休みでした…。
年中無休と言うのをHPで調べてまで行ったのに。
ツキが逃げていきます。
さて、1月の本の続きです。
「本当はこんな歌」 町山智浩 (リ):リクエストした本
・ビースティー・ボーイズ、来日時にナチスのカギ十字が
プリントされたTシャツが売られているのを見て傷ついた。
「だって俺たち、ユダヤ人だぜ」そりゃそうだ。
・ジャン・ジュネ「美には傷以外の起源はない」
やっぱりこの人の本はハズレがない。
「ニセモノ図鑑」 編著:西谷大
某展覧会の出品物の書籍版。
見に行くか見に行かないかと言われれば見に行かないな。
その絵・品・物が本物かニセモノかをはっきりと書いてほしかった。
「浄土三部経(上・下)」
・ガンジス河の砂の話が良い。
数えきれないものの例えとして。
・マニ教の開祖マニ(215-276)は23歳の時インドに旅して。
仏教に触れている。
彼は仏教もキリスト教も非難している。
「仏弟子達は仏の教えを全て伝えたのではなくて、
師から聞いた事のほんの一部を文字にしたに過ぎない。」
よって彼は生きている内に教えを文字に記した。
こういう本は解説の方が面白い。
「ローマ皇帝伝(上・下)」 スエトニウス
・カエサルは一切お酒を呑まなかった。
・アウグストゥスは、凱旋式の時にクレオパトラを引き廻そうとして。
蛇使いを自殺した所に向かわせ、毒汁を吸いださせようとした。
・アウグストゥスはアレキサンダー大王の霊廟を開け、
遺体を取り出しつくづく眺めて黄金の冠を置き
華をまき散らして敬意を表した。
「プトレマイオスの墓は開けますか?」と、訊かれて。
「私が見たかったのは王であって、死体ではない」と、言った。
まあ、みんなラテン気質なんですよ。
「ファウスト(第一部・第二部)」 ゲーテ
第一部を読んで。
あれ?ヒロイン死んじゃったぞ???と、思った。
ネタバレになりますが。最後は主人公が救われる。
これはゲーテの人生観になるのかな?
「論理学哲学論考」 ウィトゲンシュタイン
・オッカムの剃刀:必要無しに多くの物を前提としてはいけないと言う事。
この頃になると、もう神に入る余地はないな。
しかし、読んでいて脳が痛くなった。
と、まあ第二部はこんなところで。
第三部もあります。
もう、嫌みの如く読んでいましたから。
当たりはやっぱりのローマ皇帝伝。
今までの知識の復讐になるというか、
今まで読んだローマ皇帝本の大本になる本だから。
これで一つ古典を読んだという満足感に浸れました。