ろくな事がないなと思う介護の日々。
しかし、人生にラッキーな事もあったはずと思い出してみました。
学生時代、教職課程を履修しておりました。
教育実習を4週間、幼稚園か小学校で行わなければならず、ある幼稚園にお願いしました。
現場で役立つような技術をほぼ持っていないのは自覚しており、不安でいっぱいでした。
まれに4週間の実習後に単位がもらえないケースがあります。
最初からヒヤヒヤで園に入りました。
初日に聞いた話。
私の前に実習に入った二人の学生は、実習日誌(園も大学もチェックする)で毎日幼稚園を非難、批判していたそうです。
「教えている事が古い」
「歌っている歌が時代錯誤」
こんな事ばかり書き連ね、実習の途中で断ったそうです。
大学側は教職課程の単位は全て没収したと聞きました。
同じ大学から二人で入ったので、ヒートアップしてしまったのでしょうか。
園長先生を始め、先生方は心底、怒っていました。
当然、私のノートは
「めったに教わる事ができない伝承されるべき歌を覚えるのは生涯の財産」
「幼児教育における基本を教わりました」などの言葉で埋め尽くしました。
実習させて頂くのですから、学ばせて頂いた事を書くのは当然なのですが。
この件がなくても、きっと似たような事は書いたはずです。
先生方は終始とても優しく、行事の手伝いをすれば
「こんな事、あの大学の学生にやらせたら、訴えられちゃうわ」とまでおっしゃいます。
実習最終日には担任の先生がわざわざプレゼントを下さいました。
単位も頂けました。
実習先できつく当たられて、泣きながら電話をしてきた友人もいましたので、こればかりは誰よりも
✨ラッキー✨でした。