人の心を傷つける言葉 | 紅弦Worldへようこそ

紅弦Worldへようこそ

今この時代を あなたとともに生きてます
<お問い合わせ&ご予約>
email:kougen-zen@docomo.ne.jp
電話:09054506306

「野田さんって知ってる?

あんたに似てる(笑)いいから読んでみて!」

姉がそういって貸してくれた漫画の題名には

「野田ともうします」と書いてあった。



「野田ともうします」は

わが道をいく、地味な女子大生の話だ。

強固なまでに柔軟な野田ワールドに、

人々は惹き込まれていく。


読み始めて2~3ページ目で・・・爆笑。

今まで読んだ本の中では最速の爆笑本だ。





話は変わって本題

【人を傷つける言葉】について。


先日 とある集まりで

「人が傷つくことを言っちゃダメだ」

なんて会話を聞いた時に

すごく変な感じがしたので 記しておこうと思う。

(あくまでも私個人の価値観ね)



たとえばね、誰が見ても超キレイな人なのに

その人は自分のことをブスだと思っていて、

コンプレックスにしている上に 超絶ひねくれ者だとしたら

「あんたぁキレイだよねん」と言っても

「あの人は嫌味を言って私を傷つけるのよ!」

なんて ちょっとした事件になってしまう。



「信号が青になったよ!」

「は?見てるわよ!私の目が節穴みたいに言わないで! なんて酷い人なの!」



「もっと考えてみたら?」

「これ以上何を考えろというの?もう疲れさせないでよ!」



「今夜はうどんよ」

「俺が昼間○亀でうどん食ってきたのを知ってての嫌味か??」




「あなたの言葉は人を傷つける!」指摘しようもんなら

「そんな言いがかりをつけて、

 今私を傷つけてるあなたって、自分のことは神棚の上なのね」

なんて、収拾がつかなくなってくる。




傷つくもつかないも、その人の感覚や

一瞬のタイミングによって 全く違う 未知の世界だ。



自分でもない誰かが どんな言葉で傷つくか?なんて

それを避けるために70億人の顔色を伺って

肩身狭く生きなくてはならないのか・・・

【人権尊重】という支配の下、このままでは

キレイだ とも 信号が青になった とも 今夜がうどん だとも

何も口にできない時代がやってきてしまうだろう。

いきすぎた弱者保護の果てに待っているのは

「傷ついたモン勝ち」の恐ろしい世界なのか(´Д`)






私が傷ついた言葉、もっとも古い記憶に

「お前の母ちゃんデベソ!!」というのがある。

ズタズタに傷ついたのは なぜだろう??



昭和ノスタルジー漂う デベソ・ストーリー。

「エリちゃんがね、お前の母ちゃんデベソって言ったああああ!!」






あの時の私は

大好きな母を否定された、バカにされた と思った。

自分の妄想の世界にいた。

今ならわかる

「おまえの母ちゃんデベソ」 あれは喧嘩に伴う

感情にまかせた ただの ウリコトバ&カイコトバ だ(爆)




そう、私は勝手に傷ついたのだ。




「人の心を傷つける」と自分が思っている言葉は

もしかしたらそれは 他の誰かではない

自分だけが傷ついてしまう言葉なのかもしれない。




言いたいんだから、好きに言わせておけばいいや。

だって感覚が違うんだもの。

そう思うようになった。








この「心を傷つける」系については

似たような記事を書いている気がするけど

何度でも書いてやる・・・