グアム滞在4日目。
マリンスポーツやショッピングといったリゾートアイランドとはちょっと違う表情のグアム島を訪ねてみたのだ。
ここは、アプガン砦。
1800年頃、スペイン軍によって建造された砦で、正しくは サンタ・アグエダ砦 という。小高い丘の上にあり、ここからはハガニアの街と海が一望できるのだ。
ここは、ラッテストーン公園。
ラッテストーンとは、グアム島の先住民である チャモロ族が作った巨石。現在でも、チャモロ文化の象徴とされているが、何の目的で作られたものかは不明らしい。
この公園には、日本統治時代の防空壕跡もある。
第二次世界大戦中、2年7ヶ月の間、日本がグアム島を統治していたのだが、この防空壕は島民に強制労働を課して、作らせたものだという。
薄暗く、気味の悪いところではあるが、歴史認識の気持ちと平和への感謝を込めて、防空壕跡に入ってみたのだ。
ここは、スペイン広場。
スペイン統治時代の提督邸跡の石段、武器庫のアーチなど史跡が多く残る広場だが、このほとんどはアメリカ軍の爆撃により破壊され、その後、修復されたものだという。
これは、ハガニヤ大聖堂。
グアムのキリスト信仰の中心地であり、聖母マリア・バシリカ大聖堂 というのが正式名称。現在では島民の 85%がカトリック教徒であるらしいが、スペイン統治時代は、カトリック教や西欧文化を受け入れる部族と、拒絶する部族があり、壮絶で複雑な歴史があるらしい。
そして、おやつ休憩。
地元でも大人気のシナモンロールを食したのだ。
となりのテーブルには、学校帰りの地元女子高生がいて、スマートフォンを片手におしゃべりに花を咲かす。このあたりは、グアムでも日本でもあまり変わらないのかも。
これは、大宮島のトーチカ。
海岸線にある正方形のコンクリートの塊だが、これは、日本統治時代、ハガニア湾から上陸しようとするアメリカ軍を迎え撃つため作った射撃陣地(トーチカ)。なお、大宮島とは、日本統治時代に改名された グアム島の呼び名。
なんと、自由の女神が!?
1950年にニューヨークのボーイスカウト協会から寄贈されたミニサイズの女神像。しかし、その後、何者かに破壊されてしまい、現在の像は再建されたものらしい。グアム島はアメリカ領土ながら、大統領選挙の投票権がないなど、やや複雑な事情があり、そういったこともあっての破壊だったのか・・・・?
これは、チャモロビレッジの入り口。
チャモロ人たちが暮らしている村 ではなく、スペイン風の小さな建物が集まる観光施設で、ナイトマーケットやダンスパフォーマンスが行われる人気スポット。
夕飯は、屋台のチャモロ料理。
串焼きの鶏肉が柔らかく美味しいのだ。レッドライスは、アチョーテという実から搾り出した赤い汁で炊いたご飯(見た目はケチャップ味?っぽいのだが、とくに味はなく、普通のご飯)。
これは、島の女の子たちによるアイランドダンス。
シナモンロールの店で会った女子高生たちだろうか、厳選されたメンバーなのか美人ぞろいで、みんな アグネス・ラムに見えてしまったのだ。
こんな感じのグアム滞在4日目。
つづく
まじんがぁ~