1990年代女子が好んだ文字、
「長体ヘタウマ文字」
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（長体ヘタウマ文字）
①”脱カワイイ”という深層欲求が文字文化として表れて馴染んだ
②J-POP系のアーティスト路線化が進んだ"90年代から"00年代に増殖
③もちろん、”丸文字”を好む人も一定数存在
④”ヘタウマ”という言葉はさまざまな文化で見られる”ある種尖った”表現に通じる
これらの文字の好みの変遷は、「カワイイ」への志向の移り変わりであると言われています。
「四角四面の楷書体文化」に抵抗し、少女たちが価値観を先導したいと思っていたように感じます。
”受け手の価値観を覆す＝ロック魂”
そんなことを想起させる”長体ヘタウマ文字”
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（Perfumeの書く文字）
① あ＝典型的でちょっと古風な”丸文字”
② か＝”長体ヘタウマ文字”の中でも、ヘタウマ要素濃いめの文字
③ の＝ハネやハライが強調された”長体ヘタウマ文字”に既存文化へのプチ抵抗を感じる
学生時代、学業と並行して芸能活動を行っていたにもかかわらず、
クラスメイトにはそのライブなどの活動を「見に来てほしくなかった」というPerfume。
芸能を志向する人は、多かれ少なかれ価値観を先導したい欲求を内に秘めていると思います。
今や”日本文化”をも先導しようとしているPerfume。
This is NIPPON プレミアムシアター
「Perfume×TECHNOLOGY」presents "Reframe"2018年3月20、21日が控えています。
Perfume3人が書く文字の個性は海外の方には伝わり辛いでしょう。
"70年代～"80年代の女性に多かったであろう丸文字の曲線には
欧米の英語文化圏への憧れが透けて見えることに対し、
ハネやハライを強調した”長体ヘタウマ文字”からは
価値観を先導したいとする願望とともに、潜在的な日本文化の脈動を感じます。
日本の良さを強調するラインを感じ、時代性を伴った文化の滲み出る女子の文字文化。
文字はすべてPCやスマホで打ち込み、用が足りてしまう現代。
Perfumeさんの新曲「無限未来」のアーティスト写真をじっと眺めていると
”長体ヘタウマ文字のひと文字”
・・・に、見えてくるのは私だけでしょうか（それが言いたかっただけだろっ）
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・・・「文字かぁっ」・・・とお思いのアナタ・・・
・・・「微妙な話しだなぁっ」