感動実話『ありがとうを何万回』 脱走癖
チョビママさんの感動実話 第6回![]()
「脱走癖」
我が家の末っ子は、長い間震えるばかりでまったく気を許しませんでした。
極度の人間不信で、少し近づくとズズ---と後ずさり。
「おいで」と声をかけると、上目で様子を窺うという日々でした。
居場所に困るのか、視線が気になるのか、少しの隙間を見つけては入り込み出てきません。
その上、スキあらば逃げ出す始末。
その度に誰がチョビを逃がしたのか、責任のなすりあいをしつつ追いかけました。
時には、子供たちと3人両手を思いっきり広げて通りの車の往来を止め、逃げるチョビを救出しました。
あなたはあの時、ただ本能に従っただけでした。
身を守るためには留まるのではなく、彷徨うことだと小さな体は覚えてしまってしたのでしょうか。
窓の開く音やドアの開く音に敏感で、フェイントをかけながらスルッと疾風のごとくに逃げ出しましたね。
一事が万事この調子だから一瞬たりとも気が抜けません。
なんと、この脱走癖は17年も続きました。
穴掘りベリー
みなさん、チョビママさんの感動実話『ありがとうを何万回』を読んで頂いていて、ありがとうございます。
まだまだ続きますが、ここらでちょっと動画でもご覧ください。
お気に入りのおもちゃを取られて悔しがるベリーです![]()
いつもは吠えるんですが、諦めてしまうとこんなふうに穴掘りしてストレス解消しています![]()
今日はとてもよいお天気でしたね。
ベランダにこんなお花が咲いていました・・・というより、主人が植えたものが咲いたんですが・・・。
いっぽう、主人が仕事でいなかったのでおうちのなかでわんこ達はパパのパンツで遊んでいました。
夕方5時過ぎに日曜出勤からパパが帰ってきて、ようやくお散歩に行けました![]()
『今日は、暖かいねママ
』
さて、さて。
引き続き、チョビママさんの感動実話『ありがとうを何万回』をご覧ください。
感動実話『ありがとうを何万回』 名前はチョビ
チョビママさんの感動実話 第5回![]()
「名前はチョビ」
あなたの名前は、ママとお姉ちゃんと兄ちゃんの間ではすでに決まっていました。
大の犬好き家族の夢は、いつか犬を飼う事。
そんな願いを強くさせたのは、一冊の漫画「動物のお医者さん」でした。
三人で回し読みしながら、いつしか我が家の架空の犬は「チョビ」に決まっていました。
それが飼い主が決まるまでの間とは言え、我が家に可愛いわんこがいるのですから、なんの迷いもなくあなたの名前は「チョビ!」決定でした。
パパは当初、ひとり抵抗していましたね。
他所の犬になるのに、名前など呼ぼうものなら情が湧くと断固拒否。
側にも行かないようにしていました。
それなのに不思議とチョビは、追い回す子供たちを避けて、ママにではなくパパに助けを求めました。
一番に情を交わしたのは、情を避けたかったパパでした。
仕方なくパパはあなたを「いぬ」と呼びました。 笑えましたよ!
そんなパパも大家さんの許可を知り、遂にあなたを「チョビ!」と愛情いっぱいに呼びました。
こうして、「いぬ」は正式に名前をもらいました。
今日からあなたは、私たちの心の戸籍に二男「チョビ」と刻まれました。
ここから、家族5人の歴史が始まります。
さあ、「チョビ」初めの一歩だよ
感動実話『ありがとうを何万回』 はじめてのお使い
チョビママさんの感動実話 第4回![]()
「はじめてのお使い」
あなたを家族に迎える許可を得られたのが嬉しくて、ママは舞い上がっていたようです。
大家さんの返事を気にしながら、学校での時間をドキドキで過ごしていた子供たちの思いに気を配れず大失敗をしてしまいました。
先に帰って「うちわんこ」の報告に大喜びの兄ちゃんだけを連れて『わんこグッズ』を買いに行こうとしました。
その時、人間恐怖症のあなたはするりと逃げ出し、貯水槽の保護フェンスに潜ってしまい手が届きません。
あなたは、自由を満喫し、地面に落ちていた金木犀の花を食べ始めましたね。
あの手この手を使ってやっと確保し、「はじめてのお使い」に行きました。
可愛い首輪やリード、もう楽しくて時間を忘れてしまいました。
家に近づくと、お姉ちゃんがひとり外で泣いていました。
『しまった!』と思った瞬間。
「私のいない間にどこかに連れて行かれたとおもったでしょ!もう、心配したんだから!」
と、つれない母に抗議。
あなたも、そうだと言わんばかりに、さっき食べた金木犀を吐きました。
感動実話『ありがとうを何万回』 ラッキーな偶然
チョビママさんの感動実話 第3回![]()
「ラッキーな偶然」
入居時の契約書を読み返してみました。
わかりきっていたことでしたが「ペット不可」の文字。
あなたを家族にするための唯一の方法、それは許可を得ること。
そう判断しました。
あの日の朝、家族の切なる願いと期待を肩に、ママは緊張していました。
言葉だけでは説得力に欠けると思い、あなたを自転車のかごに入れ、いざ出陣!
ママは大家さんに、極力感情を抑えて、静かにでも熱意を込めて、あなたを見つけた時からここ何日かの経緯を話しました。
泣いてしまわないように・・・
大家さんのことばを待つ何秒が長くて、心臓の音しか聞こえませんでした。
「仕方ないねえ」
の言葉を聞き逃しそうでした。
大家さんは了承せざる得ない感情的理由を教えてくれました。
それは、前日のテレビで飼い主に捨てられた犬が安楽死させられているという、悲惨な現状を扱っていたのだそうです。
「あれを見てからじゃあね・・・」と許してくれたのでした。
新築アパートだったのに。
なんてラッキーなタイミングだったのでしょう!
大家さんは、わざわざあなたの頭を撫でに外に出て来てくれましたね。
ママは何度も何度もお礼を言いました。顔はもうぐしゃぐしゃだったけど・・・
あの劇的な朝のことは決して忘れません。
あなたは正式に私たちの家族になりました!
2009、1、10


