お昼から生中 | パトの「ワキュイ~~ン」

パトの「ワキュイ~~ン」

ジャックラッセルテリアのパトとの日々を綴っています。
13歳で虹の橋を渡ってしまったけれど、大切な思い出を残しています。

今日は病院帰りに鶴橋にある
幸福食堂」に寄って
ランチをいただきました。


営業しているか不安でしたが
お店に行ってみると
お客さんは誰もおらず
お母さんだけが居て
「いらっしゃ〜い」と
元気な声を掛けてくれました。

お母さんが
「見てコロナの影響でこんなに暇よ」と。

確かにいつも
お客さんがいるイメージなのに
今日は開店休業状態。

昨日から営業を再開したけれど
暇過ぎるとの事。

通りは人が多くなって来たけれど
飲食店に入る人は少ない
お知り合いのお店も
嘆いていると言っていました。


歯応えが楽しい
なんこつ定食にしました。

すかさずお母さんが
「飲み物は?いらないの?」と。

「じゃ〜生中で」

お母さん
前々から商売上手で
オーダーをもう一つと言うような感じで
追加を促してくる。

嫌な感じでは無いです。
こっちが笑顔になる感じで
じゃ〜貰おうかなとなる感じ。


生中を飲んでいると
「これで先に飲んでて」と
定食に付いている小皿が
運ばれて来ました。


メニューの写真より
1皿多かったです。


どれも美味。

この味付けが良くて
ビールがより美味しく感じます。

そうしていると
メインのなんこつと味噌汁が
運ばれて来ました。


この石焼鍋に入っているのが
豚なんこつ。

ビビンパのように
混ぜて食べるんですが
お母さんが
「混ぜてあげよっか?」と
席まで来てくれて
混ぜ混ぜしてくれました。

歯応えのある物が好きな私は
このなんこつが大好きです。

ご飯を食べているつもりの時に
突然コリコリと
なんこつが現れるのが楽しい。

又、なんこつを噛み砕く感触が
何気にストレス解消になっている私。

硬いものを砕く感じ
気持ち良いです。


ご飯の量も多く大満足でしたが
お味噌汁も具沢山で
食べ応えのあるものでした。


美味しく頂いている最中
ビールサーバーの
メンテナンスの人が来ました。

お母さんが呼んでいたみたいで
「2ヵ月休業したからか
ビールが美味しくない」

「昨日、サーバーは私が清掃もしたし
ビールの樽も新しいものなのに
美味しくなかった」と。

そのやり取りが目の前でされていたので
私には丸聞こえ。

えっ…お母さん
じゃこのビール
美味しくないなと思うもの出したん?
と心の声でツッコミ(笑)

でも普通に美味しいビールでしたが。

お母さんがメンテナンスの人に
ここをこうして清掃したし
これもあれもしたと
一生懸命説明をしていました。

私も居酒屋でのバイト経験があるから
サーバーの清掃を一応理解していて
お母さんがちゃんとされているのが
良く分かった。

何よりお母さんの
「私は飲むのが大好きだから
昨日のビールは何か美味しくなかった」

「お酒で利益作らないと難しいのに
そのお酒が美味しくないのはあかんやろ」
と一生懸命
メンテナンスの人に話していました。

確かに
美味しくないのは良くない。

出された生中を飲んだ感想では
普段と変わらず美味しかったんだけど
お母さんの拘り素敵だなと思いました。

そんなやり取りを見聞きしながらも
ランチを食べていたのですが
もうすぐ食べ終えるかなって所で
ビールサーバーのメンテナンスが終了。

すかさずお母さん
「お姉さんビールサーバー綺麗になったから
もう1杯ビールどう?」

「この最初のビールは格別に美味しいよ」と

ランチなのに
生中だけでなく既に
ゆずチューハイも飲んでいた私。

昼から酔うのはなぁ〜と思い
(飲むのに酔うのは嫌と言う矛盾)
お断りをしたんです。


ですが
お母さんの人柄に負け

「営業再開の景気付けって事で1杯貰います」
と言ってました。


「経済回さないとね」
と自分への言い訳を心でして
早く飲食店さんも
コロナ以前に戻って欲しいなと思いながら
その1杯を美味しく頂きました。