許されざる者 | 魚のハリセンダンス

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ウソだらけです

どうも、今日は家に居たバードです。

雨が降るか降らない詐欺状態で、結果雨が降り始めました。

出かけなくて助かった。

 

 

で、そのGW中に見た映画。

「許されざる者」、言わずと知れたアカデミー映画。

アカデミー映画に値する映画でした。

 

まぁ、西部劇だったら善人悪人が出てきますが。

この映画では、その境界があやふやと言うか無い。

誰もが、おのれの信じる善人で、周りからは悪人となる。

神の前では全員悪人とも言える。

己の正義は他人の正義にはならない。

 

仲間意識の強烈な表現としての復讐も、殺人で完成する。

悪以外の解決方法が無い、それが西部の掟よ…。

 

 

昔に比べてのクリント・イーストウッドの演技も枯れ具合がいいし。

俺の知っているジーン・ハックマンは善人で、

泣きながらフレンチコネクションの撮影をしたのを考えると。

やっぱり、この人の演技は良いよね~~~。

保安官で正義だが、今で言うと現代の警察の様な感じの正義。

売春婦も当然悪だけど、必要悪である。現代でも存在する。

その彼女達の仲間意識が今回の発端、友情だ。善だ。

登場人物の誰にでも自分を投影できる映画。

傍観者としての物書きも居る。それは殆ど俺だ。

己は、己しか許す事が出来ないと言うのを実感しました。

 

 

監督してもクリント・イーストウッドは凄いよな。

と、思える映画でした。

ジョン・ウェイン映画の18本分はあるね。

当人比ですが。