アバスチンも子宮頸がん患者さんの選択肢の１つになりました～
もう保険適応として処方可能です。
抗悪性腫瘍剤「アバスチン®」「進行又は再発の子宮頸癌」に対する効能・効果追加の承認取得について
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わたしが再発治療を探しているときに、ちょうど子宮頸がんに対して日本での治験のエントリーが終わったところでした。
この治験に入ってくれた日本人の進行子宮頸がん患者さんは8名！全世界では452名の協力してくれた患者さんのお陰です！
アバスチン（ベバシズマブ）
がんが増殖するときに、血管から栄養をもらおうとどんどん血管を作っちゃうのですが、アバスチンは、VEGFというタンパク質（がん細胞が出してる）にくっついて、血管を作らせなくする⇒がん細胞の成長を抑える薬です。
なので基本的には、細胞障害性の抗がん剤（プラチナ系とかタキサン系など）にプラスで使われるようです～
適応：治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌、扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、卵巣癌、進行又は再発の子宮頸癌⇦ココが追加！！！
分子標的薬は、一般的な抗がん剤と言われているものに比べ吐き気などの副作用は出にくいと言われていますが、それぞれ特徴的な副作用があります。
アバスチンの副作用で代表的なのは、消化管穿孔、出血、血圧上昇∑(ﾟДﾟ)
今回の子宮頸がん患者さんでは「消化管腟瘻」が出ていて、これになった方はみんな骨盤部への放射線治療歴がある人だったそうです。（放射線してた人がみんな膣瘻になったんじゃないですよ！）
なので、放射線すでに当てている人は注意が必要です。（私もだ！）
（起こった割合→化学療法+アバスチンで8.3％、化学療法だけで0.9％）
子宮頸がんの治療薬が増えたのは嬉しい～♥︎
でも次は？って思うと、今のところすぐ出そうなものがないような気がする・・・(´・ω・`)
Z-100(丸ワク)か、あと承認近いものは何だろう～！？