お久しぶりのパソコンネタです。(^^)
昨日会社での勉強会で、モバイルPCのお話がありました。
2008年にはパソコン出荷台数の40%をしめたモバイルPC。
重たいソフトを動かすのではなく、ネットにメールに特化して使用する事が目的で購入されているそうです。
がけっぷちも「工人舎」製品を愛用しています。
車の中、キャンプ場など場所を選らばず使用する事が出来ます。
このようなパソコンが突然出てきてヒットしたのではなく、
古くはポケコンやハンドヘルドコンピュータと呼ばれたパソコンから、
10数年前はヒューレットパッカード社のHP-LXシリーズやら東芝のLibretto(リブレット)シリーズ、IBMのPC-110(ウルトラマンPC)などの製品もありました。
時代やメーカーと共に名前も変わり、パームトップやらミニノートやら。
OSも色々存在しました。
近年のサブノートの隆盛は、不景気により低価格が求められていることやら、
OSが小型機専用のOSでなく通常のWindowsXPやVistaと同じやら、
パソコンの使用目的がネットやメールに特化してきている事やら、
家族一人一台時代やら色々とあると思います。
では、今から10数年前は・・・?
NECが軽量小型のハンディパソコンを1990年10月にPC-98HAを発売しました。

1990年、市場は電子手帳がビジネス市場に大きく受け入られていました。
その電子手帳は2年後シャープが発売したザウルスのような高性能なものではなかったが、
高価なノートパソコン(通常20万円以上)と比較すると安価で携帯型電子メモ帳の役割は充分果たしてくれていました。
そういった市場の流れの中で、PC-9800シリーズとは互換性の低かったPC-98LTシリーズの発展型という形でさらにコンパクトでMS-WORKSという統合ソフト(ワープロ・表計算・スケジュール管理など)をセットにした形で発売しました。

定価で198,000円、当時主流だったフロッピーディスクドライブやパソコン通信用のモデムボードを接続する為のドッキングステーションが5万円。

そして一番のネックだったのが、通常のPC-9800シリーズとの互換性の低さ。
データとしても互換性・MS-DOS機としての最低レベルの互換性のみしかないPC-98HAは元々の親機だったPC-98LTシリーズと同じ運命をたどりました。
1機種3モデル(ブラック・ホワイト・レッドのボディーカラー違い)で消えることに。
後に、PC-9801P、PC-9801NLなどが発売されるまで小型軽量携帯型パソコンとしての存在意義はあったと思いますが、商品としての市場価値は一部にしか受け入れられなかったのだと思います。
工人舎の小型ノートパソコン・東芝のノートパソコンとの大きさ比較です。(^^)

