弁理士バッカスです。
昨日は、午前中打ち合わせ、終了後すぐに委員会、その後さらに別の委員会に参加して、最後に委員会主催の研修に参加と、事務所戻りが午後9時半すぎになってしまい、ペタにも行けず申し訳ございませんでした。
さて、昨日の研修は、標準化に関するもの。
標準化は特許とも深い関係があります。
標準化に際してパテントプールなどが行われていますよね。
でも、昨日の研修で一番おもしろいと感じたのは、「試験方法規格」の標準化についての話。
例えば、液晶テレビの試験方法の規格では、いろいろな測定項目が定められているのですが、これが実はどのような点を改良すればテレビとしての評価が高くなるかが分かるようなものになってしまっていて、これを一番活用したのは、日本メーカをキャッチアップしたかった韓国・台湾メーカだったとか(笑)
たしかに映りなどをきれいにするには、どんな項目に気をつけなければならないかが分かるようになっており、R&Dの方向性を示唆するようになってしまっています。
逆にヨーロッパなどが作る試験方法規格は、例えば何時間みたときに頭痛を感じないない(実際には違います。あくまで例え)など開発の方向性はわからないけど、比較はできるようになっているものなのだとか。
日本は、こういう点で戦略性がないから、市場が拡大すると、すぐにライバル国のメーカに負けるんですね…
また、例えば、試験方向の規格で、「コントラスト比」も挙げられているのですが、各メーカーは差別化のためにこの数値がいくつだとか競っていて、現在では100万:1だとか200万:1になっているが、人間の目では暗いところでも1000:1程度までのコントラスト分解能を持っていないので、完全なオーバースペックになっているとのこと。
メーカーとしては、高く売るために差別化しているのですが、ユーザにとってはほとんど意味のない開発をしていて、ユーザもそれに踊らされて高い値段で買っているわけです。
このように「標準化」も勉強してみるととても面白いものです。
興味を持った方はちょっと勉強してみては?