「野田さんって知ってる?
あんたに似てる(笑)いいから読んでみて!」
姉がそういって貸してくれた漫画の題名には
「野田ともうします」と書いてあった。
「野田ともうします」は
わが道をいく、地味な女子大生の話だ。
強固なまでに柔軟な野田ワールドに、
人々は惹き込まれていく。
読み始めて2~3ページ目で・・・爆笑。
今まで読んだ本の中では最速の爆笑本だ。
話は変わって本題
【人を傷つける言葉】について。
先日 とある集まりで
「人が傷つくことを言っちゃダメだ」
なんて会話を聞いた時に
すごく変な感じがしたので 記しておこうと思う。
(あくまでも私個人の価値観ね)
たとえばね、誰が見ても超キレイな人なのに
その人は自分のことをブスだと思っていて、
コンプレックスにしている上に 超絶ひねくれ者だとしたら
「あんたぁキレイだよねん」と言っても
「あの人は嫌味を言って私を傷つけるのよ!」
なんて ちょっとした事件になってしまう。
「信号が青になったよ!」
「は?見てるわよ!私の目が節穴みたいに言わないで! なんて酷い人なの!」
「もっと考えてみたら?」
「これ以上何を考えろというの?もう疲れさせないでよ!」
「今夜はうどんよ」
「俺が昼間○亀でうどん食ってきたのを知ってての嫌味か??」
「あなたの言葉は人を傷つける!」指摘しようもんなら
「そんな言いがかりをつけて、
今私を傷つけてるあなたって、自分のことは神棚の上なのね」
なんて、収拾がつかなくなってくる。
傷つくもつかないも、その人の感覚や
一瞬のタイミングによって 全く違う 未知の世界だ。
自分でもない誰かが どんな言葉で傷つくか?なんて
それを避けるために70億人の顔色を伺って
肩身狭く生きなくてはならないのか・・・
【人権尊重】という支配の下、このままでは
キレイだ とも 信号が青になった とも 今夜がうどん だとも
何も口にできない時代がやってきてしまうだろう。
いきすぎた弱者保護の果てに待っているのは
「傷ついたモン勝ち」の恐ろしい世界なのか(´Д`)
私が傷ついた言葉、もっとも古い記憶に
「お前の母ちゃんデベソ!!」というのがある。
ズタズタに傷ついたのは なぜだろう??
昭和ノスタルジー漂う デベソ・ストーリー。
「エリちゃんがね、お前の母ちゃんデベソって言ったああああ!!」
あの時の私は
大好きな母を否定された、バカにされた と思った。
自分の妄想の世界にいた。
今ならわかる
「おまえの母ちゃんデベソ」 あれは喧嘩に伴う
感情にまかせた ただの ウリコトバ&カイコトバ だ(爆)
そう、私は勝手に傷ついたのだ。
「人の心を傷つける」と自分が思っている言葉は
もしかしたらそれは 他の誰かではない
自分だけが傷ついてしまう言葉なのかもしれない。
言いたいんだから、好きに言わせておけばいいや。
だって感覚が違うんだもの。
そう思うようになった。
この「心を傷つける」系については
似たような記事を書いている気がするけど
何度でも書いてやる・・・