おはようございます!
今日もいい天気ですね!
「バターは高いので…」
お菓子作りが趣味な人からよく聞くお悩みです。
基本をおさらいすると
お菓子作りではレシピに
『バター』とだけ書かれていれば
『無塩バター』
の事です。
しかし無塩バターは有塩バターより高く、レシピを選ぶ際に
「なるべくバターが使われていないか、使われていても少量のレシピを探す」
と聞いたことがあります。
お菓子作りが好きな人にとってはあるあるだと思います。
スーパーなどでもセールがかかるのは有塩バターばかりで無塩バターがセールされることはあまりありません。
コレ最近気づきました。主婦(夫)目線は大事。
※結構前にお話したページですが👇
では
「有塩バターで作られるケーキはあるの?」
という話です。
別ページでもお話ししましたがフランスの地方によってはその土地の有塩バターを使った郷土菓子があります。
※幾つかお話した中から
参考までに👇
その場合は
『その土地の有塩バター』
を使ってこそのお菓子になるのでその有塩バターは必要不可欠とも言えます。
それ以外にも有塩バターを使ったお菓子は見られますがやはり少数です。
その理由はいくつかあると思います。
そもそもフランスでは無塩バターが日本よりはるかに多く消費されていますので有塩バターに比べて高いという事はなくほぼ同じ価格です。
味覚的にはパウンドケーキやサブレなどバターの割合が多い焼き菓子に使うと有塩バターの塩分は全体の生地に対して多くなり、やや塩味が強くなってしまいます。
※有塩バターは1~2%の塩分を含みます。
つまり有塩バターの割合が多くてもその塩味が
「ちょうどおいしく感じられる」
もしくは
「その塩味も含めてそのお菓子の特徴」
というような郷土菓子などの場合以外では基本無塩バターが使われます。
※2つ以上の生地から構成されるお菓子(生菓子含む)に場合、味のアクセントになる様な「クランブル」などに使うと美味しくなるお菓子もあります。
👇参考までに。
※このお菓子の上の部分は有塩バター
下の生地は無塩バターで仕込みます。
いかがでしょうか?
塩加減はほんの少しの違いでそのお菓子の印象が大きく変わってしまいます。
家庭向けのレシピでは
「塩ひとつまみ」
と書かれることが多くありますがパティスリーでは必ず計量します。
※どのお店も小ロットで仕込む場合は少数点以下まで計れる秤を使うと思います。
それでは皆さん
愛ある一日を!
~おまけ~
チョコレートの焼き菓子に関しては少し塩味を強くする事で味にメリハリと深みが感じられるレシピがあります。
このような目的では有塩バターで作る事があります。
でもやっぱり注意は必要です。笑
👇は有塩バターで焼いたお菓子。クラシックなレシピでとても食べやすく後を引く美味しさです。
👇動画では焼いたまま完成にしましたが、仕上げにホイップクリーム、バニラアイス、アングレーズソース、ラズベリーソースなどを添えるなどアレンジしやすいです。
(冷たいものと一緒に食べても美味しいです。)
~おまけ~
ついでにマーガリンについてお話したページです。
👇よかったら。