こした」といったが、全くの暴論であり、日中韓関係を改善不能の淵へと貶めた責任への自覚が全くない。

河野談話についても、昨年、産経新聞に裏付けも何も無いまま、韓国や反日左翼にそそのかされて、その場しのぎに”慰安婦の強制性”を認めてしまった談話であったことをスクープされ(国会でも明らかにされている)、当時のそそのかした側の朝日新聞は、それを認めて謝罪し、社長も辞任している。

しかし、当の河野氏は全く謝罪が無い。それどころか、ことあるごとに現政権を批判し、中国や韓国には招かれ、同様に現政権や安倍首相を批判し続けている。これは村山氏も同じく。やっていることは韓国の朴クネ大統領と同じだ。

この二人には、事実を明らかにすることや事態収拾のため、国会の証人喚問をするべきですが、出来ない自民党は、やはり一枚岩ではないということでしょうか。

都合の良い場所には出て行き、都合の悪いところは避け続ける二人。

自分の談話や言動が正しいと思うのであれば、正々堂々と出るところへ出て主張するべきです。自身の発言がこれだけ、国家関係を揺るがすことになっていることを認識しているのであれば、責任を持つべきだと思います。

もし、首相や総裁をした人物が、その実績を否定されることを恐れているのであれば、それは間違いです。
間違いを認めず、後世まで禍根を残し、日本を貶め続ける事が最も見苦しく、日本のためになりません。

本当に日本の今後を考えるのであれば、間違っていた部分は真摯に認め、国民や外国に謝罪と説明をして、禊を削るべきだろうと思います。逆に日本の名誉回復が出来る数少ない人物であり、そのチャンスと思っていただきたい。

しかし、ながら、現政権潰しに躍起になる中韓や反日勢力、もしくは、それにより利益を得て来た団体(企業)等が、それを絶対に許さないでしょう。

結局は村山、河野両氏はそれらのスポークスマンにならざるを得ない。

”ただ消え去る”ことも許されない悲しい老兵のお二人ということです。