久しぶりのギター文化館。
車でのんびり1時間のドライブ。
相変わらず心休まる風景。
ホールもあらためて。
今日はアマチュアのクラギ発表会、
ギター懐メロコンサート。
プロのギタリストは金払えば観ることはできるが、アマチュアのクラギ演奏って知り合いもいないし生で観ることが難しい。
たまたま見つけて(いつもチェックしてるけど)だいぶ前に予約していた。
しかもプロギタリストの稗田隼人氏も演奏するとのことでこれで¥800は安いだろう。
席は8割くらい埋まっていただろうか。
演者もいるから純粋なオーディエンスはもうちょい少ない。
演者もオーディエンスも平均年齢60代?70いってる?
自分ですら"若い人トップ10"に入りそうなほど。
まあ懐メロだしね。
最初はアンサンブル。
みなさん1年前からこのために練習してたのだそう。
オジサンオバサン混成5人組やオジサントリオなどの演奏。
なかなかみんなでピッタリというのは難しい。
そのお年でも緊張しながら真剣にギターに向かう姿は勇気をもらえる。
しこたま練習したんだろうなというバックボーンを想像しながら聴くとちょっとジーンとしてくる。
ソロになると「ザ・昭和」な曲が次々と。
年配の方が弾く昔の曲ってメロディー単音系が多くなりがち。
コードを踏まないからテンポがかなり自由。
ゆえにこちらとしてはノリづらい。
そんなの求めてないと言われればそれまでだが。
チェリーとピースオブ〜を演奏した方は自身と同年代か。
メロディーも伴奏ものいわゆるフィンガースタイルでとてもノリやすくてよかった。
ビートルズのヒアアンド〜なんてナイスでシブい選曲もあったり、真夏の果実もかなりよかった。
アマ最後の世話人の方はさすがにベテラン、堂々と家で弾いてるかのような佇まいで余裕すら感じた。
最後は稗田氏。
短い時間だったがトークも面白い。
ウクレレで言えばKyasくんばり。
結局ディアンスを最後2曲弾いたが、南米のクラシックギター曲っていいね。
ちょっと前から気になってる。
日本人の心を揺さぶる何か"演歌的な"ものも感じるときがある。
最近感じたのだが生演奏をじっくり見入ってると何だか「ゲシュタルト崩壊」みたいなものが自身の中で起きるときがある。
他のオーディエンスが意識から消えていって演者と自分だけの空間。
そしてついには演者すらも消えてしまって頭の中で音だけが鳴っているような状態。
時間も歪んでどのくらい時が過ぎているのかわからなくなったり。
一種のトランス状態とでもいうのだろうか。
何言ってんだ?って話だけど。
まあそれほどまでに没頭してしまうということだよ。
演奏をずっと見ている中でいろいろ観察していたのだが、かなり上手く聴こえる人とそこまでではない人(いや十分上手いのだけど)の違いってどこだろうと。
つっかえたりタッチミスみたいなのはアマチュアなので別にいいとして(練習すればよし)、ひとつ気づいたというか前から思ってたことを確信した。
それはテンポ。
テンポが一定、あるいは一定のテンポの中でずらしながらもちゃんと回収できてる人は上手く感じる。
テンポ、リズムって先天的な部分もあるらしいので究極どうしようもないことになっちゃうんだけど。
運指が遅れてるとか技術的なことはさておき、そもそもその弾き方がその人のリズムだとすると直すのも難しい。
「えっ?なんか変?」って。
弾き方は人それぞれなんだからほっとけよ!っちゃその通り。
「だいたいそんな貴様はリズム感バッチリなんだろうな?」と問われれば額から血が出るまで平伏せざるを得ない。
自身の演奏を「自分なりになかなかよかった」と後から聴いて「テンポおかしい!何がよかっただ!」と毎回録り直している。
満足いった試しはない。
しかしながらできないなりに意識は常にしていたい。
刺激が多かった。
いろんなギターの音も聴けたし、それぞれの構え方や弾き方、音の出方の違いがあって全方向から楽しめた。
茨城はいいなあ、こんなにクラシックギターが盛んで。
サークルもたくさんあるようだし。
今日は多くの収穫があった。
実り多き晩秋の週末。