ハツ(心臓)ジャーキーの作成。 | ちゃまの趣味と狩猟のブログ

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狩猟と有害鳥獣駆除を年中やってるサラリーマン猟師です。
毎日ではないですが獲れ高を都度アップしてます。
また、狩猟の為に手に入れた土地、建物(秘密基地)、田んや狩猟車(アトレー)をDIYで改造、補修する様子もアップしていきます。





今日はご依頼頂いたハツ(心臓)のジャーキーについて。










作成においてどうするのが1番正しいのか悩んでいます。



私は基本「人が食べる事を想定」して解体しています。


実はジャーキー販売するにあたり、今年の初め頃から試作品を作っては「知り合い」や「お客先」、「最寄りのガソスタ店員」にまでサンプル配布してました。

少しでも「意見」や「情報」が欲しかったからです。



その中で…




初めて犬に与えるエサは先に飼い主が味見する…



これが1番勉強になりました。


つまりいくらサンプルを配っても「飼い主さん」の合格がなければイヌの口に入ることすらない…という事がよく分かりました。


確かに「美味しかった」や「醤油付けたら酒のツマミに◎」「もう少し塩味増やしたら美味いけど…」等の感想が複数あったので事実なんだと思っています。


他に「薄いと大型犬が食べにくい」「大きいと小型犬が食べにくい」などの意見がありました。


実際1つのブロック肉をポテチの様に薄くすれば沢山作れます。

イヌはある程度厚みがある方が食べやすいが厚すぎると噛みきれない。


その結果完成したのが現在の「厚み」「大きさ」になります。






また断面もフラットで綺麗になる様に「半冷凍」でスライスしています。


これは厚みが均一になる、表面が尖っていると怪我の恐れがある為に徹底しています。




話を戻して…今回悩んでいるのはハツ(心臓)になります。






ご存知だと思いますが心臓は血液を体内に送り出すポンプの役割を担っています。

つまり中身は血液が沢山詰まっている。


なので人が食べる前提であれば「血が出なくなるまで」水洗いします。

知り合いからは「獣臭く無い」と定評を頂いています。



でもペット用となるとどうして良いものか…


ある飼い主さんから言われました。




「動物は味で食べるのでは無く匂いで食べる」



となると「水洗い」は逆効果ではないのか?


普段の赤身肉は絶対に「水洗い」しません。

赤身肉が赤いのは「血」が染み込んでるから赤色しています。


「止め刺し」して数日の肉の場合まだ血液が凝固しておらず、赤身肉を水洗いすると色が薄くなります。

こんな肉は人間が食べても「不味い」と感じます。

肉の旨みが無くスカスカになります。


当然ジャーキーにしても「匂い」が消えるのでペットも反応しにくいです。


なので一部の業者さんは敢えて「血抜き」せずにジャーキーにしている所もあります。


では「ハツ」はどうすれば良いか…


悩みます😫





↑ジャーキー予定の心臓6個




でも赤身肉と内臓は決定的に違う所もあります。


それは乾燥させる過程で赤身肉はほぼ「無臭」に対して内臓系は総じて「独特な匂い」が充満します。

これはどんなに洗っていても充満します。


もしかしたらこの匂いこそがペットが反応する匂いなのかも知れません。



まだまだ研究の余地があります😩