12月の本① | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、恥も外聞も無く籠りっきりのバードです。

話しましたっけ?

日が短くなったから、仕事が定時で終わった時は

小一時間プラモを造っていたのが。

暗くて作らなくなって、その分を読書に充てたと。

結構ハードカバー本を読めてる。

 

で、先月読んだ本です。

 

 

「兵站」 福山隆

軍隊の輸送部隊の話を元自衛官が書いていますが。

いつも思うが旧帝国軍の馬鹿どもの話はパンチがある。

今のスポーツ界とあまり変わらない所が笑える。

 

「『拷問』『処刑』の日本史」  水野大樹

・火刑の場合は男は鼻と金玉を焼いてとどめを刺し。女は鼻と乳房。

黒こげの死体は3日間放置されて、鳥や野犬の餌になる。

有史以来の処刑の話(神話も含む)、禁止されてる時代もあったんだが、

名目上で実際はただ普通に殺しているだけ。

自分の知っていた、ノコギリ挽き刑で本当に通行人にがやろうとして、

待て待てと止められた話は書いていなかった。

 

「中野京子の西洋奇譚」  中野京子

・ヴァンパイアは、リトアニア語のWEMPTI(飲む)から来たらしい。

・スイスの新聞の調査で、獣医は人医より5倍自殺率が高い。

・昔、自殺者は教会の墓地ではなく十字路の傍らに埋められた。

その内犯罪人もそうなり。天国に行けない彼らは悪霊となり出て来る。

そこから例の十字路で悪魔に魂を・・・の話になる。

読んでいて、途中から何かの連載かな?と、思ったら。

婦人公論で連載されていた物だった。

それに一番びっくりした。

 

「アメリカ 暴力の世紀」  ジョン・W・ダワー

戦後のアメリカの支配(警察行動?)の話ですが。

第一次湾岸戦争で、ベトナム戦争のトラウマを払しょくしたと思ったら。

その息子が、第二次湾岸戦争で新たなトラウマを造った。

これには笑った。凄い親子だよ。

 

「ナチスの楽園」  エリック・リヒトブラウ

・フォン・ブラウンがナチ時代の事を訊かれたら、

「アメリカに移住する際に全て調査済みだ」と、答えてくださいと

将校から言われた。

彼は生きてる間中は余りビッグ過ぎて突き詰められないが。

その他の人は吊るし上げられたり、国外退去。

ユダヤ人過激派からのテロを受けてる。

アメリカが必要としたから受け入れ、

ヨーロッパでのスパイとしてCIAが雇ったりしたが、

CIAはその後は庇わなかった。

フォン・ブラウンはどっぷりナチだけど、

今でも英雄の様に言われてるが、

V2ロケットを落とされたイギリスは複雑だったろうな。

 

あと一冊ありますが。

それは面白かったので、第二部で。