職人列伝 S氏とパン屋 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、暖かくていい12月ですね。

もっとバイクに乗ればいいのに、

明日からの出張で色々ありましてね。

 

で、昨日と今日の話。

昨日の新宮の方の現場で、新規入場教育を待っている間に、

ベテラン職人さんが若手?の事を話している。

「Sはやる気は見えるんだが、結果が…」

「ここで待っていろと言ったんだけど。    居ない。

他の人に言われて、他の所に行っていた。

俺に言われているから、動けないって言えばいいのに

他の場所で一生懸命手伝ってやんの、

こっちは探すのに時間かかるって言うのに…」

 

「俺の丸鋸が見つからんのよ、盗られたか誰かが勝手に使ったかもと、

各棟の大工さん皆に見たら声かけてって言ったのよ。」

「それなら、Sが持って行ってるのを見た」と、もう一人の職人が言う。

「そうかSか?丸鋸結局何処にあったと思う?

この裏の、シートの裏よ」と、棚の一番上のシートを剥がして言う。

「これはもう隠してるだろう?

盗られるかもしれんと気を効かせてかも知らんけど、

俺に言わなきゃ隠してると同じだろう?

普通は元在った所に置いとくけどな…」

等々続けます。

待っていた自分、

「Sを見てみてぇ~~~」と、ずっと思っていました。

何回も、「Sって、今日現場に来てます?」と、言おうと思ったがやめた。

もっと、愚痴が続きそうだから。

聞いてる分ならいいけど、聞かされる分には辛そうだ。

 

 

で、今日はいつものパン屋に。

クリームパンのクリームも作ってるの?と、訊くと。

自分で作ってると。他の総菜パンもあるのにいったい何時にやってるの?

「4時からやってる、で、6時開店。」

「一人で、凄ぇな~~」と、答えると。

「俺、天才だから」と、親父は何の躊躇もなく言う。

そこで、バードは。

「あ、それ聞いた事がある。北九州に天才パン屋が居ると。

確か、九スポ(東スポの九州版)に載ってたよ。ネッシーの記事の隣に!!」

で、二人で笑ってお別れ。

 

ホント、週休二日の訳が分かるよ。

パン屋もハードな仕事だな。

ジャムおじさんも白髪になるはずだよ。

確か白髪だよな?

 

では、また明日から出張です。

俺も楽じゃないね~~。