最近見たテレビ番組の中で、一番心に響いたのは「餅ばあちゃんが教えてくれたこと」というNHKの特集でした。
桑田ミサオさん95歳。
60歳から笹餅作りを始め、この年齢まで一年に50000個の笹餅を作り続けてこられたそうです。
自分で小豆を育て、山に入って笹を取り、ご家族(息子さんご夫婦)の介護をしながら、深夜の二時半から餅作りをすることもあったとのこと。
93歳の時にプロフェッショナル仕事の流儀に出られたとのことですが、私は今回初めて餅ばあちゃんのことを知りました。
60歳の時に、老人ホームを訪れた時に持っていった笹餅に涙を流して喜んだおばあちゃんが二人いて、その時に、誰かが喜んでくれるなら…と笹餅作りを始めることを決心したそうです。
(会社を作ったのが75歳の時というのにも驚きました。)
美しい笹餅✨
弟子入りしたいほど魅きつけられます。
60歳で始めたことを95歳になるまで35年間も続ける、そんなことができるなんて考えたこともありませんでしたが…
今年還暦を迎える私には、大きく心に響き、これからの生き方を考えさせられています。
大学時代に、中学と高校の英語の教員免許を取得していた私。
塾という形態では教えたことはあっても、やはりいつでも教師として教壇に立てる人でありたい、というのが一つの目標であり、願いでありました。
30年近くの介護や自分のガンなど、思い通りに進まない人生の中で、自分のピークは人生の後半にくるはず、そのときは次世代に英語を教える日が来ると思っていたのですが…
いつのまにか教員免許が更新制になり、知らない間に私の教員免許も失効していたことに愕然としました。
でも、それが撤回される日が来るなんて、感無量です✨
人生100年の時代、60以降の40年をどう生きるかは、とても大切。
餅ばあちゃんに恥じないように、餅ばあちゃんと重なる二人の祖母にも恥じないように(2人とも教育者でした)、しっかり考えて、しっかり生きていきたい…
なんてことを考える今日この頃です。
長文お読みいただき、ありがとうございました💖
Good night