医療情報システムエンジニアの独り言 -3ページ目

研修医登場

今日はK病院にて研修医への部門説明(体験?)と電子カルテの講習。

研修医は4名で操作研修室が2名しか入れないので2班に分けて行いました。

操作研修はWくんにおまかせして私は院内めぐりをしながら電子カルテシス

テムの紹介をのんびりやりました。


いやぁ、なんというか若々しくていいですね~。まだ3日目だから緊張してい

るのもあるでしょうけど、なにしろ話を真剣に聞いてくれます。

また、大学では体験とか講習とかもなかったようでまさに興味津々といった

感じ。


時間の制限もあったため、システムの全ての紹介はできませんでしたが、

私にとっても充実した時間になりました。


私も社会に出て20年あまり。だいぶ社会のほこりにまみれてしまいました

が、新人のときの事をちょっとばかり思い出し、すこし晴れやかな気分に

なりました。


・・・ところがこの後、まさに子どもがそのまま社会人になったような人に

粘着されるとは・・・

この話はかなぁり愚痴と偏見が入ってしまうので、そっと心にしまって

おきます。それにしてもあぁいった人(わがまま自己中話を聞かない)

って仕事してて楽しいのかなぁ??



久しぶりに

半年以上放置していたのに、まだ残っているなんて・・・


ということでまたつらつらと書いてみます。

今度はいつまで続くやら。


今は、当時構築中であった電子カルテシステムのプロジェクトが

ひと段落し、別の病院でDPCやらレセ電算やらオーダリングやら

の検討の準備中?進行中?ってところです。

他にもK病院では外来案内表示システムの導入検討やDWHの

導入などの案件があり。新設予定のR病院の電子カルテシステム

要求仕様書の作成があったりと、イベント山盛りです。

他には6月の医療マネージメント学会へエントリーしたり、こっそりと

8月の医療情報技師試験に申し込んだり、9月(だっけかな?)に

行われる情報セキュリティアドミニストレータ試験を受けようと

もくろんでいたり、10月(だっけか?)の医療情報学会にエントリー

しようともくろんでいたりとなんやかんやでやることいっぱいありますなぁ。


久しぶりなので、リンクもなにも張っておりませんが、これから時間を

見つけて現状の紹介や思っていることいろいろなど書き連ねていきたい

と思います。


うーん、久々に文章打つと疲れる・・・

国籍条項撤廃問題

先日、都庁に勤務する外国籍職員の管理職昇任に関する裁判で、
「外国籍職員の除外は合憲」との判断を示した、との事。

当たり前だと思う。

公務員を管理する立場の管理職に外国人が着任する、という事
がどんな事かを考えれば、結論は明白だ。

公務員としての守秘義務はあるにせよ、国民のプライバシーを
見る立場にある人材が外国人であったらどうだろう?
また、行政の重要な施策を意思決定する立場にある人材が外国
人であったらどうだろう?

感情論だけではかたづけられない危険さが満ちている。

甚だ強引な論理展開ではあるが、例えば
その管理職が、とある意思決定を行う場合、外国人が意思決定
した、という解釈が出来、それはすなわち主権は外国人にある。
となる。憲法でいう国民主権はどこへいったのやら。

日本国を維持運営する作業に外国人が関与する必要性は全くな
いし、認めてはいけない。

例外的に通訳や観光、居住外国人に対する行政的フォローなど
での言語的コミュニケーションを補完するためだとかの理由で
契約職員として雇用するなら問題はない。もちろん公務員の監
督責任の元でだが。

外国人とは当たり前の事だが他国籍を有しており、その国の
「法、規範」の支配下にある。その人間が他国の(どんな理由
があるにせよ)行政に携わりたい、というのは、どういう心境
なのかを私なりに考えたのだが、出てきた解は
「ジャイアンの論理」と同じだ、ということだった。

「俺のものは俺のもの。人のものも俺のもの」

「私はA国人だけど、Aの国籍のまま、B国の行政にも携わり
たいの~」

こんな話を受け入れるB国があるとすれば、そこはすでに独立
国家ではなくA国の属国だ。

そして、こんな要望を出す人の心境は著しく矛盾している。
「B国のために管理職として働きたいの。だけど、帰化するの
はイヤ」

A国人がB国を支配しようと目論んでいると思われても仕方の
ない論理だ。

一方
「私はA国人だけど、B国の行政に携わる仕事がしたいの。だ
から帰化申請するので国籍ちょうだい」
ならわかる。

この論理にはナショナリズムや文化的背景はまったく絡まない
し、絡ませたらいけない。なぜなら、それらを優先するがゆえ
に帰化を拒むなら、公務員、すなわち、国民の奉仕者になりた
い理由がなくなるから。

簡単明瞭。

今回の原告・鄭香均氏が、なぜ「日本国籍を取得せずに」
「公務員管理職」にこだわるのかを国民はよく考えないといけ
ない。

そして、こんな事を一例たりとも日本国家は認めてはならない。

いよいよ運用検討ステージへ

運用系・マスター系分科会も現状分析がほぼ終わったので、
いよいよ、電子カルテシステムに載せるための照合作業と
マスター入力作業に取り掛かる。とはいってもまずは、
電子カルテのメニュー構成や、基本レイアウト、基本機能
を把握するための説明会を開催せねば。ということで、
こないだ(1/24)の運営委員会で、今後のスケジュールを
提案する。

本格的に忙しくなってきました・・・

平日休み

先週の日曜出勤の代休を昨日とりました取れました。まぁ、こういった
仕事なんで、日曜出勤とかたまに徹夜とかってもう慣れっこになりまし
たが、たまに平日休んでも家では、妻や子供達もいなかったり、なにを
していいやらわからなかったりで、結局一日パソコンをいじっていたり
するのは私だけでは無い筈・・・。

と、そんなワケでなにをするでもなくパソコンに向かうのですが、仕事
はさすがにしたくないので、こんなのやこんなのに夢中になったりして
一喜一憂しています。

なんとも無為な時間のように思えますが、これが結構わたしとしては
リフレッシュになっていたりします。

スタッフ募集

7月に着任して以来ずっと1人でやってきましたが、いよいよ1人では
業務をこなせなくなってきました。
 元々、年明けくらいに1人くらいは欲しいなぁ、と上層部には言っ
ておりましたが、先ほど承認が取れましたので、もしこちらをご覧
になっている方で、電子カルテシステムの運営に興味があるかたが
いらっしゃったらご一報頂けるとうれしいです。

aokage3@bluebottle.コム (コムはcomに置き換えて下さいね)
本アドはまださらすのが怖いのでご勘弁ください。
メールを頂いた方にはご連絡します。

処置マスター

看護部と医事課の現状分析が終わったので、摺り合わせ
のMtgを行う。

【Next Action】
・医事課作業 : 医事コンマスターの処置(診区40)
         をリスティング。
・看護部作業 : 処置内容のより細かい把握

【Output】
・次回Mtg : 1/26 11:00~

メーカー決定まで その3

8/下旬

 ホスピタルショーで反応のあったメーカーも含めて仕様、
特徴などの比較検討資料が出揃い、取捨選別を始める。
結果、9社の中から亀田、グローバルソフトウェア、
NTT、日本事務機、東芝情報システムの5社で二次選考
することに。
各社の営業、開発などと面談を重ねた結果、まずグロー
バル社がDPC対応がまだ未着手(05/01の時点では不明
です)なのとクリティカルパスのシステム化予定がない
ことが判明したため、脱落。
次に、NTTが総コストの点で、当院予算を超えていた
ため脱落。残り三社で最終検討。

 最終検討は、全く同じ要望(要求仕様確認書への回答、
導入計画に関するヒアリングシートへの回答など)を出
し、ついで職員対象のデモンストレーションをおこなっ
てもらい、それらの結果を数値化して、最終決定としま
した。
この仕事に携わっている方は、もうお気づきかと思いま
すが、実は、日本事務機と東芝情報の商品は同じです。
開発元はCSIで商品名が「HS-MIRA-Is」。

 で、最終検討の結果、残ったのは東芝情報システムズ
でした。ちなみに医事コンも同社の製品となりました。
 比較検討では、基本機能、個別機能、部門連動、価格、
実績、職員の評価、会社などを評価軸に点数づけしたの
ですが、ここでは紹介はいたしません。
もし詳細をお知りになりたい導入を検討されている医療
関係者の方はご一報くだされば、ご相談に応じます。

 ここまでの比較検討の経験から重要だなぁ、と思った
のは、いかに病院の方向性とシステムメ-カーの方向性
がマッチしているか、ということ。
将来的な拡張性(地域医療連携、物流システムなどとの
連動)を考えるのか?
院内に「医療情報システム」の専任スタッフを置くか?
どこまでをペーパーレスとするのか?といった病院の
ポリシーによって、選択すべき商品は変わってくると
思います。
また、病院が主体的にプロジェクトを進めるのか?
メーカーやコンサル任せにするのか?でも違ってきます。

 こういった病院の考え方やポリシーは理事長、事務長
とのヒアリングで明確になっていたため、私はそれに
基づいた比較検討評価をすることが出来たと自負してい
ます。
仮に、こういったものが不透明なまま価格や目に見える
機能や実績だけで選定してしまうと・・・。

と、いうことでまずはメーカーが決まりました!
さて、次は、もう目の前に迫っているDPCの影響調査
への対応です。

医療情報システム室

なんとか頑張ってBlogを開設はしたのですが、気になるのが
同業の方々。
これだけ、Blogが広まっているのですでに有名なBlogがあるのかなぁ、
とちょっとだけ調べてみましたが、病院職員として「医療情報システム」
を扱ったものらしきものはみあたりませんでした。

あ、そか。日々忙しいしね~。あちこちの部署とのやりとりで疲れるし
ね~。でBlogを弄ぶヒマはないのかも?

んじゃぁ、こんな時間に更新している私はどうなんだ? あれ??

今後、ぼちぼちとぐっぐるさんなどで調べてみてお仲間らしき方を
発見したらお友達からお願いしますメールでもお送りしたいと思います。
頑張ります。

メーカー決定まで その3

プロジェクトとしてやることの続きです。
・医事会計システム
 現在の医事会計システムがすでに7年を経過している、という事で電子カルテ導入を機にこちらも新しいのにしてしまおう、と。電子カルテと医事会計システムはほとんどのケースで連動をしますので、電子カルテメーカーを選定する際には、医事会計システムメーカーとの連動実績や費用などが大きな選定ポイントになりますね。 当院ではこれに加えてDPC導入も考えておりますので、これに対応しているシステムである必要があります。という事で、医事会計システムのメーカー選定に関しては、電子カルテメーカーが推奨するメーカーが検討対象となります。

・DPC導入
 14年から始まったDPC制度に参加したい!という欲望のもと当院も16年度の調査に手を挙げました。この段階では調査協力を行う、というだけで、DPC導入が出来るかどうかはまだわかりませんが、今までの段取りをみると、調査協力(7~10月)~DPC導入(翌年春)の流れが出来ているようですので、DPC導入を前提に諸々の準備をしなければなりません。具体的には DPCに対応している医事会計システムの導入。 ICD-10コーディング病名への対応などなど。

・電算レセプト導入
 せっかく医事会計システムを新しいのにするんだから、レセプトも紙じゃぁなくて電子媒体で発行しよう!という欲望のもと、導入することになりました。最初の申請から導入まで3ケ月かかりますので、春の保険改正に間に合わせるには逆算すると、来年1月には医事会計システムが稼動してないと間に合わない計算に!こうして、医事会計システムの入替月が05年1月に決まりました。

・病院機能評価の更新
 以前取得した「病院機能評価」の更新が来年、ということでこれへの対応もそろそろ始めないといけません。ちなみに、来年7月からは評価体系がVer5になり、より一層厳しくなるといわれています。当院の更新時期は5年10月・・・

・ISO9001の取得
 機能評価と同様にポピュラーな第三者評価基準です。機能評価が、ある一定の基準をクリアしているかどうかを審査するのに比較してISOは、ある一定の基準を維持し運営しているかを主に審査するところに違いがあります。ただ審査対象に重複しているものも多いことから、近年は両方を受審する病院も増えてきました。こちらも5年秋に受審予定。

 ということで、私が担当するミッションが明らかになってきました。 来年7月稼動を目標に電子カルテシステムを立ち上げつつ、DPC調査に協力するために、様式1形式のファイルを作成しながら、医事会計システムの更新を年末までに行い、電算レセ切り替えに必要なアクションを起こした後、DPC導入の可否を見極め、機能評価やら、ISO9001やらのマニュアル準備、スキーム作りなどの細々した資料作成を行いつつも、あちこちの部門から出てくる様々な要望(主に部門システム関係)に応対しながら、導入の可否を検討する。

 と、こんな感じですか。 特に電子カルテについては「立ち上げつつ」なんて簡単には済まされないほど、決めるべき事、行うべきことがあるのですが、それはまたの機会に。
 
 次回はようやく、メーカー決定の本題に入りたいと思います。