お客様からの感謝 | 商品・製品を守る知恵 by弁理士バッカス

商品・製品を守る知恵 by弁理士バッカス

商品・製品を他人の模倣から守るヒントを提供します。

さあ、知的財産を活用しましょう!

弁理士の仕事の一つに、拒絶理由通知に対する意見書や補正書の作成があります。


通常、拒絶理由に対してどのように応答するかの指示をお客様から頂いて、それに基づいて意見書や補正書を作成します。


ところが、拒絶理由は、審査基準を理解していないと何がいいたいのか分からないことも多い上に、プロの私達が読んでも分かりにくいものもあります。


このため、大企業で知的財産部がしっかりしているところは、こちらが何もしなくてもしっかりとした指示を送ってくれることが多いのですが、出願件数が少ない企業などは、拒絶理由にどう対処していいかもわからないところも意外に多いのです。


そこで、僕は以前から拒絶理由を受けてお客様に報告するときに、お客様があまり特許等に精通されていないと思うときには、サービスで、拒絶理由がどのような内容で、どのような対処が求められているか、対処するにはどのような方法があるかなどを分析したメモを送ることにしています。


慣れないと大変な手間となるのですが、慣れれば1~2時間ほどで作成できますし、お客様からの指示が不十分で何度もやりとりを行う時間を考えると、トータルでは、作業時間が少なくなり、お客様への請求金額も抑えることができることが多いのです。



先日、僕が10年ほど担当している企業の知的財産関係部署の部長さんと飲む機会があったときに、経験の浅い部員は拒絶理由に対して的外れな応答案を作成することも多くて困るが、僕の作ったメモのおかげで、部員の理解も深まったし適切な対応ができるようになったと、大変感謝されました。


このようなお客様からの感謝が仕事の上での一番の喜びです♪


こちらこそ、ありがとうございました!