俳句は季節のインデックスです。
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宝引の独楽くるくるとよく廻る
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絵:山口珠瑛
【俳句の季語】宝引(ほうびき)
福引きのこと。
もともとは正月の餅を2人で引き合い、
その取った餅の多少によってその年の禍福を占った。
その後、何本かの細い縄の束の中に木槌または
橙を結びつけたものを引き合うようになった。
いわゆる宝引である。
それが現在の福引となったのである。
これを特に新年とするのは、本来 年占いの1種であったからである。
(ホトトギス新歳時記)
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【俳句の風景】
お正月の俳句会では、
俳句の先生から毎年恒例の「
瓦せんべいみたいなお菓子を配ってもらいます。
東北地方のお菓子で、このおせんべいの中に
小さいこけしや将棋の駒や大黒様や打ち出の小槌などが入っていて、
中身を見て福引きみたいにその年を占う楽しみなお菓子なのです。
元祖食玩?
この年は、おせんべいの中に綺麗な
小さい独楽(こま)が入っていました。
おまけなんだし、独楽の形をしてはいるけど、
そんなにちゃんと回らないだろうと思ったら、びっくり!
しっかり くるくる廻ります。
小さいのに、軸をぶらさず、
ずっとくるくる廻っている美しい姿を見ていると、
今年はなんだか良い年に思えて来ました。
福引きの独楽。
しっかり軸をぶらさずくるくる廻って、佳き一年にしていきます!