昨日はラグビー観戦、今日は将棋の大盤解説会。


去年に引き続ききぬ川ホテル三日月へ。



11時からイベントブースや物販が始まっている。


到着はゆっくり12時前。


対局はすでに始まっているが解説会は13時から。



さて藤井棋王と挑戦者増田八段の対局。


ここまで藤井棋王は1勝2敗と負け越してここで負けるとタイトルを失冠する大事な一戦。


今日目の前で藤井六冠が五冠になる歴史的な場面に立ち会うことになるのか、はたまた首の皮一枚繋がって第5局に決着を持ち越すのか。



まずは将棋駒研究会のバネさんのところへ。


毎回面白い話をしていただき感謝。


書体の投票コーナーがあったので魚龍一字空蝉に投票しておいた。


魚龍一字


空蝉(うつせみ)

※ともに画像拝借


両方とも欲しいところではあるがそんなに駒を持っていても使い道がない。

コレクターになるつもりもないし。。。

しかし眺めるだけでも楽しめるのも事実。


バネさん製作の風波や蛍雪師作のものなど眼福モノが多数展示。


美しい駒は癒される。



バネさん所有の対局セット一式。


竹部さゆり女流がちょうどバネさんにこのセットについて質問されていたところに混ざりほんのちょっと会話。


本当にこの方は面白い。


リップサービスが過ぎてよく各所からお叱りを受けてるのだが憎めない。(すぐ余計なこと言っちゃう)



昨年、将棋盤を工房で購入させていただいた吉田碁盤店さんのブース。


四代目には覚えていただいたようで盤の素晴らしさについて感謝の意を。


最近はどうやら1.5寸盤が人気のようでいくつか並んでいた。


確かに2寸盤よりやや薄く持ち運びにはよさげ。


また面白いお話も伺えてよき。



解説が始まり序盤。


宮嶋四段(左)と長谷部五段(右)。


長谷部五段は地元栃木の出身。


何しろ栃木初のプロ棋士だ。


宮嶋四段は若いのにしゃべりがうますぎる。


まだプロになって2年半だが堂々とした解説。


宮嶋四段は最近注目していて順位戦C2クラスからC1に上がれるかというリーグ戦で今期惜しくも上がれなかった。


最終戦で負けてしまい残留が決まった後、将棋会館から東京体育館までトボトボ歩いてそこで泣いたと言っていた。


順位戦は「誰が名人に挑戦するのか」というところに注目されがちであるけれども下位クラスは下位クラスで壮絶なせめぎ合いがあるのだ。


何しろC2から降級してフリークラスに転出すると10年で引退させられる。



だからそういうリアルなヒリヒリ感のある話を知るとより感情移入してしまう。


宮嶋四段はまだ若いのでチャンスはあるし実力もあるので頑張ってもらいたい。



と思っていたら。


解説の合間の抽選会でなんと宮嶋四段の色紙が当たってしまった。


壇上に呼ばれルーレットを回して景品を当てるのだが、鈴木九段に「誰の色紙が欲しいですか?」と聞かれて「藤井(聡太)さんの」と答えたのは内緒。


「無心」っていいね。


将棋ウォーズをやってるときに無心になれず余計なことばかり考えて勝率が悪い。


この言葉を胸に日々精進しよう。


かなり難解な局面が続き対局は19時近くまでかかった。


藤井棋王が勝ち。


これで2勝2敗。


決着は最終局に持ち越された。


自分が指しているわけではないのに相当脳が疲れた。


8時間近く座って盤面を見続けている状況って観戦側もある意味非日常。


説明が昔より理解できるようになっているのは少し成長したか。


あー、初段になりたい。


リアル対局したい。


もうちょっと将棋に触れる時間を増やしたい。


やはりイベントに参加するとモチベーションが全方位から高まってくる。


今日は余韻に浸ることにする。


天気も良く観戦日和。


風がランダムに舞っていたホンスタ。


キヤノンイーグルス戦。


今日はいつもよりサポーター多め?


キヤノンの工場がスタジアムの目の前にあるし。


"工業団地ダービー"とも言われてた。


今節からキヤノンはデクラーク復帰。


※後ろ姿しか撮れない。。。


レメキと田村の元日本代表の交流が微笑ましい。


前の席にいらっしゃるいつもの御仁と前節までの振り返り、来季の展望、大学ラグビーの話など話題が尽きない。



さて試合開始。


前半から押されまくる。


現在最下位のキヤノンだが油断はできないと思っていたがやはり。


ヒートはペナルティが多い。


前半だけで9。


案の定、前半は9-16のビハインド。


せっかくラインブレイクしてもサポートが遅くボールを離せずノットリリースザボールの反則を連発。


離さないのが問題ではなく離せる状態が作れないサポートが問題。



薄着していったせいか太陽が傾いた後半はやや寒く。


後半はいつものアタックが息を吹き返したが取って取られてお互い3トライずつ。


差がなかなか縮まらず。


26-31。


順位が下のチームからボーナスポイントもらってもなあ。


今回は粘り強いディフェンスから活路を見出せなかった。


エナジーを感じなかった選手も正直数名見受けられた。


終盤タッチに蹴り出したら相手ターンになってチャンスが薄くなるのに2回もやったのはなぜ?


勝つ気あんのか?と御仁と憤りつつ。


それでも要所でのファイトは見せてもらった。


マンオブザマッチは田村。




次の観戦は来月頭。


前回負けたサントリー戦。


リベンジだ。




先日、ある人に話の流れで「星の王子さまを読んでみろ」と言われ。


今さらと思いながらも気になって言われるがまま読んでみた。



かなり昔に読んだような気もしたが全く覚えておらず新鮮な気持ちで読めた。


あらすじについては割愛する。

(気になればAIに要約を)


何も考えず読めば

「大事なものは目に見えない」

というありきたりな感想しか出てこない。


王子が訪れた星で出会った支配欲にまみれた王様、承認欲求の塊のような男、堕落した酔っ払い、資本主義の権化のような"所有"することに目が眩んでいる男、盲目的に仕事に服従している点灯夫、実地検証せず知識偏重の地理学者。


それぞれ王子から見れば全く"空虚"な行動、生き様である。


王子はそれを指摘する。


他人のダメなところはよく見える。


しかしその王子もその後に出会ったキツネに気づかされることになる。


つまり自分のことは見えていない。


いくら自分を俯瞰しても他人からしか見えないものもあるのだろうと。


自分のことは自分が一番わかってる!なんてそれは驕りである。


ちっともわかっていないのだ。



出会ったキツネとはじっくりと時間をかけて関係を築いていく。


そしてそのキツネに気づかされる。


王子が元いた星に置いてきたわがままなバラ。


散々面倒を見てきたがそのバラに嫌気がさして星を出たのに。


接する時間が長くなり関係性が深まると"責任"が発生するというのだ。


それは王子とキツネとの関係にも言える。


キツネからすれば王子と別れるのがつらくなっても"責任"がある以上、バラの元に帰るよう王子に促さざるを得ない。



ここを深掘りしてみる。


哲学者のレヴィナスが「関係性」と「責任」について言及しているのをみつけた。


「あなたの目の前に人がいる。それだけでもうあなたには責任がある。」


無理やり意訳するとこうなる。


物語では関係性を築いて深めることで責任が発生するようにとれるが、もっと瞬発的に早い段階で責任が発生しているという主張。


目の前に困っている人がいたら「助けてあげたい」「どうしたものか」とか感じる前に、考える前に行動に移さないとならない。



他人に対してそんな熱量も勇気も気概も持ち合わせていない自身からすれば相当にハードルが高い。


「他人の"学ぶ"機会をむやみに奪ってはならない」というのは方便で、ただ関わるのがめんどくさいだけ。


でもそんなマインドを持って日々を過ごしていたらきっと全く違う世界だろう。


「他者と関わり合うことで己の存在が生まれる。」



文章には書けないほど頭の中で思考が激しく渦巻いている。


なかなか難しいテーマに足を突っ込んでしまった。



この本を紹介してくれた人にその真意を尋ねることはできない。


何かを伝えたかったというより「己で『感じろ』『考えろ』」ということなのか。



名著と呼ばれるものの中には児童文学であっても大人になってやっとわかることもあるのだと気づかされた。


きっとまだ気づいていないものがたくさんあるはずだ。