2月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、不思議な感情の中で読んだ2月の本です。
結構読んでいるんですよ(笑)。



「20世紀イギリス短編集(上・下)」   編訳:小野寺健
・死人を葬ることは、死人に任せておくがよい。マタイ伝
・久々に小説を読むと面白かった。
まあ、失楽園も神曲も小説と言えばそうだが。
そういう事じゃない。
「婦人之友」に乗っていた物を再編したものらしい。
イギリス文学は何かジメッとして暗い。
イメージですが。


「ヨーロッパのキリスト教美術(上・下)」   エミール・マール
・シヴァの女王の足はガチョウの足。
オリエントの伝説ではロバの足。
・彫刻やステンドガラスはイコンには一つ一つ意味がある。
やっぱり、字が読めない人の為の絵本なのだ。
絵本は我ながら言い過ぎか。
まあ、その象徴が解れば、
海外の美術館や教会に行くのがもっと楽しかっただろう。
ほんの少ししか聖人知らなかっから、
よく解んないの多数だったからな。


「魔女(上・下)」   ミシュレ
なんなんだこの文章は?
主に上下で一人づつの女性を追ってるが。
教会の腐れ具合だけが目立つ。
ローマカトリックでは未だに神父のやばい話がゴロゴロ出て来るよな。


「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上・下)」
・手記だけあって、断片的すぎる。
寓話や、絵画法までやっている。
・知恵は経験の娘。
・下半身の話は載せなかったらしい。
そして、金の無心の話が後半は続く。
天才も俗人って事ね。


「ゴッホの手紙(上ベルナール宛・{中・下}テオドル宛)」  編:エミル・ベルナール
・美しく描けないので、贅沢に描いたのですね。
・先月オランダ・ベルギー絵画紀行の作者のフロマンタンが手紙の中に出て来る。
・中からの弟宛の手紙になると、
売春宿とかの女性の話が減る。
・ゴーギャンによっぽど来てほしかったらしく。
かなり何度も来てくれるように催促している。
そりゃ、重いよ…。ゴーギャン逃げるのも解る。
そして、同じぐらいお金と絵具の無心の弟にしている。
病院の転院の話などは生々しい。


上中下と分けているので。
ブックオフで揃わなかったものを図書館にリクエストしました。
だいぶ本棚の岩波文庫が減りましたが。
重たいのはまだ残ってる。
当たりどころか、
人生の当たり所を捜していましたよ。