3月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、花見するより下に落ちてるゴミを拾う方が先。

いやあ、昨日はマクドナルドのテイクアウトのゴミが

道路にいっぱい舞っていたよ。将にSDGsだね~~。

グルグル回っていたよ。

では、続きです。

 

 

「マクニール世界史講義」  ウィリアム・H・マクニール

・アメリカ大陸原産のトウモロコシ・ジャガイモ・サツマイモ・トマト

ピーナッツが旧大陸の人口増加に役立った。

まあ、単一栽培でアイルランドみたいな悲劇も起こったが。

逆に旧大陸が持ち込んだのは、病気と彼らにとって新しい神。

要らない物かも・・・。

・イタリア人の人文学者キケロが使ったラテン語の復権で

近代が始まった。それを使わなかった時代は中世となる。

中世暗黒時代か・・。

講義にしたら非常に解り易く、もっと突込んでもイイかも。

そうしたら、文庫本にはならないか。

 

 

「大人の雑学 西洋画家辞典」  らち まゆみ

・ボッティチェリ=小さな樽。元々は大酒呑みで

太っていた兄のあだ名。なぜかそれが??

歴代の有名画家のエピソードがつらつらと書かれていますが。

現代の画家?より、エル・グレコが載っていないのがいかん。

ウォーホールやリキテンスタインとか両方は要らないだろう?

画家かどうかも解んないし。

 

 

「LBGTの不都合な真実」   松浦大悟

・WHOが同性愛を精神疾患の分類から外したのは1970。

まあ、人それぞれを信条としている自分だから、

各々の権利や意見を尊重する世の中になって欲しいと思いますが。

ただ、あらゆる組織は時と共に腐っている典型がここでも行われる。

そして、自分が見ていない映画のネタバレを2本この本でやられた。

それは、いかがなものかと・・・・。

 

 

「ブラック・アース(上・下)」  ティモシー・スナイダー

・ソヴィエト勢力が維持する声明とは終身刑。

・WWⅡ前のソヴィエトはバルト三国より貧しかった。

・ホロコースト犠牲者中、ドイツ系ユダヤ人は3%。

脱出したと言うのもあるだろうが、ナチス占領下の国々が

どれだけ協力的だったかというのも一因。

今話題のポーランドやウクライナ等々。

現代でも5秒に一人の子どもが餓死しているこの世の中。

ナチスに占領された地域でのホロコーストの実態を書いてる本。

読んでいて嫌になりますが。現代でも行われるのがフィードバックされて、

更に嫌になります。

イタリアでのユダヤ人犠牲者が少ないのは、ラテンだね~~。

 

 

「違和感ワンダーランド」  松尾貴史

よっぽど政治家が嫌いなんだろけど。

言ってる通りな所の現実がもっといや…。

駄目だよな、政治家って・・・・。

 

 

で、今シーズン’21-’22が終わりました。

 

バード「本」大賞は。

「人体大全」ビル・ブライソン新潮社でした。

何の栄光も栄誉も本屋の売り上げにも貢献しない事は請け合いです。

さて、次のシーズンはどの書籍が賞を取るか!

誰も注目するな!!

 

 

追記:先月読んだ本にある宮崎学さんが亡くなられました。

   面白いの書く人だったのに、残念です。