夫がひどい腰痛を訴えた4年前。
病院を受診しましたが、「脊椎官狭窄症だけど、パーキンソン症状が出ている人には僕は手術はしたくないんだよねぇ」などとヘボ医者に断られました。
あちこち回りましたが、皆同じような事を言います。
ヘボの品評会です。患者が有名人でも同じ事を言えるのか、ヘボ。
そして、やっと、「脊椎官ばかりか頸椎も狭窄症です。このままだと癒着するので、すぐ手術を」と言ってくれた先生に出会いました。
パーキンソン症状があるからできないと言われましたと言うと、「そんな事言っていられる状態ではない」との返答。
あいつらに聞かせたいものです。
そして、この時、夫は手術をして、そのあとリハビリ病院へ転院しました。
ちょっと力がぬけました。
歩行もままならない痛みであるのに、「僕はやりたくないんだよねぇ」などと断り続けられ、でも、あきらめる訳にもいかず、次々と病院を探す事からやっと解放されました。
この頃、息子が食事をご馳走してくれました。
「病院を必死で探してまわったから、お父さんはやっと手術ができた。お疲れ様」と言われ、正直、報われた気持ちになりました。
そして転院先のリハビリ病院は「少しでもよくなるための病院」ですし、ひたすらリハビリをして過ごしています。
おまけにコロナの為、面会はできません。
この短い期間、私は本当によく出かけました。
息子と小田原に行ったり、友人と会ったり。夢のような日々を送りました。
気の毒な事に、同じ年に「突発性正常圧水頭症」の手術を受ける事になりましたが、この時は入院期間も短く、どう過ごしたかあまり記憶がありません。
あのリハビリ病院入院期間中、遠慮して家で掃除などしていたら、今、もっと暗く過ごしていたような気がします。
チャンスを逃す必要はありません。
ただ、夫が世話もできないのにジャングルようにしていた植木は全て処分しました。
虫もいなくなり、せいせいしました。
植木の処分とレクレーションで過ごした黄金の短期間。
あれがきっと人生のピークでした。