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新発表のR18、話題を呼んでいる新型車、二回にわたってご紹介してきました。

BMW R18 う~ん、私の乗るバイクじゃないな・・・

https://ameblo.jp/paul-not-smart/entry-12587052565.html

 

①R18はなにが違う?K1600B、R1250GSAと比べてみたっ!

https://ameblo.jp/paul-not-smart/entry-12587366542.html

 

今回発表された『R18』、動画だけでは分かりにくいことが多い。次第にバイク評論家などによる評価記事も出てくるだろうが、基本的に「提灯記事」になりがちだから・・・。

アマチュアの私が推測憶測でデータを比較するのも多少の役には立つだろうと思います。

比較対象は、ツァラー『K1600B』、バガースタイルのまさにアメリカンツァラー。先日までテツさんがお乗りでした。

 

 

そして、アドベンチャーバイクのベンチマークであり、R18とは全く位置づけの異なる『R1250GSA』。でも、実際はツァラーとして使われることの多い車両です。

 

 

前回はエンジンとパワーのデータをR18と比較して加速のテイストなどを推測してみました。

 

 

データ比較の第二回は、車重、ホイールベースや脚着きなどをメインに。

2.大きさ、車重、脚着きと走る喜び

※K1600GTとGSA6台(空冷2、水冷4)を乗り継いだWRTの視点で。なお、数値は全てBMW Motorrad HPあるいは2020年カタログから抜粋。

(1)走る喜び・カーブの喜び

『R18』

ホイールベース(軸距):1,731㎜

全長:2,440㎜

ミラーを含む全幅:964㎜

最高速180㎞/h以上

 

『K1600B』

ホイールベース:1,620㎜

全長:2,450㎜

ミラーを含む全幅:1,000㎜

最高速はHPに表記無し

 

『R1250GSA』

ホイールベース:1,520㎜

全長:2,270㎜

ミラーを含む全幅:980㎜

最高速度 213 km/h

まずはホイールベースに着目。長いと回頭性、旋回性能に影響があると思います。もちろんほかの要因もあります。キャスターやステアリングヘッド角度などの要素。が、シンプルに考えるため、ホイールベースに絞り込みます。

R18は一番長く、K16Bとは111㎜、GSAとは211㎜も差があります。

その結果、車体の全長はK16Bとはあまり差がないものの、GSAとは170㎜の差。

カーブの喜び、つまり細かく曲がりくねった道を走るなら、GSAが一番楽しいということになるでしょう。

 

 

例えば、毎年晩秋に奥只見ツーリングをしています。そこはかなり細かいヘアピンカーブを含め、クネクネが多くあります。そこをR18は安全にそして欲を言うなら楽しく走ることができるのか?

これは購買者にとって大きなポイントになることでしょう。

走る喜び、それが加速力と最高速に象徴されているなら、そこもR18はやや劣ると言えます。

直線番長とかいう言葉があります。R18などのクルーザーがそうだとしても、K16BもGSAも直線は楽しく走れますから、大きなアドバンテイジにはならないようです。

もちろん、開発の目的、ターゲットとする顧客層が私のような者とは全く異なるのですから、あえてそうしている、そういう設計にした、ということなんですよね。

 

(2)脚着きと車重から見た安心感

『R18』

シート高:690㎜

インナーレッグ曲線 1,630 mm

※またがった時の脚の内側を右から左まで計測したものと理解しています。

車重:345㎏

 

『K1600B』

シート高:750㎜

インナーレッグ曲線 1,720 mm

車重:350㎏

 

『R1250GSA』

シート高:Premium Standard:820 / 840 mm Premium Line:890 / 910 mm

インナーレッグ曲線:Premium Standard:1,750 / 1,790 mm Premium Line:1,870 / 1,910 mm 

車重:278㎏

 

シート高はめちゃくちゃ低い690㎜。インナーレッグ曲線も圧倒的に数値が小さい。いかにシートが低いか実感できます。

GSAで立ちごけ、なんてのは日常茶飯事でありますから、シートが低いことのアドバンテイジってすごいものがあります。

結果として脚付きが良いわけですが、脚の付け根と膝の曲がりはかなりきついものと思われます。

動画を見ると、大柄なライダーがあたかも「サーカスの自転車に乗る熊さん」のように見えています。これにはかなり笑います。それくらい脚の曲がりが強いんですね。

車重は、345㎏とK16Bの350㎏よりわずかに軽い。とはいえ、パニア付のK16Bと裸のR18が同じ車重ということに注意しなければなりません。

これらに比べると、あの重くて巨大なGSAは『わずか278㎏だ!』なんて言ってしまいそう。

結論は、シートが低いと両足かかとまでベタッと着けるから安心感はあると思います。

押し引きは、350㎏クラスはめちゃくちゃ大変です。K16Bに標準装備されているようなバックギアは必須です。標準になるのかオプションになるのかは資料では出てきませんでした。

 

(3)どこまでも走れるか?

『R18』

タンク容量:16L

燃費:5.6 l/100km(リザーブ4Lとして航続距離は208㎞ほど)

タイヤ:F120/70 R 19 R180/65 B16

乾式単板

 

『K1600B』

タンク容量:26.5L

燃費:17.5 km/L( 5.7 L / 100 km )(リザーブ4Lとして航続距離394㎞)

タイヤ:F120 / 70 ZR17 R190 / 55 ZR17

湿式多板

 

『R1250GSA』

タンク容量:30L

燃費:21.0 km/L(リザーブ4Lとして航続距離546㎞)

タイヤ:120 / 70 R 19 170 / 60 R 17

湿式多板

 

長いツーリングに出ると、200㎞ごとにガソリンスタンドに寄るのはすごく面倒くさい。つまり、R18は遠出には向いてません。一緒に走る方にも迷惑を掛けます。

クラッチですが、今のBMWは軽い。昔の乾式単板クラッチは重かったけれど(空冷1200の時代)。R18の乾式単板クラッチが軽いかどうかは見てみないとね。

(4)見てくれ

動画を見る限り、みんな変なポジション。変なサドルというかシートも。チョッパーに至ってはお笑いネタ。

女性ライダーが一台いるけれど、不自然感が強く変な恰好。美しくないなぁ。でも、それがクルーザーってものなのかもしれません。よく知らないので。

少なくとも、私の審美眼ではGOODではないなぁ。

 

 

私の結論

見せバイク、置きバイクとしてはいいのか分からん(笑)。が、走ることがメインの人には不向き。

どこまでも走る!走りがメイン!なら、R18はダメ。

とはいえ、実車を見てみたら、「いいねぇぇぇぇ~!」ってなることもありますから(笑)。

以上、WRTの数値から推測憶測したR18とK16B、そしてGSAとの比較でした。


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