こだわりを定着させてるのは!支援者なんですよね。 | 大阪·八尾 小児ことばの訓練 食べること相談 はじまりの家

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

先日のSTの勉強会で、相本さんから、「エコラリアが、自閉症の症状ではなく、エコラリアは、大人側が強化した結果のもの」という話を出してくださいました。さて、参加者の何%が、これを理解できたでしょう?そして、同様に、こだわりや、同一性保持という傾向にハマりやすい傾向はありますが、やはり、支援者や周りの対応が「パターンへのこだわり」「同じこと、ものへのこだわり」を形成することになります。つまり、支援する側が、繰り返し同じことをすることで、パターン化を強化していることになります。ここでも、日常生活のパターン化、こだわりは、支援者が加担している。∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ピラミッド教育の応用行動分析のテーマのセミナーで、「自閉症のお子さんは、3回同じことを繰り返すと、パターン化してしまったり、こだわりに結びつく。お子さんによっては、2回の繰り返しで、こだわりに定着してしまう」エコラリアと、こちらのパターン化の話は、セミナー受講のときに、強烈な印象として残りました。先日も、課題の属性で色はできるようになったけれど、それを、違う課題にすると、怒ってしまう話がありました。もしかして、これは、訓練場面で、支援者側が、同じパターンを繰り返すことによって、こだわり、パターン化に定着してしまった可能性があります。✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥同職種同士でも、また、支援者の方のコンサルをさせていただいても、特別支援教育現場に伺っても。支援者側が、パターン化して定着させてしまっている場合は、本当に多いのです。たとえば、PECSは、いつも、おやつの時間にします!↑すでに、これで、パターン化してしまってます。PECS®を使う目的は、「自発的な要求を伝えること」なので。初日、おやつの場面次の日、あそびの場面次の日、食事場面次の日、訓練の中のあそびの場面などなど。どんどん、支援者がパターン化することなく、広げていくことが必要になります。いつも同じ場面で繰り返すことは、自閉症のお子さんたちにとっては、生きづらさにつながっていきます。PECS®は、絵カードを渡す!が目的てはないのです。PECS®は、コミュニケーションは、人に伝えて、なんぼや!を教えることなのです。だからこそ、おやつや、食事、訓練場面たけで限定するものではなく。日常生活で、コミュニケーションに障がいのない人が普通に行う、コミュニケーションを教えていくことがポイントになります。それこそ、訓練課題が気に入らないから離席するのであれば。「これは、いやです!」を教えられます。訓練が長くて離席するのであれば「おしまいにしてください。」や「休憩ください」ができてきます。✥✥✥✥✥✥✜✜✜✥✥✥✥✥✥✥✥アチラコチラに、コンサルに伺わせていだきながら。言葉がけにしても、支援者、大人が、ワンパターンなのは、本当に多いのです。たとえば離乳食を食べさせてる場面では、口にいれたら、ことはかけは「もぐもぐもぐ、かみかみかみ!」↑ちなみに、わたしは、このことばかけほど、無駄なものはないので、やめてもらいます😅💦また、よくあるパターンは、口にいれたら「美味しい!」のサインを教える。ほかにも、クレパスをもったら「赤!赤色!赤色!」と連呼する言葉かけ。✤では、なんといったらいいの?という方に。言葉は体験と、音の発見が結びついて学習てきていくもの。だから、色を教えたい!言わせたい!のは、きっと、知能検査などである項目なのと、大人側の、語彙の少なさ、想像力の乏しさから来ます。だからこそ、お子さんにことばの遅れかあったならば、大人側のことばの乏しさに気づいてほしいのと。大人側が言わせたい!ことばではなく子どもが学習したら、生活が豊かになる言葉をかけていきます。たとえば、離乳食の場面ならば、食材の名前をいう口にいれたら、「◯◯をたべたね!」「◯◯は、はじめてだね、」「◯◯は、オレンジ色だね」「◯◯は、甘いね!」「パックン!てかじったね」「◯◯ちゃんは、◯◯。好きなのね!」など。名詞だけでなくて、日本語文法も意識して、形容詞も、動詞もセットにしていく。食べたら「美味しい」サインを出すダウン症のお子さんは山程いらっしゃいます。(私はやめてもらいますが)なぜなら、 これは、のちのちの言語学習の妨げになるので。口にいれた→美味しいのサイン↑ここでも、大人側が、パターン化して、パターンとして表出させてます。さて。お子さんは、この場面で「美味しい」というサインが食物が「美味しい!」という主観的な意味内容を理解できるのでしょうか?答えは、ノー!このパターンだと「食べること」が「美味しい」のサインとセットになったり。また、口にいれて、美味しいのサインをしたら、大人が笑顔になることが強化子となってるので、いわば、赤ちゃん的な人を喜ばせる「芸事」的なサインとして定着しています。この目の前のお子さんが何か、サインを表出してほしい!↑これが、大人側のゴールてあれば、これもよいかもしれない。でも、その後、言葉を引出したいだけでなく。日常生活のコミュニケーション力を育てたいのならば、 「大人受けする、サインを、場面とセットでパターン化して教え込む」これは、やめるべきです。食事場面に教えたいことは、何でも残さず食べて、大人を喜ばせるということでしょうか?何でも、嫌いでも、不味くても「美味しい!」と作り笑顔で、大人を喜ばせるために、サインを表出する子に育てたいのでしょうか?↑大人側の目的次第で、かかわりは変化します。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞‘∞∞∞∞∞∞∞私は、食事場面、では!食べ物の名前味好きとか、嫌い温度の違い食感の違いことばとしては、動詞。 のみこむかむ、舐める、だす、 もぐもぐ、かみかみ、ほしいまた、認知力として、物を比較することどっちからたぺる何から食べるなどなど。そして、満腹になったら、ごちそうさまと言えること食べる時に、 いただきます!を言う事ほかの人と、一緒にいただきます!をするために、待つこと。∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞実は、こだわりを作るのもパターン化するのも、支援者が繰り返すことから、定着していってしまいます。大切なのは、何を教えたいのか?パターン化して学習しやすいならば、一つわかったら、すぐにパターンを崩すことやあえて、最初からパターンにしないなどの方法かあります。食事場面であっても、いつも、テーブルのこの席で!というのも。私は、ときどきは、パターンを変更していってもらいます。大人側が、パターン化をシェービングしていることに、気づいてくださいね。✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥中谷正恵さまより。2回続けたら、パターン化。3回続けたら、こだわり!↑支援者がこの知識があれば、いろんな、パターン化、こだわりが回避できたり、早めにパターン崩しをしていけます。