11月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、半月経ったところで、先月の本の感想の続きです。

かなりのうろ覚えです。

もっと、読書ノートを真剣に書かないと内容を覚えていない。

まあ、それだけの本と言えば言い逃れになるか。

では、続きです。

 

 

「神は妄想である」  リチャード・ドーキンス

・ロバート・M・パーシク曰く。

「ある一人の人物が妄想にとりつかれている時、それは精神異常と呼ばれる。

多くの人間が妄想にとりつかれている時、それは宗教と呼ばれる」

・テンプルトン賞、1973米投資家ジョン・テンプルトンが

宗教的知見の発展貢献した人に贈る賞として作った。

巨額の賞金ゆえ、宗教界のノーベル賞と言われる。

・ラルフ・ウォルド・エマーソン曰く。

「一つの時代の宗教は、次の時代の大衆文学である」

・トマス・ジェファーソン曰く。「神学の教授が

我々の憲法に占めるべき場所はない」

・旧約聖書で「知る」と言う言葉はセックスの事。

・ヴィクトル・ユーゴー曰く。

「どの村にも灯りをともす教師と、明かりを消していく聖職者が居る」

・ヒッチコックがドライブをしてふと窓の外を指さして言った

「あれは私がこれまで見た中で最も恐ろしい光景だ」

それは、小さな少年と司祭が言葉を交わしていて、彼の手は少年の肩に置かれていた。

ヒッチコックは窓から身を乗り出して、

「おい君!逃げろ!何が何でも逃げるんだ!」と叫んだ。

読んでいて思ったのは、偉人の中にはかなりの無神論者が居た。

それは当然だと思う。神の入る余地は真実には少ないから。

人の優しさは人格形成で産まれると思うので、宗教は必要ないと言いたい。

って、俺は性善説か?

 

 

「神は、脳がつくった」  E・フラー・トリー

・モンテーニュ曰く。「人間は全くいかれてる。

虫けら一匹さえ作れないくせに、神を何十も作り出す」

・ネアンデルタール人 平均身長165㎝平均体重84㎏。

結構太ってるな…。体脂肪率は解らないけど。

・スウェーデン動物園のサンティノと言うチンパンジー。

午前中に来援した客に投げる為の石を積み上げている。

・ジェームズ・ボールドウィン曰く。

「おそらく我々の問題、すなわち人間の抱える問題の全ての根拠は、

我々が人生の美を全て犠牲にして、己をトーテムに、タブーに、十字架に、

血の生贄に、教会の尖塔に、イスラム教寺院に、人種に、

軍隊に、国旗に、国家に、縛ろうとする事にある。

それは我々が持つ唯一の事実である死を否定する為だ。」

・古代メソポタミア社会では、漁師は淡水と海水の二つの会社が分かれて登録されており、

蛇使いの会社の登録もあった。

こいつも読むのに疲れました。

人類の進化の本を何冊か読んでいるので、大体の流れは解りました。

どちらかと言うと、神と言うより、脳の本でした。

まあ、大脳新皮質が生んだものって多いですよね。

役に立つかどうかは別にして。

 

 

「一流の死に方」  井上裕之

偉人(?)の死にざま。

これも悪い所はあまり書けないよな。

中学生向けの本で、ちょくちょく著者の自慢が入るのが気になる。

碌な死に方しないんじゃ?

こんなこと書いたら、俺の方が碌な死に方以前に早死にしそうだ。

 

 

「シャーマニズム」  シャルル・ステパノフ&ティエリー・ザンゴンヌ

インディアンじゃなくて、ネイティブアメリカンの話と思ったら、

中央アジアのシャーマニズムの本だった。

ソ連になった時に、完全に否定されたがやっぱり一部残っていたようで。

この知の再発見シリーズは欧州中心が多いな。

昔はよく読んでいたが、どれを読んでるのか読んでいないのか解らなくなった。

 

 

と、まあこんな調子。

上の二つは当りでした。時間はかかりましたが。

前半の「愛を科学~」「子どもは40000万回~」も当りだった。

今月もいい本に当たるといいけど、

図書館に行くのが心底寒くなった。今日がそうでした。